四年目の捜索。行方不明者に繋がる品を… iRyota25 2014.03.06 3 1,713 0 四年目という言葉に軽いショックを覚える。 なぜこの時期に「海岸清掃」の呼びかけなのか。 そこには、新沼タカさんの想いが込められている。 清掃という名の「捜索」。 3年という時間が経過した先には、四年目が自動的にやってくる。 でもそれで、ものごとが自動的に劇的に好
【けんか七夕】山車の準備が進む iRyota25 2016.07.26 3 2,220 0 7月24日日曜日、陸前高田市気仙町。かさ上げ工事現場に囲まれるように立っている公民館には駐車場から溢れるほどのクルマが集まっていた。川を渡った対岸のけんか七夕会場にもたくさんのクルマが集まっていく。 今年のけんかの会場を見てみると、山車に掛けられていたブルーシ
GWこそ備えを「南海大震災記録写真帖」より iRyota25 2015.04.24 3 1,829 0 まず、大前提となるのは、この場所がかつて地震と津波による甚大な被害をこうむったということなのです。のどかな、美しい町の景色にしか見えないけれど。 南海地震が発生したのは昭和21年のこと。今から約70年前、しかも終戦翌年のことでした。戦災からの復興がようやく緒に
広島土砂災害・緑井地区より iRyota25 2014.10.17 3 1,755 0 南三陸の長須賀ビーチの再生に取り組んだり、東日本大震災の行方不明者を探すための潜水捜索をずっと続けたり、こどもたちの明日を応援する活動を続けている勝又三成さんはいま、広島市の緑井地区にいます。 彼のフェイスブック投稿をシェアさせていただきます。こんな人がい
震災遺物・震災遺構(しんさいいこう)津波石 iRyota25 2013.04.02 3 2,407 3 津波石をご存知ですか。 莫大な津波のエネルギーで海から陸地に打ち上げられたり、元あった場所から移動したりした岩のことです。あり得ない場所に運ばれた岩やコンクリート製品などの重量物は東北の被災地でもたくさん見られました。たとえば――、 福島県いわき市久之浜の海で
復興・再生・新生「2013年のことば」佐藤秀博さん iRyota25 2013.01.09 3 1,891 0 クリーニング。そう今年も大掃除だっぺ。 こまごまとしたこと、ふと思ってしまうこと、 ふっ切れるとかふっ切れないとかいうこと。何も変わっていません。 まずはクリーニング。掃除から。ボランティアの人たちもご一緒に、クリーニングからはじめましょう! 佐藤秀博さん(宮
明日を目指すお店リポート「雄勝硯の伝統継承を応援しよう!」 iRyota25 2013.02.26 3 2,347 1 雄勝石(玄昌石)を使った食器が人気です! 600年の伝統を誇り、世界的にも評価の高い雄勝硯。震災前には国内生産の約9割を占める産地でした。伝統工芸品として指定されているのみならず、グッドデザイン賞受賞歴もある雄勝硯の漆黒の風合いが、食器としても人気を集めていま
期間限定! 上野に女川名物が登場。3月11日まで iRyota25 2014.03.04 3 2,755 0 文句なしのおすすめ。 東京・上野で女川名物が体験できるなんて。 三年目の3月です。東京の皆さん、松坂屋上野店本館6階へ、ぜひ! 【お魚いちば おかせい 催事出店のご案内】 3月5日(水)より11日(火)の7日間 松坂屋上野店本館6階で開催される東北物産展に『 女川丼
クリスマスの朝のFacebook iRyota25 2013.12.26 3 1,271 0 最高だったのはこのメッセージ。 今日は窓を開けて外に向かって「サンタさんありがとう」って大声で叫ぶ娘の声で目覚めました。 この文章を書いたのは、石巻でファッション系の通販を行っている若き経営者。東北ブロックでトップクラスの業績をあげていた彼は、東日本大震災で
期間限定の竹灯篭、ようこそ歌津伊里前福幸商店街へ iRyota25 2014.01.07 3 2,207 0 昼間は気がつかなかったのですが、日がすっかり暮れた帰り道、商店街前のイベントスペースが光に包まれていてびっくり。 お正月の夜のキーンと冷たい空気の中に、竹灯篭の温かい灯りがあふれていました。 ここは宮城県南三陸・歌津地区。商店街の名前は―― 伊里前(いさとまえ
息子へ。東北の「夏休みの友」 iRyota25 2013.08.29 3 3,144 0 久之浜・浜風商店街の駄菓子屋さん、あかもの屋さんの店頭に、たくさんの小学生たちの姿があった。まさに「引きも切らずやってくる」ってそんな感じ。 「夏休みだから?」と尋ねると、 「いえもう夏休みは終わりました」と律儀な言葉が返ってきた。 そっか、夏休みの宿題も終
沢田研二が歌う原発。「一握り人の罪」 iRyota25 2014.03.31 3 2,333 0 ジュリー、沢田研二さんが新曲で原発問題を歌っているのを知った。 タイトルは「一握り人の罪」。 ヒトニギリビトノツミ。 沢田研二/一握り人の罪 作詞/沢田研二 作曲/大山泰輝 【一握り人の罪/沢田研二】 昔 海辺の小さな寂れかけた村に 東電が来て 原発速く作りたいと
【海と生きる】気仙沼漁港マグロ水揚げ iRyota25 2016.09.16 3 1,869 0 ゴンゴン、ゴン、ゴンゴンここは気仙沼魚市場。市場の屋根の下に設えられた見学用の回廊を歩いていたら、聞いたことのないと不思議な音が鳴り響いた。 もう昼前で、接岸している船は1艘しかない。小走りでその船の前を目指す。 船の前には大きなステージのようなものが置かれ
女川駅は3月21日に、仙石線は5月30日に開通! iRyota25 2015.02.13 3 2,095 1 もはやニュースと言えないくらい前の話題ですが、宮城県の石巻周辺エリアで不通の状態が続いてきた石巻線の浦宿~女川間、仙石線の高城町~陸前小野間が、それぞれ今春開通します! 3月21日、石巻線が女川までの運転を再開 石巻線は東北本線の小牛田から、気仙沼線に連絡する
こども達に「仮」はない。「仮」であってもそこが学び舎 iRyota25 2014.03.07 3 1,595 0 3月1日、岩手県気仙地方の県立高校で卒業式が挙行された。 ニュースとして大きく取り上げられたのは陸前高田市の高田高校。春高バレー優勝、夏の甲子園出場の歴史を有する、郷土の高等学校だ。 2011年3月11日、高田高校は3階建ての校舎の3階天井近くまで浸水し全壊した。生徒
【東北の名所】松島湾を眺めながら、ひと休憩 ~観瀾亭~ sKenji 2014.04.08 3 2,524 0 宮城県・松島湾を望むように建つ観瀾亭(かんらんてい)。 観瀾とは「さざ波を観る」という意味とのことで、その名の通り、海面のわずかな変化がわかるほど、海が近い。 江戸時代、藩主、姫君、側室などの松島遊覧や、幕府巡見使(※)等の巡視の際の宿泊及び接待用の「御仮屋(お
奇跡の一本松が見つめる2015年 iRyota25 2015.01.05 3 1,877 0 最初に会った時、一本松はすでに切り株になっていた。 次に会った時には、レプリカとして再生された幹だけが寂しく立っていた。 その後は、枝を設置するために足場が組まれた姿、付け替えのために枝が外された姿、 ようやく完成してライトアップされた姿など、奇跡の一本松が
お茶の小谷園からのメッセージ iRyota25 2016.12.18 3 1,853 0 かさ上げ工事が進む陸前高田の町なかの、まさに工事現場のすぐ近く、そして本丸公園に向かう神社への入口近くで、こんなメッセージを見つけた。 今年もあとわずか 健康で笑って 新年を迎えられますように メッセージが貼り出されているのは、創業80年以上、高田の町で唯一のお
明日を目指すお店リポート:久之浜「浜風商店街・はたや」 iRyota25 2013.01.23 3 2,706 1 浜風商店街の食品スーパー「はたや」遠藤利勝さんの603日 (2012年11月3日) 地震の前日、3月10日に妻がいわき市平の病院に入院していたんです。本当は行く予定はなかったんですが、珍しく診察券を忘れたというので届けに行って、その帰り道、平の町を車で走っているときに地
[関東大震災の記憶]無事な家を見ると腹が立つ iRyota25 2014.09.02 3 2,832 0 「大正大震災記」が描いた大震災 ~1 戦前の東京で五大新聞社のひとつに数えられていた時事新報社。関東大震災発生から3カ月後の1923年12月2日発行された「大正大震災記」は、関東大震災の被災地で何が起きたのか、震災直後の様子から、復興に向けての動き、さらに甘粕事件な
陸前高田のベルトコンベアは「希望のかけ橋」 iRyota25 2015.01.21 3 7,904 1 みんなの家から遠望した陸前高田の巨大ベルトコンベア。近くから見ると本当に巨大。 JR大船渡線のBRT「奇跡の一本松」バス停や、一本松への駐車場「一本松茶屋」のすぐ近く、迫ってくるようにそびえ、手足のように長い長いベルトコンベアを伸ばしている。 一本松茶屋は巨大な
しばらく見ることができなかった海 hometown_of 2017.04.11 3 1,021 0 のんきなことに、ここに来ると「きれいな海」とつぶやいてしまう。ここは高田高校仮設。津波で失われた校舎よりも高台にあった第2グラウンドにつくられた仮設団地。6年前の3月11日、たくさんの人が避難してきた場所。町が津波に吞み込まれていくのをなすすべもなく見るよりほ
[21世紀 日本の風景]南三陸防災庁舎のいま iRyota25 2015.08.06 3 2,636 0 かさ上げ工事が急ピッチで進められ、土地がどんどん高くなっていく南三陸町志津川地区。写真の片隅に写るのが何だかわかりますか? かさ上げされた土地の向こうに見えているのは南三陸町の防災庁舎。高台にある志津川幼稚園から撮影したので、上から見下ろす角度になっていま
マンモス防潮堤の続報 ~首相夫人があげた声~ iRyota25 2013.12.04 3 1,913 2 【前のページ】マンモス防潮堤が攻めて来ると…海辺は!! 海と陸の間に続く5階建てビルの高さの建造物。その高さ、奈良東大寺の大仏様とほぼ同じ。マンモスだったら3頭分。トトロの背丈だと7.5トトロ分! これからが大切。 タスマニアのオオツカさんからメールが届いた。マン
「安全だ」とは言い切れない?指定以外の避難場所の検討も! ~後編~ sKenji 2014.02.25 3 2,439 2 前編のあらすじ 今月18日、岩手県陸前高田市が「陸前高田市東日本大震災検証報告書(案)」を公表した。それによると、指定避難所に避難したにも関わらず、多くの方が犠牲になっていた。一方で、助かった人は、避難所よりもさらに高い高台へ「積極的に避難」をしていたケース