【防災】災害時の予備電池について考える。電池スペーサーの使用

sKenji

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予備の充電池
予備の充電池

災害に備えて、乾電池を必要とする防災グッズを備えている方は多いのではないでしょうか。私はラジオとヘッドランプを防災用の非常持ち出し袋に入れています。予備の電池も一緒にしているのですが、ちょっとした悩みがありました。

それは、ラジオは単三、ヘッドランプは単四と、電池の規格が異なるために2種類の電池を用意していたことでした。

自宅に置きっぱなしにしておくのならば別に構わないのですが、避難する際に持ち出す防災グッズは極力、軽量でコンパクトにしておきたいものです。そのため、共通で使用できる電池を1種類だけ準備しておきたいと考えていました。

そこで、それを解決するために用意したのが「電池スペーサー」です。ご存知の方も多いかもしれませんが、電池スペーサーは小さいサイズの電池を大きいサイズの電池として使用できるようにするアダプターです。

電池スペーサー
電池スペーサー

小型電池はボタン電池など、複数の規格がありますが、一般的によく使用されているのは単1~単5型の電池です。

これら5種類の電池の電圧(※電池のパワー)は、電解液の種類等により若干の差はあるものの、基本すべて同じで、違うのは大きさと容量(※電池のもち)です。

 電池の知識:電池の規格について|一般社団法人 電池工業会
www.baj.or.jp  

そのため、電池スペーサーを利用してサイズさえ変えれば、異なる規格の電池を使用することができます(※ただし、容量は変わらないので使用できる時間は短くなります)。

私が持っている防災グッズは単四電池と単三電池。そのため、単四を単三として使える電池スペーサーを用意しました。

使い方は簡単で、電池スペーサーに単四電池をセットするだけです。

単四を単三にする電池スペーサーに充電池をセット
単四を単三にする電池スペーサーに充電池をセット

これで、単三電池として利用できます。

ためしに電池スペーサーを使って単四電池で単三電池使用のLEDランタンを灯してみると・・・

点きました!使用時間は短くなりますが、電圧は同じなので明るさは単三電池を使用した時と同等です。

スペーサーは、あくまでも非常時において一時的に使用するのが前提とされているものの、災害が発生した際には役に立ちそうです。

使用する防災グッズの電池の規格を統一するのが理想かもしれませんが、できない場合には電池スペーサーの使用も検討してみるといいかもしれません。スペーサーと充電池の接触部分にビニールなどをはさんでセットし、電池ケースに入れておけばスペースをとらなくていいですよ。

参考WEBサイト

 電池の知識:電池の歴史:3)小形充電式電池(二次電池)|一般社団法人 電池工業会
www.baj.or.jp  

Text & Photo:sKenji

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