息子へ。被災地からのメール(2012年12月30日) iRyota25 2012.12.31 3 1,848 0 12月30日 福島県いわき市久之浜 言葉にすることができないんだったら、何もしゃべらなくていい。そのことを教えてもらったよ、きみに。 雨が降る中、ずっと歩き続けて、iPhoneで撮り続けていた動画とスチルを、ホテルで借りたPCで夜中まで編集していたんだね。こっちはいわき
息子へ。被災地からのメール(2012年12月2日) iRyota25 2012.12.04 2 1,843 0 「宿題はちゃんと終わらせたの?」 そんな声を振り払うようにして2人で歩いて行ったのは、前夜の夢の中にあった石巻の町ではなくて、伊豆の国市古奈のレストラン・アクアサンタ。パティオを通りぬけてレストランに入ったら、オウミさんが「おう!」っと声をかけてくれた。 「
息子へ。被災地からのメール(2012年10月22日) iRyota25 2012.11.06 1 1,840 0 2012年10月22日◆石巻(宮城県) 出張に出る前から、石巻日日新聞社の近江さんと会う約束をしていた。石巻に着いたら電話してねと言われていた。でも近江さんもなかなか忙しいようで、なかなか連絡が付かず、けっきょく話ができたのはあたりが暗くなった後だった。 「まだ出先
2014夏休みレポート Vol.8 ~通行止めになったゲートの前にて~ sKenji 2014.09.02 1 1,830 5 前回の話 【ぽたるページ】2014夏休みレポート Vol.7 ~犬山城~By sKenjiぽたる 恵那山の登山口へ 夏休み最終日は、長野・岐阜県境にある恵那山を登る予定であった。 最終日前日、犬山城を見た後に長野県の阿智村にある広河原登山口を目指した。向かう途中に晩御飯を食べ、温
小学校再開につき小学生(息子)にインタビューしました! akaheru 2020.06.05 3 1,824 3 新型コロナウイルスの影響で子供が通う小学校も長らく休校となっておりましたが、先日緊急事態宣言が解除されたことで、ついに再開されました! 今週から再開になったばかりでまだいろいろな制限付きですが、大きな前進です。 どんな感じで学校生活をしているのか、小学生の息
森のようちえん cha_chan 2018.10.25 8 1,813 4 掛川市倉真地区にある時ノ寿の森クラブさんが、活動の一環として行っている森のようちえんに子供たちと参加しています。 森のようちえんを知ったキッカケは息子の幼稚園で配られたチラシでした。 以前テレビで見た、静岡市で定員7名の森で遊んで過ごす園舎のない幼稚園(申し
息子へ。被災地からのメール(2012年11月30日) iRyota25 2012.12.03 0 1,799 0 ◆ 11月30日 最終日の石巻 2週間の出張の最終日は、狐崎浜の漁師さんの船に乗せてもらって、ダイビング調査に同行した。まるで映画に出てくる秘密のプライベートビーチのような浜辺(ただし浜には瓦礫がまだ残っているけれど)や、カキ養殖のイカダなど、なかなかお目にかかれ
青い空に青い鯉のぼり iRyota25 2014.05.02 4 1,799 0 お正月に獅子舞が奉納された東松島市大曲浜の橋の向こうの空が、青い鯉のぼりでうめられている。春霞がかかったうす水色の空を泳ぐ500もの青い鯉のぼりが美しかった。 航空自衛隊松島基地の外周をめぐる道路のカーブあたりからも、青い鯉のぼりの群れは見えていた。玉造神社と
息子へ。東北からの手紙(2014年9月11日) iRyota25 2014.09.11 2 1,794 0 上空を何機ものヘリコプターが飛ぶ。水に浸かった町には独特のにおいが立ち込めている。通勤するためには膝より深い水の中を歩かなければならない。冠水した商店街では泥水に汚れた店の掃除が始まる。集中豪雨被害を受けた石巻市は、震災3年半となる9月11日の朝を「あの日」を
2016.3.11 祈りのひかり baikinman 2016.03.11 6 1,789 0 キャンドルの光の中、息子と二人で去年訪れた大川小の話をしました。 そのとき、「津波って怖いね」と息子がつぶやいていました。 すべてが流されてしまった後に残った小学校は、とても悲しいたたずまいでした。 それにとても風が強かったことを覚えています。 震災により命を
世界一時間のかかるみそ汁作り体験 ~第二回~ cha_chan 2018.09.27 6 1,783 5 7月から富士宮市で行われている富士山麓有機農家シードバンクさん主催の「世界一時間のかかるみそ汁作り」。 前回は大豆の種まきを体験しました。 「世界一時間のかかるみそ汁作り」に参加しました! by cha_chan 今回は大豆の成長の様子を見ることが目的です。 世界一時間の
息子へ。被災地からの手紙(2013年3月12日) iRyota25 2013.03.15 2 1,782 0 2013年3月12日 宮城県石巻市 石巻人たちの「言葉へのこだわり」から見えてくる生きざま。 石巻で際立つ活動をしている人から、言葉の使い方について教わることがよくある。 たとえば「できるだけやる」と「できることをやる」の違い、わかるかな。これは「がんばろう!石巻」
新米父の外出記~成人式の裏で~ orangeoor18 2020.01.16 3 1,782 4 1月12日(日曜)に各地で成人式が行われました。この時期になると、テレビのニュースで式典の様子や新成人へのインタビューなど大きく取り上げられます。自分が20歳だった頃を思い出し「今の成人は大人だな」と感心したり、奇抜な衣装に驚いたりするなど、毎年楽しく観ていま
コーヒーフィルターマスクを(息子が)作って考えたこと akaheru 2020.08.22 5 1,778 4 先日、いつも家族でお世話になっている美容院にお邪魔したところ、カットの間はこれを付けていてくださいと変わったマスクを渡されました。 見るとコーヒーフィルターで作られたマスクで、今つけているマスクが汚れたりしてはいけないからというお店のご配慮でした。 そこに我
息子へ。東北からの手紙(2013年12月25日) iRyota25 2014.01.15 3 1,767 0 (クリスマスのプレゼントということで) 「また東北に行くんだ。大変だね」なんて言われると、けっこうムカついていた。中には「今度は岩手に行くのか。じゃあ女川の様子を教えてね」なんて、トンチンカンなことを言ってくる人もいて返す言葉に窮することもあった。(もちろ
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月1日-その3) iRyota25 2013.06.10 2 1,765 0 2013年6月1日 福島県いわき市大久町小久 いわき市久之浜町の山手に広がる田園地帯、小久に佐藤三栄さんを訪ねた。 佐藤さんの田んぼはすでに田植えを終えていた。田んぼに張られた水に、近くの山の姿が映る。田植えされたばかりの背の低いイネの緑が、風にそよぐ。 なんとも平
息子へ。被災地からのメール(2012年10月26日) iRyota25 2012.11.06 0 1,761 0 2012年10月26日◆浄土ヶ浜・田老(岩手県宮古市)~普代(岩手県) 8日間の日程があっという間に感じた今回の東北出張だった。たくさん走って、たくさんの人に話を聞いたように思う反面、やり残したこと、できなかったことばかりが気になっている。 でも、写真や映像では理解で
息子へ。被災地からのメール(2013年2月4日) iRyota25 2013.02.04 0 1,751 1 2013年2月4日 減災について 東北に行って、期せずして同じような言葉を聞いた。それは、震災を思い出す瞬間のこと。 まず下敷きになったお話は、父さんの会社の同僚の言葉。彼は阪神・淡路大震災で被害を受けた尼崎市の出身で、震災当時は小学生だったそうだ。それでも、「1月
息子へ。被災地からのメール(2012年10月24日) iRyota25 2012.11.06 0 1,745 0 2012年10月24日◆気仙沼(宮城県) いよいよ、という表現は自分でも変だと思うが、今日からはいよいよ父さんにとって初めて行く地域になります。 南三陸を歩いた後、レンタカーで気仙沼に入りました。坂を下り市街地に入ったとたん、まるで戦災の焼け跡のような光景が目に飛び
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月29日) iRyota25 2013.07.05 2 1,745 0 こんな人がいるものなのか、と思った。 大曲浜獅子舞保存会の会長、伊藤泰廣さんを紹介された瞬間、その瞳に射抜かれた。 黒いダイヤ。 というと比喩で石炭や黒曜石なんかのことを言うけれど、その瞳は正真正銘、 黒い金剛石そのものだった。 相手の瞳孔を貫いて、心の底まで
息子へ。被災地からのメール(2012年11月16日) iRyota25 2012.11.17 0 1,743 0 2012年11月16日◆七ヶ浜~東松島~石巻(宮城県) こないだ出張に行ったばかりなのに、今回は2週間以上。ビックリどころの話じゃないと怒ってるかもね。ごめんな。 でも、たくさんの人に会って、いろいろ考えたり感じたりすることがたくさんで、父さんは出張の初日からすごいこ
はまってかだって高田のプチツアー hometown_of 2017.04.19 4 1,738 0 出発地点の陸前高田市コミュニティホール前には20人近い人が集まっていた。今日は町歩きのプチウォーク。晴れているのにぱらっと小雨がぱらつく、変化しやすい春らしい空模様だったが、「大丈夫だぁべ」といざ出発。 「もし歩けなくなったら、キクチさんが背負ってくれるって
息子へ。被災地からのメール(2012年10月19日) iRyota25 2012.11.05 0 1,735 0 2012年10月19日◆久之浜(福島県いわき市) 東日本大震災で被災した地域への出張は今回で8回目。父さんが留守の間、ちょっと寂しいかもしれないが、毎日がんばってることと思います。 これから出張する時には、会社への報告とは別に、きみにも被災地のことを書いて送ることにし
息子へ。被災地からの手紙(2013年5月31日) iRyota25 2013.06.06 2 1,726 0 2013年5月31日 東京 ▼ 金曜日の夜の東京の街なかを通って、東北へ向かった。 終電前の時間帯。渋谷も新宿も、相変わらず夜遅くまで人通りが絶えない。街灯、ネオン、水銀灯、自動車のヘッドランプ…。街は光であふれている。 駅と繁華街のあいだを流れていく人波を見ながら、こ
息子へ。東北からの手紙(2014年1月1日) iRyota25 2014.01.09 4 1,723 0 岩手県の沿岸部を走るたび、釜石湾内の半島から東の海を見ていらっしゃる釜石大観音に立ち寄りたいと思っていた。だから初詣では迷うことなく観音様に決めた。 駐車場から見上げると、高台に立たれた観音様はかなりのスケール感。高さは48.5メートルということだから自由の女