市役所に何気なく貼られたステッカーに iRyota25 2016.08.27 3 1,459 0 何気ない一言が胸に刺さることがある。高名なコピーライターが捻り出した名コピーよりも真に迫ることがある。 ここは岩手県の沿岸南部、大船渡市役所1階のとある片隅。市民課の窓口が並ぶ入り口近くから、教育委員会みたいな専門部署へ歩いて行く途中のコーナー。関係者以外は
イオン広野店に行ってみた iRyota25 2016.12.07 3 3,922 0 今年3月、福島県の広野町にイオン広野店が開店した。いわき市に暮らす友人たちの間でも、オープン前から話題になっていた。 Jヴィレッジがあることで知られる広野町は、福島第一原発事故で町全域が緊急時避難準備区域に指定され町全体が避難した。避難指示は事故翌年の4月1日
商売で一番大切なのは「ひと」がいること iRyota25 2016.07.31 3 2,605 0 これは、とある仮設商店街での話。仮設としてオープンした後、町の再建のための工事で道路が通りにくくなるために、もう一度、仮設として移転してこの5月末に再オープンした仮設商店街で聞いた話。 そのお店、トレーラーハウスの商店の窓から外にはラジカセがぶら下げられてい
【復興支援ツアー2019】被災地の「今」と「魅力」を伝える旅 by cha_chan cha_chan 2019.05.07 3 5,653 0 前回の復興支援ツアーでは、東日本大震災大震災で被災した気仙沼市を中心に周りました。 現地の方たちのお話から、あんなに大きな地震や津波、火災があったにもかかわらず、東日本大震災をプラスに受け止める人たちに、7年という短い時間で前に歩き出している強い姿を見ること
「校庭」のない中学校 iRyota25 2017.02.11 3 7,514 0 以前このページで、陸前高田市立高田東中学校の新校舎のことをお伝えした。震災後に合併して誕生した東中が、今年の3学期から新校舎での授業を始めたこと、その竣工式で校長先生が、「この春入学する新中学1年生たちはこれまで校庭というものを知らない子どもたちなのです」と
閑話休題「東北の湘南」ってどこ? iRyota25 2016.12.18 3 4,653 0 他意のない軽いジョークみたいなお話しなので、あまり深く考えられませぬように。 岩手県沿岸で最も南、陸前高田でお茶っこにはまらせて(参加させて)もらっていた時のこと。いまどこに泊まってるのか聞かれて、住田町だと答えると、 「んまあ、そんなチベットみてえなとこか
人は生きる。だから未音崎湾望台はここにある iRyota25 2016.06.11 3 2,832 0 三陸鉄道三陸駅からクルマで5分。越喜来(おきらい)湾を見渡せる高台に、手作り感あふれる展望台を見つけた。ここは「未音崎(みねざき)湾望台」。 ことり集会所と名付けられた東屋には小鳥の巣箱。 天井からはビン玉が吊るされて、漁業のまち越喜来ならではの雰囲気。そし
【ラグビーの聖地・釜石】目指せ復活! yumenoshippo01 2016.06.10 3 2,939 0 かつて新日鉄釜石が本拠地とした釜石市。2019年のラグビーワールドカップで「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」が試合会場に決定したことで、釜石のまちではラグビーの聖地復活への熱が少しずつ燃え上がっている。 たとえば釜石地域の地酒「浜千鳥」は、地元ラグビーチーム
13年 私たちにできること saburouta 2024.03.11 3 876 0 東日本大震災で犠牲になられたすべてのかたに哀悼の意を捧げます。 また、被災されたすべてのかたに心からお見舞い申し上げます。 そして能登半島地震で犠牲になられたかたに哀悼の意を捧げるとともに、被災されたかたにお見舞い申し上げます。 今年は元旦に能登半島地震があ
復興ドラマの舞台となった老舗理容室 iRyota25 2016.12.18 3 2,196 0 岩手復興ドラマの撮影現場に行ってきた。撮影場所は大船渡で一番の歴史を誇る老舗理容室と聞いて、盛あたりの古い町並みに残った建物かと勝手に想像していたのだが、訪ねていくとそこは大船渡市大船渡町の仮設店舗。加茂神社への登り口近くに建つ大同理容さんだった。 老舗と
「復興が進んでいると言いたくても言えない」国道6号線の風景(2016年11月) iRyota25 2016.12.23 3 7,105 0 道は必ずどこかにつながっている。どこかに続いているからこそ道だともいえる。どこかとどこかを結ぶ道は別の道ともつながっているから、大げさな言い方をすれば、道をたどっていけば日本中どこへでも行けるということになる。海路や空路も考慮に入れれば、世界中が道でつなが
今年も開催される陸前高田気仙町の「けんか七夕」 iRyota25 2016.07.23 2 6,268 0 その「けんか」は一度見たら忘れることができない。肚の底にドスンと響くぶつかり合い。そしてお囃子。長い長い綱の引っ張り合い。 勇壮という言葉はこの祭りのためにあるのではないかと思えるほど、力強く魂を揺さぶる祭り。陸前高田の気仙町に長く伝わる七夕祭りだ。 けんか
【東北の風の道】(6号)さよなら三月、また来て四月 hometown_of 2017.04.14 2 1,638 0 3月に入ると気が早い人たちはもう春だ、春だと語り合うようになった。伊豆の河津桜のニュースを見た人が、「高田にも河津桜があるのよ」と教えてくれた。「下和野の浄土寺の境内よ」というので何度か探してみたのだが見つからない。 それもそのはず、教えてくれた人は、「早く
「気仙沼みなとまつり」は8月6日と7日に開催 yumenoshippo01 2016.07.27 2 2,668 0 踊り、パレード、太鼓、花火、海上うんづら、そして湧き上るような熱気。気仙沼がヒートアップする「みなとまつり」は8月6日(土曜日)と7日(日曜日)に開催! 東日本大震災で沿岸部が壊滅的な被害を受けた気仙沼。それでも気仙沼の夏の大イベントみなとまつりは、震災の翌年
空ゆく者たち【2017.3.11】 hometown_of 2017.03.11 2 1,098 0 2017年3月11日。「今日だけではない。今日だけ追悼すればいいというものではないでしょ」と、作業所で働いている青年が切々と語った。少し聞き取りにくかったけれど、思いが伝わってきた。この土地で生きるということは、あの日、突然断ち切られた営みへの思いを抱いて、自ら
【タイムカプセル】いわき市永崎海岸、往年の姿 iRyota25 2016.09.28 2 2,453 0 久之浜でいつもお世話になっている新聞記者さんが、いわき市の「ふるさとだより」をいつも送ってくれる。最新号の表紙は小名浜エリア江名地区の獅子舞。そして、裏表紙には海水浴場として栄えていた当時の永崎海岸の写真。「永崎海岸」という地名がとても懐かしく思えた。そし
楢葉町の誇りだった場所 iRyota25 2016.12.10 2 1,805 0 去年の夏(2015年)、福島県出身で東京電力福島第二原発に勤務していたという人に浜通(福島県の沿岸地方)を案内してもらったことがあった。その時彼が残念そうに語った場所を1年ぶりに訪ねてみた。 その場所は、国道6号線沿いにある、正確には「あった」、道の駅ならは。 国
【ご注意ください】南三陸町防災庁舎へのルートが変わっています yumenoshippo01 2016.07.08 2 3,308 0 かさ上げ工事が進む津波被災地では頻繁に道路の付け替えが行われます。津波の悲劇を伝える場所として多くの人が訪れる南三陸町の防災対策庁舎周辺も例外ではありません。 つい数カ月前までは、津波被害と防災を伝えるため保存されることになっている高野会館前から、かさ上げ
人が帰ってきた富岡町 iRyota25 2016.12.07 2 1,333 0 福島県の富岡町、国道6号線のそばで、親子連れの姿を目にした。驚くようなことではないかもしれないが驚いた。 赤ちゃんを背負い、小さな女の子の手を引いて歩く男性。女の子は、パパと思しきその男性の周りを楽しそうに、飛び跳ねるようにして歩いていた。 いまから3年ほど前
女川の名店「金華楼」が夕刊トップに! yumenoshippo01 2016.03.09 2 2,311 0 女川駅前の新しい商店街「シーパルピア女川」に行った時、知り合いから見せてもらった出店予定マップに金華楼の文字を見つけた時はうれしかった。駅前から港に向かうプロムナードを下っていった場所に、その名店が帰って来ます。 東京新聞:被災の食堂、海辺に帰る 看板と丼6
あれから7年。わたしたちにできること... ~byさぶろうた saburouta 2018.03.11 2 1,828 0 東日本大震災で犠牲になられたすべての方に哀悼の意を表します。 テレビをつけたら 「今がいちばんしんどい時期」とおっしゃっていました。 わたしたちにできること ひとつずつ、少しずつ。
【復興記録写真】岩手県陸前高田市 [2016年1月下旬] sKenji 2016.02.23 2 2,319 0 2016年1月末、岩手県陸前高田市を訪れました。前回、行ったのは1年半ほど前だったのですが、その時の印象とはだいぶ変わっていました。そう感じさせたのは間違いなく「盛土」です。 盛土の高さは最大で12メートルといいます。車高およそ3メートル前後と思われるトラックよりも
【熊本地震点景】物資として送られてきたもの iRyota25 2016.05.11 2 3,110 0 最初の地震から1週間。益城町にボランティアセンターが開設された当日、比較的物資が届いているように見えた避難所で足りていないのは、箱ティッシュだけではなかった。届けられても使ってもらえなかった救援物資もあったのだ。 【熊本地震点景】箱ティッシュがあっという間に
震災後いつものことになった渋滞 iRyota25 2016.12.07 2 1,874 0 海岸沿いに連なる赤いランプ 午前6時、福島県いわき市四倉の国道6号線。6号線は東京から福島県沿岸部を経て宮城県仙台市に至る一級国道だ。とはいえその中間付近、福島県浜通エリアはかつて、どちらかというと交通量も少なめでのどかな道路だったらしいのだが。 東日本大震災