【さあ、これからだ】アバッセは花の香りにあふれて hometown_of 2017.04.28 1 2,940 0 アバッセに一歩足を踏み入れると、そこには花の香りが溢れている。お菓子屋さんの店先でも、カフェの入口でも、フードコートでも花の匂いしかしないほど。 そんな様子を、気仙沼の知人がこう言った。 「ほんとうにたくさんのお花ね。いい匂いだわ。きっと6年間の思いが、この
【さあ、これからだ】されど、これも現実 hometown_of 2017.04.28 0 4,168 0 陸前高田市高田地区の複合商業施設アバッセたかた。オープニングの4月27日は、店舗やNPO関係スタッフを対象に駐車場規制があった。 もちろん来店するお客さんには舗装された駐車場をご利用いただく。レセプション出席の来賓には、店舗スタッフ用の駐車場を割り当てる。店員さ
アバッセたかたがオープン【写真集】 hometown_of 2017.04.28 0 2,339 0 2017年4月27日、陸前高田市高田地区に建設が進められてきた中心市街地の商業施設「アバッセたかた」がオープンした。 高田の人たちが待ちかねたこの日の模様を写真特集でどうぞ。 オープニングイベントは8時15分にスタート。オープニングには陸前高田の「たかたのゆめちゃん」
天皇陛下より1歳年下の桜並木 hometown_of 2017.04.28 1 1,477 0 釜石市唐丹には桜の名所がある。かつての唐丹村の南から北までずらりと2000本以上も植樹された桜並木だ。 花びらが散り始め、若葉の緑が目立つようになっても、その美しさには息を呑む。この時期の平日でも、桜を愛でにやってくる人の姿がぽつりぽつりと見られる。 幹の雰囲気
WILDLIFE in TOHOKU「ツバメ飛ぶ」 hometown_of 2017.04.27 2 1,254 0 大船渡のショッピングセンターの屋内駐車場で、幼稚園帰りの子どもがお母さんと一緒に天井を見つめて話している。遠くて声は聞こえてこないが、何を話しているのかは分かった。 「ほら、あそこ、ツバメさんの巣」 お母さんが天井の一角を指差す。ツバメがシュッと飛んでいく。
【アバッセたかた】工事現場で驚いたこと hometown_of 2017.04.22 10 8,081 0 陸前高田の高田地区につくられる新しい中心市街地アバッセたかた。オープンは4月27日の予定。今月15日の撮影だから、オープンまでもう2週間を切っている。 建物の中ではテナントの開店作業が行われている。同時進行で外構や周辺の道路では工事が進められている。工事現場から
【キャッセン大船渡】オープンまであと10日 hometown_of 2017.04.21 1 2,459 0 大船渡の新しい中心市街地として4月29日にオープンするキャッセン大船渡。開店10日前の様子をご紹介。 キャッセンには全国的な知名度を誇る「黒船」も入店する。でも周囲はご覧の通りの工事中。 ついこの間まで工事中の何かの建物にしか見えなかったが、テナントの看板が設置
陸前高田のマイヤ竹駒店が閉店 hometown_of 2017.04.21 1 3,698 0 陸前高田の地元スーパー、マイヤ竹駒店が閉店した。 かさ上げされた土地につくられる新しい中心商店街アバッセのキーテナントとして入居することになったからだ。店内には「閉店→アバッセたかた内へ4月27日オープン」と誇らしげに貼り出されていた。 最終日に閉店セールが行わ
鈴木旅館の入浴支援終了 hometown_of 2017.04.21 1 2,040 0 陸前高田で被災を免れた宿泊施設は多くない。そのひとつ、矢作温泉元湯鈴木旅館は震災後の陸前高田で、ボランティアや作業員の宿泊場所として貴重な存在だった。 もうひとつ、鈴木旅館は仮設住宅に暮らす人たちにとっても、とても貴重でありがたい存在だった。それは、仮設住
山菜の季節になると思い出す理不尽なこと hometown_of 2017.04.21 2 2,512 0 ようやく東北にも春が来て、花の便りとともに聞かれるのが山菜の話。もうそろそろばっけ(ふきのとう)は終わりだが、次はここみだ、わらびだ、しどけ(モミジガサ)だ、そしてタケノコだと地元のお茶っこでも盛んに話題になっている。 そんなある日、岩手県が発行している広
はまってかだって高田のプチツアー hometown_of 2017.04.19 4 1,536 0 出発地点の陸前高田市コミュニティホール前には20人近い人が集まっていた。今日は町歩きのプチウォーク。晴れているのにぱらっと小雨がぱらつく、変化しやすい春らしい空模様だったが、「大丈夫だぁべ」といざ出発。 「もし歩けなくなったら、キクチさんが背負ってくれるって
初めてのお茶会に咲いた笑顔の花 hometown_of 2017.04.15 1 1,677 0 3月30日は旧暦のひな祭り。この日、陸前高田の栃ヶ沢アパートの集会所では、手作りのおひな様を眺めながらのお茶会が開かれた。 おひな様は栃ヶ沢アパートに暮らすお茶の先生が作ったもの。先生のお宅は津波の被害を受け、おひな様もお茶道具もみんな流された。この日飾られた
戻ってこない上鹿折駅 hometown_of 2017.04.14 2 2,591 0 線路は雑草に覆われて、続く先を見通すことができない。 ここは津波の被害を受けた場所ではない。気仙沼から陸前高田方面に山越えするJR大船渡線の途中駅「上鹿折駅」。気仙沼と陸前高田、そして大船渡の低地での津波被害が大きかったため、鉄路としての復旧を断念してBRTのバ
【オープン間近】アバッセたかたに潜入 hometown_of 2017.04.14 1 2,662 0 タイトルに誤りあり。建築途中の中心商店街施設に用事があって入れてもらったわけで、決して無断で忍び込んだのではない。 陸前高田のかさ上げ地に建設が進む中心市街地の商業施設「アバッセたかた」。アバッセとは地元の言葉で「一緒に行こう」といった意味。4月27日のオープ
楽しげな閉店セール hometown_of 2017.04.14 2 2,587 0 陸前高田未来商店街にある手芸用品のスタイルさんで閉店セールが始まった時の様子。 営業不振で商売を終えることになった店舗のセールとは、ずいぶん雰囲気が違って見える。「SALE」の小旗なんてまるで万国旗みたいな飾り付け。店頭には閉店のよろこびが溢れ出ていた。 それも
あっという間の解体 hometown_of 2017.04.14 0 1,280 0 3月も末近くになって、お茶の小谷園さんの旧仮設店舗に解体用の仮囲いが設置されたと思ったら、31日には建物の解体が始まっていた。 用事を済ませて解体現場に戻ってみたら、もうほとんど跡形もない状態。 年度末ということが関係しているのかどうか分からないが、驚くほど急
ヤルキタウンのみんなの茶ロン閉店で、名物「タコ丼」はどうなるの? hometown_of 2017.04.14 1 2,263 0 まさに寝耳に水だった。ヤルキタウンのみんなの茶ロンが今日で終了する——。情報が入ってきたのは3月31日の朝のこと。もうタコ丼やヤルキ丼を食べられなくなるのかと悲しい気持ちで訪ねると、特定非営利活動法人再生の里ヤルキタウン理事長の熊谷耕太郎さんが事情を詳しく説明
【東北の風の道】(6号)さよなら三月、また来て四月 hometown_of 2017.04.14 2 1,638 0 3月に入ると気が早い人たちはもう春だ、春だと語り合うようになった。伊豆の河津桜のニュースを見た人が、「高田にも河津桜があるのよ」と教えてくれた。「下和野の浄土寺の境内よ」というので何度か探してみたのだが見つからない。 それもそのはず、教えてくれた人は、「早く
三島から経由してマスターに託したもの hometown_of 2017.04.14 2 1,413 0 3月末に開催された手芸の展覧会で、展示場所を少しだけ借りて、三島の仲間からお預かりしたクラフト作品を飾らせてもらった。 「静岡県三島市の佐野比呂子さんが作ったアイデア小銭入れです。平行四辺形に切った革をスナップで止めて三角形にしています。小銭入れにもいいし、
7年目の大学生ボランティア hometown_of 2017.04.14 0 1,369 0 3月下旬、朝のラジオ体操に若い顔がたくさんあった。ボランティアにやってきた神戸大学の学生たちだ。 春休みを利用してやってきた彼らのグループ名は、少し長いが「神戸大学東北ボランティアバスプロジェクト 陸前高田班 第39次派遣」。39回目というボランティア活動の回数に
熊本地震から1年「つながっている絆」 hometown_of 2017.04.14 1 1,471 0 2月に岩手県遠野市で開催されたひな祭り会場には、熊本県菊池市からのお客さんを歓迎する看板が掲げられていた。遠野には菊池姓が多いことから(人口の約4分の1も菊池さんいるのだとか!)交流が始まり、1998年に友好都市になった。 東日本大震災のとき遠野市は、甚大な被害を
今日は喫茶店の日。マスターの笑顔のわけ hometown_of 2017.04.13 2 1,336 0 最近マスターはいつも機嫌がいい。いや、もともと優しい笑顔がトレードマークのマスターなんだが、最近はとくに表情が輝いている感じがする。 マスターがご機嫌なのは、毎朝のラジオ体操の参加者が増え続けているからだ。8月に入居が始まった岩手県内で最大規模の公営住宅、県
WILDLIFE in TOHOKU「北に帰らずにいる白鳥」 hometown_of 2017.04.12 2 2,490 0 生きている限り生き続ける。生きているからここにいる——。そんな声が聞こえて来る。 おそらく北帰行していったのだろう。3月11日の前には陸前高田の空を飛ぶ白鳥の姿は見られなくなっていた。 なのに3月も下旬になったある日、気仙川沿いの国道340号を走っていて、並行するよ
だって孫っこが… hometown_of 2017.04.11 4 1,138 0 最近では震災当時の話を聞くことは少なくなった。何度も繰り返し同じ話をしてきたから、当時の話をしたからといってどうにもならないから、あまり思い出したくないから…。理由はいくつもあるだろう。震災後しばらくは、わたしのように外から来た人に震災の話をしてくれる人が
しばらく見ることができなかった海 hometown_of 2017.04.11 3 976 0 のんきなことに、ここに来ると「きれいな海」とつぶやいてしまう。ここは高田高校仮設。津波で失われた校舎よりも高台にあった第2グラウンドにつくられた仮設団地。6年前の3月11日、たくさんの人が避難してきた場所。町が津波に吞み込まれていくのをなすすべもなく見るよりほ