作業員や警備の警察官が頼りの商店街

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楢葉町の町役場前に仮設商店街が開店していた。

もしかしたら少し前にはオープンしていたのかもしれない。でも、営業しているのを見たのは今回が初めてだった。

楢葉町の町役場近くの高台で半壊していた住宅はとうのむかしに撤去され、ホールボディカウンターを搭載した被爆線量調査車両の姿も見られなかった。そしてその代わりに町役場の前にあったのが仮設商店。

「おまわりさんへ。テイクアウトも出来ます。」

楢葉町の仮設商店街を構成しているのは、飲食店2、物販点1。

そのすべてが、地元住民対象というより、原発被災地の復旧のために入っている人たちの生活を支えるために立地している商店だ。

原発事故が発生したのは、福島県の東海岸の大熊町と双葉町。そこから南に下っていくと、富岡町、楢葉町、広野町、そしていわき市に至る。

その途中の楢葉町。この町で営業している仮設商店街が、工事のために現地入りしている人たちと警備のための警察官という現実。

おまわりさんへテイクアウトを勧める表示がなされているという現実、同じ国で暮らす人のどれくらいが知っているのだろうか。

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