【世界一周の旅・南米編 Vol.10】お正月はイースター島でモアイ巡り☆

sKenji

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モアイ像で有名な南米・チリのイースター島は、本土から約4,000キロ、ニュージランドから約7,000キロの太平洋に浮かぶ、まさに絶海の孤島です。世界一周旅行中に迎えたお正月はこの島で過ごしました☆

イースター島について

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、「イースター」とはイエス・キリストの復活を祝うキリスト教の祝日のことです。復活祭ともいいます。イースター島は1722年のこの祝日の日に発見されたことから名付けられました。正式名称はスペイン語で復活祭を意味するパスクワ島。現地では「大きな島」を意味する「ラパヌイ」と呼ばれています。

島の周囲は約60km。北海道の利尻島ほどの大きさです。人口はおよそ5,000人で、そのほとんどは島で唯一の集落、ハンガロア村に住んでいます。

島は全体的に絶海の孤島らしい素朴な雰囲気が漂っているのですが、ただひとつ、例外があります。それは空港の滑走路。ターミナルビルはまるで地方の駅舎のようなシンプルな造りですが、滑走路だけはやたらと立派なのです。その長さは3,318メートル。南米で最も長いものです。なんでも、これはNASAのスペースシャトルが緊急着陸できるように整備されたのだそうです。

いざ、絶海の孤島へ

イースター島を訪れたのは元旦。ボリビアのウユニ塩湖からチリに抜け、首都のサンディアゴ市で新年を迎えると、宿で知り合った日本人旅行者4名と共にイースター島行きの飛行機に乗ったのです。

そして、飛行機に乗ること5時間強。国内線とは思えない長時間のフライトの末、大海原にぽつんと浮かぶイースター島に到着です。

着陸すると航空機のドアにつけられたタラップを降ります。そして、自分の足で歩いて空港のターミナルビルならぬターミナルハウス?に移動です。滑走路上を歩くという滅多にできない経験にこの時点ですでにちょっと興奮気味でした。

空港の建物を出ると、一緒に乗った日本人旅行者4人のうちの2人と共に海辺にある安宿へ向かいます。この宿はちょっと変わっていて、建物の前に広がる芝生の庭でキャンプもできるのです。島での滞在日数は4日間。私たちはここで野営をしながら島内観光をすることにしました。

正月三が日は、イースター島でモアイ巡り♪

モアイ像は島のあちこちに点在しているので、一緒にキャンプをした日本人2人と共にレンタカーを借りて見て回りました。

島には周回道路があり、この道沿いに多くのモアイがいます。

モアイは基本、アフと呼ばれる石で組まれた祭壇の上に立てられています。高さは3.5メートルほどのものが多く、大きいものでは約8メートルほどになります。建造中のものも含めれば、20メートル以上の巨大モアイも存在します。

モアイのなかには、プカオと呼ばれる帽子のようなものを被ったものもいます。これはモアイが造られた時代の後期にみられるものです。頭の上に数トンもの巨大な石をどのようにして載せたのか。それは今も謎のままです。

なかには、南国ムードが漂うロケーションに立つモアイもいます。コバルトブルーの海に面し、ヤシの木が生える美しい砂浜に立っているモアイの姿は、イメージしていたものとはだいぶ異なり新鮮です♪

島に点在するモアイ像。いったいどこで造られたかというと、写真の「ラノララク」と呼ばれる岩山です。モアイはここから切り出して造られ、運ばれたと考えられています。なかには建造途中のものも残っており、好奇心がそそられるポイントです。

数あるモアイ像の中で最も観光客に人気があると思われるのが、このトンガリキと呼ばれるものです。高さ5メートルを超える大きな石像が海辺に15体も立ち並ぶ光景は圧巻です。

トンガリキをとても気に入ってしまった私たちは、早起きをして日の出も見に行きました。モアイと海から昇る太陽の組み合わせは荘厳でした☆

イースター島は小さな島です。モアイだけならば1日もあれば観光することができます。しかし、島にはその他にも魅力があるので、もし時間が許すならば2、3日滞在して、ゆっくり見て回るのがおすすめです☆

<「【世界一周の旅・南米編 Vol.11】南米大陸大移動。そしてフィッツロイで「風の大地」を痛感する」 へ続く>

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