「なぜここにいるの?」遺留品返還会場にて(2) hometown_of 2018.01.18 1 2,099 0 陸前高田での遺留品返還会場で、知り合いの男性と修復された写真データが入ったパソコンを覗き込んであれこれ話していると、数メートル離れたところで「あっ!」という大きな声がした。その声が自分の方に向けて発せられたものだと分かった。 パソコンの画面から顔を上げて見
陸前高田「うごく七夕」2015が始まります iRyota25 2015.08.06 3 4,323 0 祭り前夜のお披露目前なのでちょっとだけ。 陸前高田の夏といえば「うごく七夕」。ここは高田第一中学のお隣の大石地区の公民館倉庫です。何カ月も前から準備を進めてきたうごく七夕がいよいよ始動します。 すべてはこの倉庫から。大震災の津波はこの倉庫をも襲い、壁面には津
陸前高田・八木澤商店の××ソフトはたぶん世界一? iRyota25 2015.08.05 4 1,884 1 一部では人間の体温を超える気温が記録された8月5日の岩手県。ぎんぎらぎんの日差しを避けて入った陸前高田・八木澤商店で出会ったソフトクリームに仰天した。 驚いた時に「目を疑う」「耳を疑う」ということはあるが、「舌を疑う」なんて言葉は聞いたことがない。しかし、ま
陸前高田のおかし工房「木村屋」がベーカリーを開店♡ yumenoshippo01 2015.09.04 2 3,243 0 おいしさは夢のはじまり… 陸前高田の仮設商店街・栃ヶ沢ベースで営業してきた「おかし工房 木村屋」が、市役所そばの高台に本店をオープンしたのは今年3月のこと。それ以来、仮設店舗は閉店状態が続いていましたが… 震災からの再起の歩みを刻んできた同じ場所で、「木村屋ベー
陸前高田「うごく七夕」2015・笹振り(動画をどうぞ) iRyota25 2015.08.21 2 3,463 0 ついに出陣! 陸前高田の夏祭り「うごく七夕」大石七夕祭組の山車です。何カ月も前から用意してきた飾り付けを施されて(和紙に色を染めるのも、祭組のみんなの手作業です)、陸前高田の町へと向かいます。 陸前高田の山車は、有名な気仙大工の名工の手になるもの。大勢の人た
【アバッセたかた】工事現場で驚いたこと hometown_of 2017.04.22 10 8,223 0 陸前高田の高田地区につくられる新しい中心市街地アバッセたかた。オープンは4月27日の予定。今月15日の撮影だから、オープンまでもう2週間を切っている。 建物の中ではテナントの開店作業が行われている。同時進行で外構や周辺の道路では工事が進められている。工事現場から
東北の話題を全国に hometown_of 2017.06.21 8 1,611 0 ようやく退院できたた日、よく眠れなくて明け方に点けたテレビに松日橋が紹介されていた。 少し頭が混乱した。良く知っている金野さんがなんでテレビ画面の中にいるの?いま私がいるのは九州。NHKのニュースの画面に見えるのは岩手。それも岩手県沿岸南部の住田町下有住。画
陸前高田「うごく七夕」2015・前夜祭(動画をどうぞ) iRyota25 2015.08.10 2 2,094 0 明かりが灯された七夕の山車で、前夜祭のお披露目が始まります。 今年のこの日、そして明日の七夕本番のために何カ月もかけて飾りつけられた山車の上に、短冊を結んだ高い笹竹が据え付けられます。 美しく色づいた夕空の高みに向けて立ち上がった笹竹。空と大地の間、現世と仏
WILDLIFE in TOHOKU「白魚の風物詩」 hometown_of 2017.05.04 5 2,441 0 桜の花びらが水面に浮かぶ花筏。そんな季節の風物詩が陸前高田・気仙川の白魚。 白魚といえば福岡市の室見川の踊り食いが有名だが、気仙川の白魚は室見川に引けを取らない。日没直後に獲って生かしておいたものをそのまま食べるのだから、何しろイキがいい。酢醤油に入れた瞬
【さあ、これからだ】まちなか広場にうずまく歓声 hometown_of 2017.05.02 6 3,054 0 ワー、キャー、ワー… 子どもたちの歓声が混ざり合って聞こえてくる。遊園地の近くで聞こえる、まるでうずまくような独特のあの音そのもの。4月27日にオープンしたアバッセたかた。すぐ近くの高台、本丸公園にもその音は響き渡っていた。 本丸公園は、新しい市街地の建設工事の
【復興支援ツアー2017レポート】地震・津波・原発事故 … 東日本大震災から防災を学ぶ旅 by cha_chan cha_chan 2017.12.10 6 21,240 2 今回は前回に続き、2回目の東北への復興支援ツアー。 私の住む静岡県では、地震はいつ来てもおかしくないと言われています。自宅は内陸にあり地震による津波は到達しないと予想される地域です。ただし沿岸部に家族で遊びに出かけることもあるので、津波対策は必要です。 東日
コンサバな町の危うさ hometown_of 2017.03.17 8 1,839 0 シーパルピア女川で仲間たちとの待ち合わせまでに少し時間があったので、女川みらい創造株式会社の事務所を覗いてみたら、近江さんの姿がちらっと見えたので立ち寄ると、「おう久しぶり」と迎え入れてくれた。 近江弘一さん。株式会社石巻日日新聞社代表取締役社長で、有限会
線香花火ナイト hometown_of 2017.03.12 8 2,104 0 陸前高田の小友町、市営住宅西下団地では、ボランティアと地元の人たちによる線香花火ナイトが行われた。 キャンドルでつくられた「偲ぶ」との文字が照らし出す中、参加した人たちの線香花火が光の花をつくり出していく。 何度も何度も線香花火に火をつける子どもの笑顔が、キ
砂の降るまち iRyota25 2017.03.03 6 4,768 0 ザザザザッと信じられないような音を立てて砂が吹き付けてくる。 陸前高田。復興工事の真っ最中。 ここは4月27日オープン予定の中心市街地。左手には店舗ビルが見えるはずなのだが、見えない。 風が吹けば、かさ上げ現場から砂埃が容赦なく吹き付けてくる。ふだんでも、日常的
【アバッセたかた】餅まきの申し子 hometown_of 2017.05.02 4 1,713 0 東北では何かというと餅をまく。お祝いとかお祭りとなると、餅まき抜きでは始まらない。 4月29日、アバッセたかたの前で開催された餅まきでの珍事! こんなことってあるんだね。 餅まきには、陸前高田のマスコットキャラクターたかたのゆめちゃんも登場。会場となった駐車場の
絆の「つるし雛」バスツアー iRyota25 2017.02.28 7 2,711 0 「2月26日午前9時、陸前高田市役所前で待ち合わせね」と、遠野のつるし雛を観に行くツアーに誘ってもらった。やってきたマイクロバスに乗り込むと、以前に仮設住宅でのイベントで会った懐かしい顔がたくさんだった。 バスに乗り込んで、皆さんのおしゃべりを聞きながらようや
「なんかええわ〜」と言わしめるバイク軍団 hometown_of 2017.03.29 5 1,913 0 神戸からのお客さんの到着は朝の6時過ぎ。夜行バスで陸前高田までやってきたからだ。そんな早朝にやってる店もなく、イベントが始まるまでの間、被災した町の様子を見て回ることに。 震災遺構として残される道の駅タピック45の駐車場に入ると、ずらりとバイクが並んでいた。そ
Spring has not come yet iRyota25 2017.03.11 7 4,989 1 春が来たかと思ったら雪が降る。安全まもる君のヘルメットにも雪が積もって、七福神お福禄寿のアタマみたい。 春はそう簡単にはやって来ないということか。それでもきっと春は来る。あとまだ何回も雪は降るだろうが、きっと春はやって来る。 知識としては分かっているのだが、
アバッセたかたの紹介動画、ぜひ! hometown_of 2017.05.02 3 2,586 0 4月27日オープンした陸前高田市高田地区の新しい複合商業施設「アバッセたかた」。エントランスを入ったスペースで、アバッセたかたと周辺に開業予定の店舗の商店主らの思いをつづった動画が放映されている。 合い言葉は「アバッセ」にあばっせ!! ショートバージョンは1分42
陸前高田の「木村屋」グランドオープンへ iRyota25 2015.03.13 5 4,388 0 陸前高田でお菓子作りを再開し、失われた町の再建と発展を目指してきた「おかし工房 木村屋」さんが、新たな店舗でのグランドオープンを迎えます。木村屋さんといえば、奇跡の一本松をモチーフにした「夢の樹バウム」が有名ですが、本店舗のオープンでみんなを元気にするお菓
空に向かって語りかける「みんな元気にしているよ」 hometown_of 2017.03.13 11 6,964 0 凧が空を舞う。まるで空を行く鳥たちのように。空と大地をつなぐかのように。 3月12日、気仙天旗仙風会による「気仙天旗祈願祭」が陸前高田の海辺のかさ上げ地で行われた。 「震災で亡くなられた人の数だけ凧を揚げるんだけど、来ない?」 災害公営住宅に暮らすYさんからお誘
まちに明かりが戻ることを願って hometown_of 2017.03.12 6 1,511 0 3月11日の朝を迎えてからのざわざわした気持ちが収まらない。陸前高田のまちで行われる灯火を見て回る前に、個人的にキャンドルを灯した。 それから3カ所の灯火の会場を駆け足で回った。お手伝いしますからと伝えていたのに、ほとんど見るだけで終わった所もあって心苦しかっ
【さあ、これからだ】折り紙のコマを回すチカラ hometown_of 2017.05.03 3 1,801 0 アバッセたかたのオープニングイベントで、子どもたちに折り紙とかクラフトとかをやってもらうお手伝いをすることになったんだ、としゃべっていると、朝のラジオ体操で知り合ったTさんが「じゃあ、折り紙のコマなんかいいんじゃない」 翌日のラジオ体操の後、さっそく作ってく
3月30日は旧暦のひな祭り hometown_of 2017.03.30 5 1,619 0 自治会の運営で利用ができるようになったばかりの県営栃ヶ沢アパート(岩手県陸前高田市)。その事務室のホワイトボードに、「3月30日、ひな祭りお茶会」と予定が書き込まれていた。朝のラジオ体操の後には、お茶道具を運ぶから手伝ってねという呼びかけもあった。 お茶会の先
新しいまち。この時期に道の段差を埋めるのはなぜ? iRyota25 2017.03.09 3 6,405 0 日曜日なのに道路の舗装工事が行われていたのは、陸前高田の市道大町線。4月27日に中心市街地の第一弾のオープンを控えた、ちょうどその場所、距離にしてほんの10メートルほどのこと。 仮設の道。本設だけど仮設の道 そこは、これまで何度も仮設道路の付け替えが行われてきた