市街地工事現場に現れた遊具 iRyota25 2017.02.18 4 2,569 0 陸前高田市のかさ上げされた土地で進められている中心市街地の建築工事。今週末、現場の一角にカラフルな遊具が登場した。 場所は建設中の図書館の近く。グレーや土色ばかりが目立つ建設現場に姿を見せた遊具は、気持ちをぱっと明るくさせてくれる。いまはクレーンや作業車両
3月13日、陸前高田で震災写真展が始まる hometown_of 2017.03.17 3 1,476 0 コミュニティホールのエントランスでは、語り部の釘子屋さんによる震災写真展が始まり、訪れる人が写真に見入っていた。 釘子明さんは言う。「陸前高田の人は震災を忘れてしまっている。外の人たちよりもむしろ、被災した人の記憶が風化している」と。 震災当日の写真、避難所
「校庭」のない中学校 iRyota25 2017.02.11 3 7,996 0 以前このページで、陸前高田市立高田東中学校の新校舎のことをお伝えした。震災後に合併して誕生した東中が、今年の3学期から新校舎での授業を始めたこと、その竣工式で校長先生が、「この春入学する新中学1年生たちはこれまで校庭というものを知らない子どもたちなのです」と
陸前高田の復興住宅、陽光あふれるガラス戸の中で iRyota25 2017.02.17 4 3,345 0 陸前高田市役所近くの高台にある県営栃ヶ沢アパート。9階建て300戸以上という規模は、岩手県内で最大の災害公営住宅だ。 2月15日、ここ栃ヶ沢アパートの集会場に県知事がやってきて、住民と意見交換するという噂を聞いたので、自治会準備会の副代表(候補)の方、知り合いの住
冬の天気予報とサバイバル iRyota25 2017.01.31 3 1,122 0 車での移動が多いのでFMラジオを聞くようになった。地域の楽しい話題やホットな情報、ここ10数年ほとんど興味のなかった最新チャートの上位曲を聞けるだけでなく、冬の東北ではラジオから流れてくる最新のお天気情報が生活(あるいは生存?)のため必須の情報だ。そして、同じ
作業員や警備の警察官が頼りの商店街 hometown_of 2017.03.25 2 1,134 0 楢葉町の町役場前に仮設商店街が開店していた。 もしかしたら少し前にはオープンしていたのかもしれない。でも、営業しているのを見たのは今回が初めてだった。 楢葉町の町役場近くの高台で半壊していた住宅はとうのむかしに撤去され、ホールボディカウンターを搭載した被爆線
イオン広野店に行ってみた iRyota25 2016.12.07 3 4,250 0 今年3月、福島県の広野町にイオン広野店が開店した。いわき市に暮らす友人たちの間でも、オープン前から話題になっていた。 Jヴィレッジがあることで知られる広野町は、福島第一原発事故で町全域が緊急時避難準備区域に指定され町全体が避難した。避難指示は事故翌年の4月1日
【今週の一冊】 生涯健康脳 こんなカンタンなことで 脳は一生、健康でいられる!_瀧 靖之 Vermeer 2017.04.24 1 1,332 0 生涯健康脳 こんなカンタンなことで 脳は一生、健康でいられる! 自分の生活習慣を見直して、死ぬまで健康な脳に!! 加齢による物忘れと、認知症の違いがよく分かっていなかったのですが、認知症は年を取れば仕方ないのではなく、病気の症状なのだということを知りました。 そ
人の都合と自然の都合 iRyota25 2017.02.06 5 1,938 0 猫くんがぶーたれた顔して座っているのは線路の敷地内。 振り返ると、線路の反対側にはキジの姿があった。シャッター音に気づいてバサバサと近くの山に飛び去っていってしまったが。 キジを狙っていたところに、とんだ珍客(つまりわたし)が間に割り込んできたので、猫くん、
大きな勿来火力発電所と小さなわたし iRyota25 2017.02.18 3 3,255 0 渋滞しがちな国道6号線バイパスを、小浜漁港入口の交差点で南東方向に向かう。ファッションホテルや資材置き場があったり、途中で舗装道路がでこぼこ道になったり、本当に海の方へ出られるのかと不安に思いながらも、県道239号線を走っていくと、小さな集落の先の下り坂の向こ
【岩泉・台風10号被害】積み上げられた被災物 hometown_of 2017.04.23 1 2,282 0 海沿いから国道455線を内陸に向かって走っていくと、三陸鉄道小本駅を過ぎたあたりから雰囲気が変わってきた。道は小本川に沿っている。何度かゆるやかなカーブを曲がると、目の前に被災物の山。 大変な被害だということは聞いていた。支援で岩泉に入って、そのまま居続けてい
大船渡の人たちの新しい町へのねがい iRyota25 2016.11.15 4 2,000 0 県が実施した復興工事の見学会に参加して、地元の人たちの声に真情を感じさせていただく機会があったのでご報告します。 約半日かけて大船渡市内各所の復興工事の現場を見て回った見学会、この日最後のプログラムは、JR大船渡駅があった周辺で工事が進めらている市街地の見学
赤皿貝という名の極上の美味 iRyota25 2016.11.25 6 6,908 0 アカザラガイという食材を知ったのは、まだ関東近郊に暮らしていた頃のことだった。お昼のNHKテレビに地域の特産や風物を紹介する番組があって、その中でその貝が紹介されていた。 平日の昼日中のテレビ番組だから、祝日のことだったのかもしれない。仕事を休んだ時のことかも
来シーズンはもう見られない。『足のスペシャリスト』鈴木尚広引退 doraemon 2016.12.03 7 4,152 0 少し前の話になりますが、今シーズンをもって、ジャイアンツ一筋20年『足のスペシャリスト』鈴木尚広選手(38)がユニフォームを脱ぎました。 引退会見を行った後は数多くテレビに出演していましたが、『誰?』と思った人も多かったのではないでしょうか。鈴木尚広と聞いてす
年末の飯舘村の空気感 iRyota25 2017.02.02 4 1,759 0 いつまでこんな写真を撮っていなければならないんだろう。 福島県飯舘村の役場前に設置された線量計を撮影していたら、そんな声が聞こえてきた。声がしたのは外からではなく、自分の内側から。何しろ周りには人影ひとつないのだから。 村役場にて 村役場の隣には村民の交流の
[関東大震災の記憶]災害の災禍は生活再建まで続く iRyota25 2014.09.12 3 1,836 0 バラックはいやだ。お家に帰ろう ~無邪気なこどもの駄々に泣く親たち~ 災害は発生したその日付をもって記録されるけれど、災害による災厄はその日に終わるものではない。被災した人たちの苦痛は、生活の再建、町の復興の日まで続くということは、91年前に発行された「大正大
2016年初冬、紅葉の意味 iRyota25 2016.11.25 4 2,002 0 この季節になって、以前所属していた会社の社長が、「うん、紅葉いいね」と言った言葉を時々思い出す。2012年の11月、被災した東北の状況を取材しに行くときのことだ。 それは震災の翌年の秋だった。彼が言った「いいね」とは、人々の暮らしがずたずたに破壊されながらも、何
被災地での自殺。ある日の新聞から iRyota25 2016.09.24 5 2,539 0 ある日、地方紙の地域面にこんな記事が掲載されていた。 陸前高田消防署が駆けつけた時には意識がなく即死状態で、飛び降り自殺した可能性がある。 震災の年、家も家族も職場も生活の場も失った人たちは、小学校や中学校などの体育館などに設置された避難所で、夏過ぎまでの長
内陸の「未災地」と沿岸の「被災地」 iRyota25 2017.01.31 2 2,223 0 このところ、岩手県の内陸部の人たちと話をする機会が多いせいか、内陸部と沿岸部という軸で考えさせられることがしばしばある。 たとえば岩手県の場合、東日本大震災で沿岸部はいまなお癒せぬ甚大な被害を受けているが、盛岡市や花巻市、北上市、世界遺産がある平泉町や一関
仮設がなくなる前にもう一度… iRyota25 2016.11.09 6 1,904 0 「交通整理の人を出した方がいいんじゃない?」仮設住宅の支援員さんが冗談とも本気ともとれないことを言う。 仮設にたくさんの人が帰ってきた日 大船渡市のある仮設団地の自治会長さんから「イベントの手伝いに来ない?」と誘われて行ってみたら、それは仮設団地のお別れ会を
年度を越えても帰れない。残された帰還困難区域 hometown_of 2017.04.21 1 4,465 0 3月31日から4月1日の年度末年度始めの慌ただしい中、東京電力福島第一原子力発電所事故で、避難指示の対象となっていた地域の避難指示解除が行われた。3月31日には福島県浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区、4月1日には富岡町の居住制限区域と、避難指示解除準備区域の避難指示
【シリーズ・この人に聞く!第130回】母親の育児ストレスや育児不安の研究に取り組む第一人者 大日向雅美さん kodonara 2016.11.04 4 11,301 0 『母性の研究』(博士論文)から30年。『母性愛神話の罠』から15年。子育て支援活動の実践にもかかわってきた大日向雅美さんに「三歳児神話」「母性愛神話」の「いま」と子育ての「未来」を語って頂きます。 大日向 雅美(おおひなた まさみ) 1950年生まれ。現在、恵泉女学園
「毎度ごひい〜きありが〜とおっ」の意味すること iRyota25 2016.10.31 5 2,221 0 お世話になっている知り合いの仮設住宅で作業などさせてもらっていると、昼間に裕次郎か何かの歌の口笛が聞こえてくる。口笛だけでなく「毎度、ごひい〜き、ありが〜とおっ」と決まった節回しの歌声も交じる。 さすがに裕次郎の口笛だけでは分からないが、歌声で誰が来たのか
岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリに輝いた「わかめソルト」でクッキング! ~ちゃっこいメッセージ~ jina 2018.02.27 4 4,419 8 一緒に働くワークメイトうっちー。被災地応援のため毎年被災した東北の沿岸部に旅行に行く心のやさしいワーママです。こどもの命の話になると涙をポロポロ流して泣いている姿、その後の行動力はある意味「強さ」だと私は尊敬しています。 今年もうっちーは東北に旅行に行きお
味と人情の鶴亀鮨でのドラマ撮影 iRyota25 2016.12.18 3 1,788 0 岩手復興ドラマ、撮影最終日の夜は陸前高田の鶴亀鮨での撮影が行われた。撮影の見学に行ってみると、知人がエキストラとして参加していて驚いた。そればかりか、ドラマの原作者である佐々木俊夫さんは、鶴亀鮨のご主人と同級生だったと聞いてさらに驚いた。 さらに、エキスト