防災対策として重要な非常食の備蓄。しかし、気づかないうちに賞味期限が切れていたなんてことはないでしょうか?
今回は、食料の備蓄方法について考えてみました。
ローリングストック法について
非常食の備蓄方法に、ローリングストック法というものがあります。様々なメディアでも紹介されている、とても実用的な非常食の管理方法です。ローリングストック法とは、
日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食が備蓄されているという、まさにその名の通り「食べ回しながら備蓄する」という方法
です。ローリングストック法は「『非常食』を食べた分だけ、補充していく方法」とされていますが、「普段食べているもののうち、保存のきく食料を余分に買っておき、賞味期限が古いものから食べて、消費した分を補充する」という定義もあるようです。
まずは、備蓄に適した食品をピックアップ
備蓄する食料は、後者の「普段食べるもので、保存がきくもの」について、ローリングストック法で管理したいと思っていますが、その際の備蓄候補となる食品をピックアップしてみます。
■備蓄候補食品リスト
・カップ麺
・即席麺
・乾麺(パスタ、うどん、そば)
・缶詰
・魚肉ソーセージ
・レトルト食品
・即席みそ汁
・パック入り切り餅
・乾燥スープ
・お菓子(チョコレート、クッキー、ビスケット)
※「火」や「お湯」が必要なものもありますが、カセットコンロ&カセットガスが
あれば、解決できるので、候補リストに入れました。
思い浮かぶものをあげてみましたが、備蓄に適した食品は、人それぞれであり、「普段食べる」&「常温でも、ある程度保存がきくもの」が、いいかと思います。わたしは普段の食生活と保存期間等を考慮して「即席麺」、「レトルト食品」、「缶詰」、「魚肉ソーセージ」、「即席みそ汁」、「お菓子」で備蓄を実践してみるつもりです。
また、上記のほかに、無洗米も備蓄食品になりうるのではないかと思います。お米は普段よく食べるものですし、保存期間についても、次のように言われています。
保存状態が良ければ精米してから1年経ったものでも食べられないことはありませんが、美味しく食べるためには、3~4週間以内、梅雨時や夏は2週間以内がよいと言われています。
炊飯するのに手間はかかりますが、カセットコンロの中火で水が沸騰するまで熱した後、弱火で10分程度炊けばできます。
ローリングストック法の運用方法を考える
備蓄する食品を決めた次は、ローリングストック法の運用方法を考えてみました。
まず、最初に考えたのは、名付けて「パッケージ管理法」。
1.即席麺のパッケージや缶詰のラベルなどの一部を、使用する際に切り取り、
一括管理しておく。
2.買い出しの時に、切り取ったものを確認し、補充する食品の種類、数を調べ、
購入する。
そして、次に考えたのが「小箱管理法」。
1.備蓄をする食品1種類につき、2つの箱を用意する。
仮に1週間分の備蓄をする場合、それぞれの箱に1週間分づつ、食品を入れる。
(※1つの箱には、複数の種類の食品は入れずに、必ず1種類とする。)
2.食品の使用については、一方の箱のものを使い切ったら、もう一方の箱の
ものを使い始める。この時に、1週間分の食料を買い、空いた箱に補充する。
※箱の管理方法として、2つの棚を用意して、1つは「使用食品の棚」。
もう1つは「備蓄用食品の棚」と決め、常に「使用食品の棚」においた箱の
食品を使い、無くなったら、「備蓄用食品の棚」の箱と入れ替えて管理する。
以上、2つ考えてみました。他にもっといい案があるかもしれませんが、とりあえず「小箱管理法」を実践してみようかと思います。
ハイブリッド型で備えてみます!
今回、考えてみた備蓄方法を、実際に試してみたいと思います。
しかし、災害発生直後は、お湯を沸かすなどの手間がかかる食品は、役にたたない可能性もあるので、これまでの非常食についても、3日間程度は準備しておく、ハイブリッド型で災害に備えたいと思います。
また、備蓄用はカロリー重視の食品ばかりなので、マルチビタミンなどのサプリメントや、カセットガスについても、ローリングストック法で余分に準備しておきたいと思います。
今回の備蓄方法を実践して使えそうな場合は、実践結果レポートを書いてみたいと思います!
Text:sKenji
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