避難ルートを実際に歩いてみました。~西伊豆・戸田編~

pamapama

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これは合併後のものですが、近くには「旧戸田村」時代のマンホールもあります。
これは合併後のものですが、近くには「旧戸田村」時代のマンホールもあります。

シリーズでご紹介していく「避難ルートを実際に歩いてみました」。今回は旧・戸田(へだ)村、現在の沼津市戸田地区に行ってきました。

戸田の海水がおいしいらしく、少しなめてはニヘニヘ笑う娘。かーわいい♪
戸田の海水がおいしいらしく、少しなめてはニヘニヘ笑う娘。かーわいい♪

まずは沼津市のホームページに記載されている「南海トラフ巨大地震による津波高・浸水域等について」を見てみましょう。

 南海トラフ巨大地震による津波高・浸水域等について
www.city.numazu.shizuoka.jp  

ご覧のように戸田地区の広い範囲で津波が到達するまで約5分、浸水深は2.0m~5.0mと想定されています。川沿いでは5mを超えると想定されているところもありますね…。

わが家が毎年海水浴を楽しむ「御浜(みはま)岬」は戸田地区の地図の左側にある、海に向かって突き出た部分。砂浜はこの内側になります。

高くても5mという想定ではあっても、家族全員の安全のため。念には念で、今回アプリで検索したのは「25mの高台へ行くには」というルートです。スマホを防水のケースに入れ、海に入った状態でアプリを使ってみました。

その結果アプリが出した答えはこの地点でした。御浜の駐車場は入口専用、出口専用の二つに分かれていてそれぞれ一方通行。アプリが示した地点は駐車場出口を出てすぐの県道の向こう側になります。

御浜駐車場の出口自体がかなりの急こう配の坂道なのでこれを登ればすぐ高台。アプリが示した「最短の高台」は標高が43mもありますから、途中の坂道で25mは確保できていると思います。

でも「海から」「砂浜」「こどもがいる」「ビーチサンダル」「狭い出口での混雑」を考えると、5分以内に出口まで行くのはちょっと難しいんじゃないかな…という印象です。

わが家が好きなのは岬の先端の方にある鳥居の近く。2年前までは毎年そのあたりにテントを張っていました。しかしここからだと高台までの時間は小走りでも駐車場近くにいる時よりさらに5分ぐらい遅くなってしまうかも知れません。

障害のある子供がいると単純に海の家やクルマまで遠いのが大変なので、去年からは海の家及び駐車場に近いところでテントを張っています。もしもの時を考えると、来年からもなおさら駐車場出口に近い場所にいようと思います。

戸田港周辺にいた場合は?

さて、戸田の楽しみは海水浴だけではありません。温泉もありますし、海水浴のあとは必ず漁協直売所やその近くにある知り合いのお店でお土産を買って帰ります。

いいっこ(磯もの)。伊豆の小さな宝物ずら。
いいっこ(磯もの)。伊豆の小さな宝物ずら。
トロボッチ。あ、「めひかり」って書いてある…。
トロボッチ。あ、「めひかり」って書いてある…。

「いいっこ」の塩茹でを冷凍したもの(自然解凍するだけでウマい!身が取れやすくて失敗知らず!)や「トロボッチ(メヒカリ)」の唐揚げは必須です。

ここで地震に遭った場合はどこへ逃げればいいかというと…

海を背にして道路を渡り、1本奥の道へ行くと右手に避難用の階段が見えました。漁協からゆったり小走りでも1分ぐらい。ここを登ればすぐ高台です。

しかし、津波が遡上し、海岸よりもむしろ津波が高いと予想されている川に近いので、やはり1秒でも早くこの階段に上りたいところです。

興奮して夜明け前からピーヒャラ騒いでいたため、目がはれ気味の娘。かわいさの調子が悪い。
興奮して夜明け前からピーヒャラ騒いでいたため、目がはれ気味の娘。かわいさの調子が悪い。

戸田漁協直売所

ことしの夏ももうすぐ終わり。海水浴場の人出も次第に減ってくるでしょう。しかし夏以外でもきれいな景色やおいしい魚介類で楽しませてくれるのが伊豆半島の魅力。今後もこのシリーズを続けていく予定です!

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