「復興が進んでいると言いたくても言えない」国道6号線の風景(2016年11月) iRyota25 2016.12.23 3 7,398 0 道は必ずどこかにつながっている。どこかに続いているからこそ道だともいえる。どこかとどこかを結ぶ道は別の道ともつながっているから、大げさな言い方をすれば、道をたどっていけば日本中どこへでも行けるということになる。海路や空路も考慮に入れれば、世界中が道でつなが
東北地方、熊本旅行のモデルプランを考えました akaheru 2016.11.30 4 2,129 0 東日本大震災後、定期的に東北地方に旅行でお邪魔させていただいております。 「一番の支援は現地に訪れること」と心に言い聞かせて向かうものの、毎年我々の方が現地の方によくしていただき、お世話になりまくって帰ってくるという展開で、いつも癒やされて帰ってきます。 ◯
【今週の一冊】 子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?_おおたとしまさ Vermeer 2016.10.03 2 2,279 0 子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? 親が子供にすべきことってなんだろう 「なんで勉強しなくちゃいけないの?」という問いに対して、8人の識者が答えている。 要するに、勉強する理由がいろいろな視点で書かれた本である。 この本の面白いところは、親に向けてだけでな
ショッピングセンター 1階浸水高さ2.8m iRyota25 2016.06.17 0 3,955 0 駐車場に面した正面入り口からショッピングセンターの中に入ると、ケーキ屋さんの隣にある階段にはこんな表示がある。 「この階段は津波警報時、屋上まで避難できます」 その上には「最大の津波高さ【2.8M】」との表示。 店内を歩くと、津波到達高さを示す表示が何カ所かに掲
【明治三陸津波120年】息子へ。東北からの手紙(2016年6月16日)中島みゆきと寺田寅彦 iRyota25 2016.06.17 1 2,181 0 今年の6月15日は明治三陸津波から120年となる記念日だった。全国版の報道はいざ知らず、東北では新聞やラジオでも、明治三陸津波についてのニュースが流されていた。といっても、ほんのわずかだったが。 今回東北に来て、最初に立ち寄った釜石の石応禅寺で明治三陸津波の年号
【明治三陸津波120年】120年前はほんの昨日 iRyota25 2016.06.17 1 10,797 0 明治29年6月15日午後7時32分、岩手県釜石市東方約200kmを震源とするマグニチュード8.5クラスの巨大地震が発生。この地震によって発生した津波は、海抜38.2mという当時の観測史上最大の遡上高を記録し、岩手県、宮城県、青森県の沿岸部を中心に甚大な被害をもたらした。 ——と
息子へ。東北からの手紙(2016年6月10日)吉浜のおじさんとの5分間 iRyota25 2016.06.13 3 1,962 0 「お兄さん、どこから来たの?」岩手県大船渡市三陸町吉浜で碑文の写真を撮っていたら、軽トラックに乗ったおじさんから声を掛けられた。 静岡の伊豆と応えると、「伊豆かあ、なつかしいなあ。昔からの友達が伊東に住んでてな、何回か行ったことがあるよ。百メートルくらい走
釜石市浜町の避難階段(初夏) iRyota25 2016.06.12 3 4,879 0 akaheruさんがぽたるに投稿された釜石市浜町の避難場所。小さなお子さん連れのakaheruさんが体験されたのは12月ということだったので、半年後の6月、初夏の浜町の避難場所を歩いてみた。 津波の被害を受けた建物が撤去されて更地になった場所に「津波避難場所」との看板が何カ
【シリーズ・この人に聞く!第125回】ラグビー全日本元主将「なんのために勝つのか。」著者 廣瀬俊朗さん kodonara 2016.06.10 2 4,871 0 2015年ラグビーW杯で日本が世界の強豪国相手に3連勝したのは記憶に新しいですが、その立役者となったのが、今回ご紹介する廣瀬俊朗さん。あの五郎丸歩選手も絶賛するキャプテンシーを発揮して勝利に貢献したラグビー全日本W杯元主将。リーダーに必要なスキルとは?ラグビーの
息子への手紙【空気の研究】水木しげるの「総員玉砕せよ!」 iRyota25 2016.06.07 3 5,873 0 昨年11月30日、水木しげるさんが逝去された後、書店には水木しげるコーナーが設けられ、戦争中の体験を描いた「総員玉砕せよ!」など、多くの作品が平積みで並べられた。そんな折り、氏を追悼する意味で本書の書評を書こうと思い立ったのだが、書評なんて堅苦しい文章を書くこ
息子へ。被災地からの手紙「神戸の人たちの津波への危機感」 iRyota25 2016.06.02 3 6,159 0 避難誘導看板の周りが暗く見えるのは、ライト内蔵の電飾表示が明るいから。この誘導看板が設置されているのは神戸の中心街、元町のアーケードの天井だ。 アーケード街全体が見えるように撮った写真を補正してみたものの、ライト入りの誘導看板は白く飛んでしまった。それだけ
息子へ。被災地からの手紙「あざ笑うかのような災害のパターン」 iRyota25 2016.05.31 1 2,046 0 熊本で最初に震度7の地震が起きてから10日後、介護施設の避難所で出会ったおばあさんがこんな話をしてくれた。 家がどうなっているのか分からない不安 「最初の地震が起きたのは、手術で入院していた病院から退院したばかりの時だったんですよ。もう怖くて怖くて、すぐに避難
【シリーズ・この人に聞く!第124回】「1人でできる子が育つ『テキトー母さん』のすすめ」著者 立石美津子さん kodonara 2016.05.09 6 4,349 0 「テキトー」とは投げやりなことでなく、ありのままを受け入れる姿勢。親も子どもも幸せになる「テキトー母さん」6カ条はシンプルで即実行に移せることばかり。子どもが自立すれば、お母さんもラクに。30年以上の教育現場経験をベースに机上の空論でない執筆や講演活動が人気
【2016年春のさくら】かつての陸軍病院に咲く桜【函南町】 izunoshippo200000 2016.04.13 4 2,613 0 伊豆の函南町に陸軍病院として創立された古い病院がある。病院が開かれたのは第二次世界大戦が終わる前年の1944(昭和19)年の春のこと。終戦後、病院の管轄が大蔵省から逓信省に移されて、現在NTT東日本伊豆病院となっている。 けっこう広い病院の敷地内には、地元の人たちに
【復興支援ツアー2015】息子へ。神戸からの手紙「一杯のコーヒーの温かさをさがす旅」 iRyota25 2016.04.11 3 8,551 0 1杯のコーヒーの温かさ。それはコーヒーだけの温かさではなかった 神戸を目指したのは、東日本大震災から2年となる日、「がんばろう!石巻」の看板で行なわれた慰霊行事で出会った人たちのことが忘れられなかったから。 3月11日の光景。「がんばろう!石巻」追悼の集い 「コー
ヒロシマからの道「会うことのなかった父親の形見」 iRyota25 2016.04.11 3 4,753 0 「被爆した最後の館長」と呼ばれる畑口實さん(70歳)のお父さんの懐中時計とベルトのバックルは、いま広島平和記念資料館(原爆資料館)に展示されています。 文字盤が読めないほど焼け焦げた懐中時計 展示の説明書きには、簡潔に次のように記されています。 懐中時計とバッ
息子へ。東北からの手紙(2016年3月18日)「二杯目のお茶の温かさ」【神戸・新長田】 iRyota25 2016.03.25 5 2,035 0 神戸・新長田、大正筋のアーケード街を歩いていて「南三陸さんさん商店街」の青いのぼり旗を見つけた。いや本当は、コーヒーの温かさを探してこの商店街を何往復も歩き回っていたのに、ほぼまる2日、気づかずにいた。さんさん商店街のロゴマークに見慣れていたせいか、何度も
5歳の息子が津波の恐ろしさを悟った道路標示 iRyota25 2016.03.12 10 2,930 0 「ほら、前を走ってるダンプの荷台に青森って書いてるよ。青森から岩手まで来て働いてるってことなんだ。工事を早く進めるために、今でも全国から建設業者が集まってるんだね」 東北沿岸部の現状を身をもって経験するための社内公募ツアーを使って、レンタカーで浜街道を走っ
2016.3.11 祈りのひかり baikinman 2016.03.11 6 1,789 0 キャンドルの光の中、息子と二人で去年訪れた大川小の話をしました。 そのとき、「津波って怖いね」と息子がつぶやいていました。 すべてが流されてしまった後に残った小学校は、とても悲しいたたずまいでした。 それにとても風が強かったことを覚えています。 震災により命を
日本で一番栄えていた地域を灰燼に帰したもの【3月10日東京大空襲】 iRyota25 2016.03.10 1 5,942 0 3月9日の深夜、71年前のたぶん同じ時刻、今では多くの観光客を集める南の楽園、グアム島、サイパン島、テニアン島から飛び立った約300機の爆撃機に搭乗した、およそ3,000人の若い飛行兵たちが、北に向けて飛んでいました。目標は東京です。 忘れないで下さい。東京大空襲を行
震災から5年【変わったもの・変わらないもの】 onagawa986 2016.03.08 12 3,117 0 ≪あの東日本大震災から5年がたちました、被災地の現状はどうなっているのか??・・・≫ 3月に入ったらこのような報道特別番組のCMをよく耳にします。 そうか、あの日から5年もたったのか・・・ それもそのはず 震災当時、小学1年生だった息子は再来週小学校を卒業します。 高
息子へ。東北からの手紙(2016年2月27日)「福島の知人が激怒した東京電力のキャッチフレーズ」 iRyota25 2016.03.07 3 2,758 0 私の知る限り福島の人たちは東京電力にやさしい。そりゃもちろんあんな原発事故を起こした当事者企業なのだから、事故を起こした福島第一だけではなく、危うかった第二原発も含めて、福島県では県内10基すべての廃炉を県議会でも決議している。再稼働してほしいなんていう人に
【復興支援ツアー2015】ツアーから帰ったleoleoさんの息子さんがみんなに語ったこと iRyota25 2016.03.01 0 1,627 0 小さなお子さんを連れての家族旅行です。復興支援のこころを胸に防災について学ぼうといったって、きっと大変だろうなと思ってしまいます。 岩沼市のホテルに積もった雪、閖上港の朝市での海鮮バーベキュー、まるで公園のような千年希望の丘でのAR体験、仙台空港での飛行機と
息子へ。東北からの手紙(2016年2月11日)何もないけど何かがある iRyota25 2016.03.01 0 2,408 0 2月11日、東京・湯島で開催されたロシナンテスのイベントで、じわんと響くことばを聞いた。念のために解説しておくと、ロシナンテスはアフリカのスーダンでの医療支援活動を行っているNGO/NPOで、東北でも仮設住宅の高齢者の健康を応援する活動などを続けてきた。いまロシナン
【シリーズ・この人に聞く!第121回】「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」著者 鈴木琢也さん kodonara 2016.02.05 2 6,093 0 中・高時代、偏差値30台の不良が世界ランキング1位の公立カリフォルニア大学バークレー校を目指し一念発起して猛勉強の末、合格。「地頭なんて知らねえよ」という帯が語る通り、全力で努力を重ねてきた。単なる勉強方法の指南書で終わらず、心の琴線に触れる実話が詰まった一