相変わらず娘のパニックは頻発していまして、以前はほとんどパニックのなかった時間帯（晩ごはんを食べ、お風呂に入ったあと）にもパニックが起こるようになってきました。

夕方クルマを降りてから家に着くまでの時間帯も、髪の毛や服を引っ張っておんぶをせがむ、断ると頭突き、さらに強い髪引き、服引きという行動が現れます。

いつもあの道をあの時間帯に通る方にとってママやわたしがガッシリ肩を組まれたり、髪の毛を引っ張られながら歩く光景はおなじみになっているかも知れない頻度になってしまいました。

以前ご紹介した「丈夫な生地のパーカー」は今後も頼りにしていくとして、夏となった今、Tシャツに関しては「なすすべなし」と思っていました。実際のところ、娘の大きなパニックに対応していると一発でこんな状態になってしまいます。

娘のパニックに対する無策ぶりが露呈するだけなので恥ずかしいですが、ことし購入したTシャツは6月末時点で30枚を超えました。いくら安いと言ってもこれだけ買うとなると負担は大きいです。

しかし！たまには違うTシャツを、と思って検索していたら、前述パーカーのことをご紹介した時に触れた超丈夫な生地「コーデュラ」を使ったTシャツがあることを知りました。

細かい割合は忘れてしまいましたが綿とコーデュラの混合生地で「引っ張りに強い」と紹介されていました。

アウトドアでの本格的なレジャー＆スポーツをやる方にはおなじみなんですかね？コーデュラと言えばナイロンのようなパリパリ生地しかイメージできなかったわたしにとって「Tシャツがある」というのは目からウロコでした。

実際に着てみると硬いということは全くなく、むしろ滑らかな感じさえします。試しに力を入れて引っ張ってみます。おおう、かなり丈夫なことがわかります。

今回買ったもののお値段はふだんまとめ買いしているGILDANに比べると1着あたり3倍ぐらいになってしまいます。でも、もしも「3倍以上丈夫なら」、ね、いいじゃないですか。

すごい素材があるもんだなあ、夢のようだなあなんて喜んでこのTシャツを着た初日、さっそく夕方クルマを降りた娘の機嫌が良くありません。

おんぶをせがんで引っ張って、歩きながらしがみついて5分、家に着いてからはヨギボーの上でわたしと取っ組み合いするように噛みついて約10分。Tシャツはこんな感じになりました。

これは洗濯＆自然乾燥後の写真です。よーく見ると赤で囲んだ部分に3カ所小さな穴が開いていますが、それ以外に目立った傷みはなく、襟もそれほど伸びていません。

歩きながら引っ張られ続ける後ろの襟はちょっとヨレヨレしてしまいましたねえ…でもこれなら部屋着としてはまだまだ使えそうです♪

やはりかなり丈夫なTシャツと言っていいでしょう。しかし、もっと大きなパニックに30分ほどガッツリ対応した時はさすがに襟がダルダルになってしまいました。「高かったのに！」とむしゃくしゃしてしまい、写真も撮らずに捨ててしまいました(;^_^A

いくらコーデュラ混合でも、大きなパニックにはさすがに耐えられません。でも綿100％のTシャツではふだんの甘えによる引っ張り1回でも伸び伸びになってしまうことを考えると「お値段3倍」のこちら、買ってみてもいいんじゃないかと思って追加購入してみました。

娘のパニックは今に始まったことではありませんし、これまでは行動療法を（ママが学んでわたしに教えてくれるという形で）頑張ってきました。

できることならクスリは使いたくないと思って頑張ってきましたが、娘の情緒が大きな振れ幅で不安定になってきたこと、身体が大きくなりお互いに危険な場面が増えてきたこともあり「抗精神病薬」の服用も真剣に検討していこうと考えています。

とても難しい選択です。娘が笑っていると本当にかわいいです。娘がいかに笑顔で過ごせるか、そこに重心を置いて考えていきます。