【世界一周の旅・南米編 Vol.14】地球最後の秘境、南極大陸へ上陸!

sKenji

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地球上で気象条件が最も過酷な南極大陸。厚い氷が海を閉ざし、容易に人を近づけさせない雪と氷の大陸も、夏のひとときだけは一般の旅行者を受け入れてくれます。

南極大陸について

世界に7つある大陸のひとつである南極は地球上で唯一、どこの国にも属していない大陸です。最も近い海岸でも東京から約1万1千キロメートルの距離があります。面積は約1,400万平方キロメートル。日本の国土の約37倍もの広さです。その大地は平均2,450メートル、一番厚い場所で約4,000メートルという分厚い氷に覆われています。

南極と言えば気になるのがその気温。厳寒の地であることは言うまでもなく、ロシアのボストーク南極観測基地では、マイナス89.2度という記録があります。これは地球上で観測された最も低い気温です(※衛星による南極観測では、地表温度マイナス93度の記録もあり)。ただ、気温は場所によって大きく異なり、沿岸部は内陸部よりも高くなっています。

憧れの南極大陸に上陸!

世界最南端の都市・ウシュアイアに到着した私は、現地の旅行代理店を片っ端からあたって南極へ行く極地探検ツアーを探しました。ツアーはお金に糸目を付けなければ簡単に見つかるかもしれません。しかし、そこは世界一周旅行中の身。低廉であることが絶対条件でした。

「安い南極行きツアーはないものか」。そう祈りながら代理店を回ること2、3日。1軒の店で格安のツアーを見つけて申し込みました(※安いとは言え、長期旅行者には高額です)。

ツアーは船で南極大陸へ行くもので、途中、沿岸部の島にも寄って南極半島の先端付近を目指します。旅程は10泊11日です。

ツアー初日、ウシュアイアの港から船に乗りこみます。船名は「ウシュアイア号」。街と同じ名前です。全長約85メートル、総トン数およそ3,000トンの船で、南極行きのクルーズ船としては小型の部類です。期待に胸が膨らみます♪

乗船して甲板に出てみると、なんと、海に橋が架かるように虹が出ています!それもくっきりとした半円を描く見事なものです。しかもそれがダブル!!。出発の門出を祝ってくれているかのようでした♪

航海に必要なものを積み終えると、いよいよ出港です。錨をあげて桟橋を離れたウシュアイア号はビーグル水道を進みます。海は穏やかで快適でした。

ところが、水道を抜けてドレーク海峡に入ると状況は一変します。巨大なうねりが牙をむいて容赦なく襲ってきたのです。

ドレーク海峡は「世界で最も荒れる海」として、船乗りの間では有名な海域なのです。あまりの激しさから「吼える海峡」、「魔の海峡」といったおどろおどろしい異名までつけられています。

船の揺れは想像以上で、まさに地獄と言っていいほどの体験でした。同海峡を通過する2日間、食べたものは必ずと言っていいほど戻し続け、船が沈むのではないかと本気で思ったことも度々ありました。

しかし、魔の海域を抜けて大陸が近くなると、それまでがまるでウソのように穏やかな海に変わり、今度は天国のような世界が広がっていました。

訪れる前、南極には氷しかないと思っていました。しかし、それは大間違い。南極は何千、何万と思われるペンギンたちの楽園で、海にはたくさんのクジラが泳いでいるのです。氷山のなかには目の覚めるような青いものもあり、神秘的な色をしています。まさに「地獄から天国へ」来たようでした。

南極では船に泊まりながら基本、午前と午後にそれぞれ1回づつ、ゾディアックと呼ばれるゴムボートで大陸やその周辺の島々に上陸して2~3時間ほど見学をします。

主な見どころはペンギンなどの動物たちですが、そのほかにも何度かアルゼンチンなどの南極観測基地を訪れました。基地からは手紙を出すこともでき、私も日本へ絵葉書を出しました。

南極大陸やその周辺の島を見て回ったのは5日間。人間の手がほとんど入っていないこの南の大陸は、まさに地球最後の秘境というのにふさわしい場所でした。「もっと見たい」。そんな思いもあったものの、そこは日程が決まっているツアーです。名残惜しさと南極での思い出を胸に最後の秘境を後にしたのでした。

ちなみに、帰りの船で素敵な余韻に浸っていられたのもつかの間。再びドレーク海峡で地獄を見ることになりました(笑)

<「【世界一周の旅・南米編 Vol.15】世界で最も心を揺さぶられる滝、イグアスフォールズ」 へ続く>

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