「国際防災の日」の翌10月14日、アウトドア流防災ガイドの「あんどうりす」さんの講演を聞く機会がありました。
講演では常に持っておきたい防災グッズとして、「いのちを守るための5点セット」を教えてくださいました。その5つとは「スマートフォン・携帯電話」、「ホイッスル」、「LEDライト」、「マルチツール」、「知恵のある自分自身」です。
このうち「LEDライト」は、私も趣味の登山やキャンプなどでよく使用しています。そこで、今日はこれまで使用してきたLEDライトのなかで、個人的にオススメなものをご紹介します!
LEDライトの長所
なぜLEDライトがいいのか。ご存知の方も多いかもしれませんが、本題に入る前にちょっとLEDについてご紹介します。
LEDが優れている点は、まず第一にその「省エネ性」にあります。LEDは「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことで、電気が流れると光を発します。消費電力は、白熱電球と比べると10分の1ほどで、大変効率よく電気を光に変えます。その上、電球は小型で衝撃に強く、長寿命。防災用の灯りにLED電球を選ばない理由が見つからないほどです。
オススメのLEDライト
災害時での使用は両手が空くヘッドランプが断然オススメ。なかでも個人的にイチオシなのが、ペツル社の「ジプカ」です。
その理由は「コンパクト」なこと。明るさや装着感などで比較すれば、他にも優れたものはたくさんありますが、ジプカはとても小さく、そして軽量なヘッドランプです。
それを可能にしたのが巻き取り式リールのヘッドバンド。他のものとは異なり、頭部に取りつけるバンドに細いラインを使用しているため、とてもコンパクトで携帯するのに最適です。
さらに、この巻き取り式のライン状ヘッドバンドは頭に装着する以外の使い方もできます。たとえば、柱にバンドのラインを回し、ヘッドランプの本体を回したヒモにくぐらせると、柱に固定して使用することができるのです。この使用方法は、複数の人と食事をする時の灯りなど、様々な場面で重宝します。
他のヘッドランプでも同様のことはできるかもしれませんが、ジプカは簡単に素早く取り付けられるという良さがあります。
欠点としては、防災グッズとして考えた時に若干値段が高いことと、装着感がほかのヘッドランプよりも劣る点が上げられます。
もう少し値段が安いものでは、ブラックダイヤモンド社の「ギズモ」もオススメです。携帯するにはヘッドバンドが少々邪魔に感じるものの、単四電池2本で使用できるために本体は小さくなっています。重量も軽く、ほぼジプカと同程度です。ソフトケースに収納したり、ゴムなどでヘッドバンドを綺麗にまとめれば、かなりコンパクトになります。ちなみに私はこのギズモを非常用持ち出し袋に入れています。
いずれのLEDヘッドランプも小雨を防ぐ程度の防水性はありますが、水没等に耐えられるものではないので注意が必要です。
参考WEBサイト
紹介:sKenji
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