夜中に中途覚醒してしまう娘が、わたしたち親を引っ張ってリビングへ行くようになって4カ月ぐらいになるでしょうか。
相変わらず2時から3時半ぐらいまでに一度目を覚まし、1時間半ぐらいiPadや絵本を見て過ごし、再びベッドへ戻って2度寝する日々が続いています。トータルで7時間寝れば、そのあとは問題なく起きます。
以前のように目を覚ましても寝室にいてくれるならあまり気を使うことはないのですが、リビングにいるとなると冷蔵庫を開けっぱなしにしたり、ご飯を作れといったり、時には大きなパニックもあったり(今朝もそうでした)で目が離せません。
その間、親はソファーで横になりながらもそこそこ気を張って起きていることが必要で、なかなかしんどい状況になってきました。
セロトニンとメラトニン
暗くなったら寝て、明るくなったら起きる。そんな人間の体内時計が正しく働くためには「メラトニン」という体内ホルモンが大切だと言われています。
・セロトニンは脳から分泌される睡眠ホルモンであるメラトニンの原料。メラトニンには、季節のリズム、睡眠・覚醒リズム、ホルモン分泌のリズムといった概日リズムを調整する作用がある。
・体温やホルモン分泌などを調整している体内時計は、25時間周期で動いている(これが「概日リズム」)。
・しかし地球の1日の周期は24時間。このズレを調整するのが日光。だから毎朝日光を浴びると睡眠・覚醒リズムが整い、質のよい睡眠を得られるようになる。
・メラトニンは夜になると分泌量が増えるとされているので、日中に太陽光を浴びて(メラトニンの原料である)セロトニンをつくっておくとよい。
・朝太陽の光を浴びることでメラトニンの分泌は減少し、代わりにセロトニンの分泌が増え覚醒に向かうというバランス関係が存在します。
・日中のセロトニン分泌量が多いと夜間に分泌されるメラトニンの量も増えるため、うつ病などセロトニンの分泌量が減少している病状の場合は睡眠に影響が出てしまう事になります。
・また催眠ホルモンのメラトニンには抗酸化作用や免疫力を高める作用もあるため、質の良い睡眠をとることは心身の回復にとても大切であることがわかります。
学校では元気いっぱいに日光を浴びているはずの娘。ということは日光を浴びてもセロトニンがじゅうぶん分泌されないのか、それともセロトニンを材料にしてメラトニンを作り出す機能が上手く働かないのか。
詳しいことはわかりませんが、5年ぐらい(かな?あやふやです)中途覚醒が続いている娘にはメラトニンが不足しているのかも知れません。
アメリカではスーパーでも買えるメラトニン
アメリカなどではサプリメントとしてスーパーでも買えるメラトニンなのに、これまで日本では買うことができませんでした。
しかし昨年の6月「小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善」の効能又は効果を有する医薬品として有効性と安全性が示され、「メラトベル」という名前でノーベルファーマ社から発売されることになりました。医師の診断があれば処方してもらうことができるようになったのです。
わが家の選択
投薬についてはこれまで慎重に慎重を期してきたわが家。しかし体内で分泌されるホルモンそのものであるメラトニンに期待を寄せるぐらいは許されるんじゃないかと思うぐらい頑張ってきたつもりです。
処方してもらうにふさわしい状態なのか、娘にとって良い方向に働くのかはわかりませんが、近々お医者さんに相談できる機会があるのです。いろいろお話ししてみます!
最終更新:
akaheru
お薬を処方するかはお医者さんとの話し合いや娘ちゃんの状態によると思いますが、いずれにしてもご家族にとっていい方向に向かっていくといいですね。
※ねこちゃんがたまにお世話してくれたりしないですかね。
pamapama
いい(場面だけを集めた)写真が増えてきたので、ぽつぽつ紹介していきますね♪