いわき市からのショートステイ。田植え体験へようこそ! iRyota25 2013.07.02 5 2,857 0 6月22日からの土日を使って、伊豆の国市にこども達がやってきました。 いわき市の久之浜第一小学校から。 今回のショートステイは、福島から静岡に避難している県外生活者をサポートしている「はままつ東北交流館」の佐藤大さんと、伊豆を拠点に被災地支援を続ける「伊豆どろ
あの日、双葉町であったこと「その瞬間」 iRyota25 2014.04.10 4 2,358 0 福島第一原発で働き、原発の事務所で地震と津波を経験した佐藤大さんが、静岡県で行った講演の内容を書きおこす記事の第一回目。メディアが伝えない話ばかりです。 地震の衝撃で腕時計が壊れて止まる 3月11日、あの時私は会議で東京電力の事務所にいました。その時間はちょう
あの日、双葉町であったこと「あって良かった持ち出し品」 iRyota25 2014.05.09 4 2,015 0 ●第4回 あの日、双葉町であったこと「実体験的地震対策」 次に災害時の一時持ち出し品について。これ、私自身が「あって良かったな」っていうものを紹介します。 手回し式ラジオ&懐中電灯 まず携帯ラジオとか懐中電灯。いま、手回しのタイプがありますね。ちょっと労力は使う
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月22日) iRyota25 2013.07.01 4 2,584 0 2013年6月22日 福島県いわき市久之浜~富岡町 伊豆への短期ツアーに出かけるこども達を乗せたバスを見送った後、久ノ浜の駅前広場で佐藤大さんと長く話した。 大さんは第一原発の5・6号機がある双葉町の出身で、彼自身も原発で働いていて、巨大地震の瞬間は敷地内の事務棟にい
東北の友人たちが言うことには。その10「原発の地元の現実」 iRyota25 2013.06.25 4 1,906 0 被災地では、支援慣れという言葉や、自立をサポートすることが大切といった話を耳にすることが増えてきた。被災地から帰ってそんな話しをすると、「震災は終わった。あとは自助努力だけで十分だ」と勘違いする人がたくさんいる。 簡単に理解できることなどない 早朝のいわき市
東北の友人たちが言うことには。その12「この鍵の意味」 iRyota25 2013.09.19 4 2,880 0 かつて警戒区域と呼ばれ、現在では居住制限区域や帰還困難区域の2つのエリアに新たに線引きされた土地へ、「はままつ東北交流館」佐藤大さんの案内で出かけてきた。 特別な許可がなければ入れない場所へ行き、 自分の目と耳、鼻、口など、 生身の五感でその土地を感じられた体
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月23日) iRyota25 2013.07.02 3 2,816 0 2013年6月23日 福島県いわき市久之浜→静岡県伊豆の国市 震災で負った被害が、そのまま2年以上放置されていた富岡町から、楢葉町、いわき市の久之浜、薄磯海岸、豊浜とまわって帰った翌日の朝――。 父さんは、久之浜からやってきた小学生たちが乗るバスに手を振って、お見送りし
あたしの家だもん! 逃げなきゃ死ぬの! イヤだ!! iRyota25 2013.12.16 3 1,720 0 福島の原発事故の後、ふたたび繰り返された原発事故。ヤマオカ原発がメルトダウンし、大量の放射性物質が環境に放出された。「放射性物質が大量に漏れ出したものではありません」「20キロ圏内の方々にただちに健康被害を与えることにはなりません」――。福島の時と同様に繰り返
息子へ。東北からの手紙(2013年12月15日) iRyota25 2013.12.17 3 1,711 0 今日は沼津の映画館に一緒に行ってきたんだから、手紙ってのも変な話なんだけど。 日曜第一回目の公開に行ったのは、太田監督の舞台挨拶のタイミングを見計らってのことだったんだよ。上映前に「部外者立入り禁止」と手書きで書かれた紙が張り付けられた急ごしらえのパーティ
震災記録写真 ~旧警戒区域のいま~ sKenji 2013.09.24 3 8,771 0 第3回福島視察ツアー(※1)に参加する。 今回で3回目を数える福島視察ツアーは、震災直後と変わらない福島の旧警戒区域を中心に見て回り、現状を共有することを目的としているとのことだった。 旧警戒区域とは、原発事故後に立ち入りが制限されていた区域のことで、福島第一原子
時間が止まった町・富岡町 ~その1~ sKenji 2013.06.28 3 1,989 0 富岡町へ 6月22日朝、震災の復興支援を行っている団体、はままつ東北交流館館長の佐藤大さんと取材先でお会いした。 佐藤さんは双葉町出身で、現在は静岡県浜松市で避難生活をしながら震災復興支援活動をされている。 当初のスケジュールは、楢葉町などを中心に取材する予定だ
海辺の地をゆく「いわき市薄磯・豊間」 2013年6月22日 iRyota25 2013.07.09 3 3,107 0 2013年6月22日(834日目)の福島県いわき市薄磯・豊間 塩屋埼灯台。 美空ひばりファンならきっと訪れたことがあるだろう。「みだれ髪」の歌が流れるスピーカー内蔵の歌碑や、永遠のひばり像が建てられた観光スポット。木下惠介監督の映画「喜びも悲しみも幾歳月」の記念碑もあ
東北、この一枚。(10)国道から見える福島第一原発 iRyota25 2013.09.26 3 5,917 0 福島第一原発の写真と言えば、爆発で破壊された各号機の凄惨な姿や、いまも構内に残る津波の瓦礫、さらには汚染水漏えいが大問題になっている仮設タンク群などを想像するかもしれないが、そういう光景は、ウルトラ特別な許可を得た極々一部の人にしか見ることが許されていない
あの日、双葉町であったこと「原発は生活の基盤だったが」 iRyota25 2014.04.25 2 1,732 0 ●第2回 あの日、双葉町であったこと「パニックを抑えたもの」 東京電力福島第一原発で勤務中に巨大地震に遭遇した佐藤大さん。家族の無事を確認したその晩、町の安全を守るため消防団員の一員として出動します。 避難勧告にはタイムロスがあった 夜が明けて3月12日の朝、避難
あの日、双葉町であったこと「実体験的地震対策」 iRyota25 2014.05.02 2 5,237 0 ●第3回 あの日、双葉町であったこと「原発は生活の基盤だったが」 余震ってずっと続くんです。夜中になっったからって余震はとまらない。これが怖いんです。余震が起きる間隔ってのは、5分とか10分おきから30分に1回くらいというふうに少しずつ時間があいていきますが、山鳴り
映画「朝日のあたる家」2014年の公開予定 iRyota25 2014.01.15 2 1,873 0 映画「朝日のあたる家」、今年も上映劇場の情報が更新されています。愛知県や静岡県の映画館ではアンコール上映もセットされました! 朝日のあたる家のプログラムから 今回はちょっと角度を変えて、劇場で売られているプログラムから「朝日のあたる家」をご紹介します。 プロ
あの日、双葉町であったこと「パニックを抑えたもの」 iRyota25 2014.04.18 2 1,985 0 ●前篇 あの日、双葉町であったこと「その瞬間」 双葉町に暮らし、福島第一原発で働いていた佐藤大さん。3月11日に起きたことをテーマにした講演会の記録です。 家族へ安否が分からないことが強い不安につながる で、次は夜の様子について。私はたまたま家族全員に連絡がついた
あの日、双葉町であったこと「福島の現状」 iRyota25 2014.05.16 2 2,168 0 ●第5回 あの日、双葉町であったこと「あって良かった持ち出し品」 帰宅困難区域では自分の家に入ると「不法侵入」 現在、双葉町、大熊町、そして富岡町の一部が、帰宅困難区域っていうことになっています。5年間は帰れませんよという状態になっています。 不思議なのは、自分
紙面から見る東北 Vol.2 ~原発事故被害者を分断する賠償問題~ sKenji 2014.02.13 2 2,201 0 下記の記事は、本日付産経新聞のものです。 山あいの集落を通る国道に、1本の「見えない線」が引かれていた。福島県田村市内にある東京電力福島第1原発から20キロの地点。集落の区長を務める農業、吉田修一さん(58)は「ここを境に賠償の内容が変わるんです」とアスフ
居酒屋で原発作業員さんと呑んだ1時間 iRyota25 2015.11.27 2 2,739 0 この前の三連休はずっといわき市だった。知りあい3人でカウンターの他にはテーブルがひとつあるだけの小さな居酒屋で飲み食いしていたら、作業服を着た初老の男性が来店して、カウンター席の二つ隣に座った。まだ宵の口、時計は6時半を回ったくらいだった。 初老の男性はマス
不可能と言われた「朝日のあたる家」のDVD化が決定 iRyota25 2016.02.24 1 1,642 0 映画「朝日のあたる家」予告編 NO1 出演/並樹史朗、斉藤とも子、平沢いずみ、橋本わかな、藤波心、いしだ壱成、山本太郎。監督は「ストロベリーフィールズ」「青い青い空」の太田隆文。 太田隆文監督は『製作日記』で「残念ながらDVDにはなりません」と明言していた。しか
はままつ東北交流館、本日ラストスパート iRyota25 2014.03.11 1 1,313 0 東北から静岡に避難してきて、当初は避難してきた人たち同士つながりもなく、生活に関する情報もなく、みんなが大きな不安を抱えていた頃にスタートした「はままつ東北交流館」。 三年近くにわたる活動が、今日をもって終了します。 1年目、浜松の町の中心部にオープンし、東
震災マニュアル ~ 巨大地震が起きる前に iRyota25 2013.01.18 1 6,991 0 地震や津波などの自然災害は人間の力で防ぐことはできません。また地震を予知することもできません。しかし、自然災害が発生した時に、どうやって身を守るのかを、事前に考え準備しておくことで、被害を食い止めることは不可能ではないはずです。 日本列島で生活する限