日和アートセンターで出会った「20歳の時間」 iRyota25 2013.08.08 3 4,061 0 川開き祭りの翌日、日和アートセンターで展覧会が始まった。展覧会の名称は、 「5人の時間展 意識のながれ」。 仙台市の宮城野高校美術科出身の現役美大生5人が、20歳を迎えるのを機会に石巻に集まり、過ごしてきた時間と変化していく意識をテーマに制作した作品を展示するグ
東松島市長・阿部秀保さんに聞く。 iRyota25 2013.07.30 2 2,249 0 防災集団移転促進事業として住民がみずから選んだ移転先の造成工事は、 市内7か所ですでに着工している。 瓦礫処理では97%のリサイクルを実現するのみならず、雇用も創出した。 復興をめぐり、市民と行政のあつれきの話を聞くことが少なくない中、 東松島市は着実に将来に向
「石巻 まちの本棚」がオープン! iRyota25 2013.07.29 4 3,463 0 [2013年7月27日 宮城県石巻市] いーくうかん。 本がたくさんあってゆったりできる場所。 石巻の街なかに、本を真ん中においたコミュニティスペースがオープンしました。 これまで全国で一箱古本市を開催したり、被災地に本を届けるプロジェクトを行ってきた「一箱本送り隊」と
石巻の塩うに。店ごとにこだわりあり! iRyota25 2013.07.29 2 3,351 0 一箱古本市の表彰式を終え、ふれあい商店街の屋根付きベンチで、電器屋さんの佐藤さんと一日の労働を労っていた時のこと。 ビールはもちろん立町商店街の相澤商店で購入。おつまみはふれあい商店街のいそざき八百屋さんで買った茹でトウモロコシ。夕方の風を感じながらのひと
東北、この一枚。(5)吉浜の津波遺構 iRyota25 2013.07.23 3 2,994 0 岩手県大船渡市の中心部から国道45号を北へ向かうと、釜石市との境界手前に吉浜という町がある。中華料理で珍重される乾鮑「キッピンアワビ」の産地として知られる町だ。ちなみにキッピンとは吉浜の中国読み。吉浜産の乾鮑は世界一の品質と高く評価されてきた。 吉浜の町には
東北、この一枚。(4)増水した女川町中心部 iRyota25 2013.07.23 4 2,146 0 この日、宮城県東部には大雨警報が発令されていた。 女川から海沿いにブルーラインを通って雄勝まで行く計画だったが、道路状況の不安からすでに断念。でも女川までは行けるだろうと、国道398号を石巻方面から東へ向かった。しかし、浦宿の先の坂道を下り始めたあたりから、道
東北、この一枚。(3)陸前高田・うごく七夕 iRyota25 2013.07.23 2 1,920 0 「もしかして取材か何かなの? 個人的なブログとかならどんどん宣伝してほしいんだけど、取材ってことならお断りだなあ。」 陸前高田の「うごく七夕」。たとえ盆や正月には帰らなくても、この日だけは東京や仙台へ出て行った人たちも帰省してきて町中がひとつになるという、年
東北、この一枚。(2)東松島・月浜海水浴場 iRyota25 2013.07.22 1 1,599 0 小さな入り江の奥に広がる真っ白なビーチ。浜辺にはシットオンタイプの二人乗りカヌーがずらりと並べられている。 まさに、海水浴場のオープンを「いまか、いまか」と待っているよう。 ここは東松島市宮戸島の月浜。奥松島を代表するビーチのひとつだ。あれから3度目の夏、よ
東北、この一枚。(1)南三陸・志津川のタコ iRyota25 2013.07.22 2 2,109 0 昔は西の明石、東の志津川って言われてね。ここで獲れるタコはほとんどが東京に直送だったのさ。それがあの津波の後、タコが獲れなくなった――。 南三陸に入ると、いろいろな場所でタコのオブジェを目にする。有名な仮設商店街「さんさん商店街」だってタコだらけ。顔出し看板
南三陸 長須賀つながりビーチ 子供海広場、7月20日オープン iRyota25 2013.07.19 3 2,141 2 大粒の雨が降りしきるビーチ。今日はカモメたちの集会場だが、明後日にはこどもたちの歓声でいっぱいになる! ここは南三陸町長須賀の浜。知る人ぞ知る極上のビーチ。以前は多くの観光客も集めてきた。もちろん地元のこどもたちにとっても自慢の海だった。でもあの大津波で海
狐崎の定置網に期待ワクワク。 iRyota25 2013.07.12 1 2,250 0 マンボウが泳いでるの見たことありますか? 石巻の沖合でもクロマグロが獲れるのご存知ですか? 「牡蠣養殖のいろは」を教えてもらったり、ビーチクリーン活動「石巻海さくら」でお世話になったりしてきた狐崎浜の漁師さんたちが、日々の定置網漁の現場から獲れたて海の幸情報
除染から3年後、トン袋の中身はどうなっているか。 iRyota25 2013.07.11 3 5,129 0 暗闇の中から、大きな黒い塊の群れがヘッドライトに照らされて現れる。 それは道沿いに並べられたトン袋。 福島県双葉郡川内村、日没後の国道399号。集落の道路脇に、除染で出た廃棄物がずらりと並べられていた。おそらくは、搬出先が決まるまでとの条件で。 たくさん入る。ク
ガレキと呼ばないで(富岡町のクルマたち) iRyota25 2013.07.11 3 6,001 0 震災から約2年間、立ち入りが制限されてきた福島県双葉郡富岡町。 避難指示解除準備区域として昼間の限られた時間の立入が可能になった町には、 津波で被害を受けたクルマが多数残されていた。 もしも、自分が運転している時にクルマが津波に巻き込まれたら…。 青い初夏の空の
ガレキと呼ばないで(富岡町の町なかで見たもの) iRyota25 2013.07.10 2 2,773 0 がらんとした住宅造成地の真新しい道の先に、ガレキの仮置き場がありました。 富岡町は、今年の3月まで警戒区域として立入が厳しく制限されてきたため、被災した建物やクルマなどの撤去はまだほとんど手付かずです。 津波の被害を受けた建物が点在するだけの平面的な空間には
ガレキと呼ばないで(クツ) iRyota25 2013.07.10 2 1,975 0 長く警戒区域に指定され、自由な立ち入りが制限されてきた富岡町を歩くと、いろいろな場所でクツを見かけた。 震災と原発災害に見舞われるまで、誰かがきっと履いていたクツ。人が歩くためにつかってきた身近なアイテム。 被災地でクツを見かけるたびに持ち主のことが気にかか
海辺の地をゆく「いわき市薄磯・豊間」 2013年6月22日 iRyota25 2013.07.09 3 3,107 0 2013年6月22日(834日目)の福島県いわき市薄磯・豊間 塩屋埼灯台。 美空ひばりファンならきっと訪れたことがあるだろう。「みだれ髪」の歌が流れるスピーカー内蔵の歌碑や、永遠のひばり像が建てられた観光スポット。木下惠介監督の映画「喜びも悲しみも幾歳月」の記念碑もあ
この人と語りたい。第2回「本柳真一さん@久之浜」 iRyota25 2013.07.09 4 2,452 0 まだ成長するのなら、火を吐くとか尻尾が生えるとか空飛べるとかしてくれねーかなぁ。人外で構わんから。 人外っていうのは、人間に似てるが人間とは違うキャラクター。 昔風に言うなら、こんな意味か。 たとえ鬼神と化そうとも、我、なすべきことをなすのみ。 車窓の向こうに
ガレキと呼ばないで(楢葉町木戸周辺の変化) iRyota25 2013.07.05 1 2,484 0 2013年6月22日、2カ月ぶりに楢葉町に入った。 最初に木戸駅周辺に来たのは今年の3月7日、次は4月19日。 ガレキと呼ばれるのを拒んでいた被災した物やクルマ、そしてあの貨車はどうなっているのだろうか。 伸びる夏草のほか、恐ろしいほど変わらない光景 想像していたことだが
東北の友人たちが言うことには。その11「聞きたくない話」 iRyota25 2013.07.04 5 2,006 0 今年の春、被災地からこども達の受け入れ活動のお手伝いをしていた時のこと。 バスの到着を待つ間、東北から付添で来ていたNさんと、5分間ほど立ち話しした。 いま住んでいる町のこと、商店街の先行きのこと、昔住んでいた町の再開発のこと。話しているうち、震災直後の話にな
いわき市からのショートステイ。田植え体験へようこそ! iRyota25 2013.07.02 5 2,857 0 6月22日からの土日を使って、伊豆の国市にこども達がやってきました。 いわき市の久之浜第一小学校から。 今回のショートステイは、福島から静岡に避難している県外生活者をサポートしている「はままつ東北交流館」の佐藤大さんと、伊豆を拠点に被災地支援を続ける「伊豆どろ
この人と語りたい。第1回「伊藤泰廣さん 大曲浜獅子舞保存会会長」 iRyota25 2013.07.09 2 3,900 0 揃いの法被に赤い鉢巻をぎゅっと締め上げた一団から、伊藤泰廣さんが進み出て挨拶する。 「私たちの舞いをご覧になって、どうぞ元気をお持ち帰りいただきたい。」 キリリとした笛の音に勇壮な太鼓の響き。 獅子舞がはじまる。 大曲浜獅子舞保存会(東松島市)。大曲浜の町は津
富岡町は花の町 iRyota25 2013.06.28 5 2,570 1 原発から約10キロ。今年の3月にようやく警戒区域が解除された富岡町には、 いまもなお震災の爪痕と、原発事故の影響が色濃く残る。 そんな富岡町に初めて入った。 人の姿をほとんど見かけることのない町の中に、色とりどりの花が咲き乱れていた。 富岡駅近くの住宅前に咲いて
原発から10km。富岡町のいま iRyota25 2013.06.28 5 9,522 0 JR常磐線富岡駅。 たんまりと水がたまった「立入り禁止」の標識。 印刷した紙をパウチしたものらしいが、 虎ロープに括り付けるための小さな穴から入ってきたのだろうか。 原発事故から2年余り、警戒区域に指定され続けていた時間の重さを感じる。 月の下交差点から駅方向へ
東北の友人たちが言うことには。その10「原発の地元の現実」 iRyota25 2013.06.25 4 1,906 0 被災地では、支援慣れという言葉や、自立をサポートすることが大切といった話を耳にすることが増えてきた。被災地から帰ってそんな話しをすると、「震災は終わった。あとは自助努力だけで十分だ」と勘違いする人がたくさんいる。 簡単に理解できることなどない 早朝のいわき市
大槌町の澄み切った湧水の未来 iRyota25 2015.11.20 2 2,669 0 カモの仲間やチドリやセキレイなどなど、野鳥が飛び交い、にぎやかな鳴き声をあげているのは有名な飛来地の池ではありません。ここは、岩手県の大槌町。 池のように見えるのは、かつては町だった場所。どうして野鳥の楽園になっているのかというと、大槌町は震災のずっと以前