神戸から東北へ。希望の灯の元になった灯り iRyota25 2016.03.15 7 2,682 0 神戸市役所の隣、東遊園地に設置された灯火。 この灯火から、陸前高田、いわき、大槌など、東日本大震災の被災地に明かりが分灯されてきた、その灯火。 阪神淡路大震災から7,728日、東北の震災から1,830日。 灯火は何を見つめる? 1・17 希望の灯り 1995年1月17日午前5時46分
東北の味と「ひと」に大阪で出会う、の巻 iRyota25 2016.03.15 5 2,160 0 大阪は難波の大阪タカシマヤで「大東北展」が開催されると聞いて、最終日の3月14日に行ってきた。平日(月曜日)なのにかなりの人出。最終日ということもあって売り切れ品も続出。岩手県のソウルフードのひとつ、「盛岡、福田パンのコッペパン」は売り切れ状態… 大阪タカシマ
5歳の息子が津波の恐ろしさを悟った道路標示 iRyota25 2016.03.12 10 2,930 0 「ほら、前を走ってるダンプの荷台に青森って書いてるよ。青森から岩手まで来て働いてるってことなんだ。工事を早く進めるために、今でも全国から建設業者が集まってるんだね」 東北沿岸部の現状を身をもって経験するための社内公募ツアーを使って、レンタカーで浜街道を走っ
ずっと仲間です iRyota25 2016.03.11 6 1,614 0 早咲きの伊豆の桜の花のした 失われた御霊に祈りました 早咲きの伊豆の桜の花のした 花ひらく未来を祈りました 明日からもずっといっしょです
スティンギティンギ…… iRyota25 2016.03.11 4 1,289 0 とあるきっかけでアルベルトと友達になった。20代後半の頃のことだった。アルベルトは中部地方にある大手電子機器メーカーの技術者として働いていたインドネシア人。ちょっと小柄で、澄み切った瞳をしたイケメンくんで、私より3つくらい年下だった。 初めてアルベルトと会った
2016年3月11日のつどい【石巻】 iRyota25 2016.03.11 3 2,262 0 3月9日に仙台で開かれた有識者委員会で石巻市門脇・南浜地区につくられる復興祈念公園の基本設計が決定したと河北新報が伝えた。これまで「石巻市南浜地区復興祈念公園(仮称)」とされていた名称は「石巻南浜津波復興祈念公園」に決まったとのこと。 <復興祈念公園>「石巻
日本で一番栄えていた地域を灰燼に帰したもの【3月10日東京大空襲】 iRyota25 2016.03.10 1 5,942 0 3月9日の深夜、71年前のたぶん同じ時刻、今では多くの観光客を集める南の楽園、グアム島、サイパン島、テニアン島から飛び立った約300機の爆撃機に搭乗した、およそ3,000人の若い飛行兵たちが、北に向けて飛んでいました。目標は東京です。 忘れないで下さい。東京大空襲を行
引き渡しが始まる造成地の空気に満ちるもの【いわき市久之浜】 iRyota25 2016.03.10 3 1,703 0 拡幅されて広がった道が、まっすぐに伸びている。5年前には津浪の被害を受けた住宅が並ぶ道だった。やがて撤去前の建物にガレ花と呼ばれるペイントがほどこされ、ガレ花の道になった道。その道が生まれ変わろうとしている。 あとは舗装するだけで道路は完成する。道路とともに
鮭のように逞しく地域に戻ってきた戸倉小学校【南三陸町】 iRyota25 2016.03.10 3 3,097 0 2015年10月、南三陸町の戸倉小学校が生まれ変わって開校した。震災で校舎が破壊された後、ずっと隣の地区にある志津川小学校に場所を借りて授業を行ってきたが、ようやく自分たちの地域の校舎に帰ってくることができた。 避難場所だった校舎の屋上まで津波が到達したにも関わ
住宅地は高台へ。商業ゾーンは平坦地【宮古市田老】 iRyota25 2016.03.10 1 1,664 0 田老は海の町。家々は防浪堤に守られるように海辺の平地に立ち並んでいた。しかし現在建設が進む新しい町は、山林を切り開いた山の中。 杉の木立の向こうに見える宅地が田老の新しい町になるというは、ちょっと意外な感じがしないでもない。でもそれは、津波によって繰り返し
津波の海に向かって走る船の映像が呼び覚ます何か iRyota25 2016.03.10 0 2,129 0 地震被害を伝えるラジオなのかテレビなのか、バックグラウンドから音声が流れる中、海上保安庁の船が水平線を盛り上げる津波の段差目指して走っていく。津波に向かって走っていくのは津波の衝撃をできるだけ緩和して生き延びるためだ。 あの震災の時、海外メディアは日本の新
アニメ「戦争のつくりかた」を推薦します iRyota25 2016.03.08 6 2,014 0 昨年10月に公開されたアニメーション「戦争のつくりかた」がたくさんの人たちの間に静かに広がり続けている。戦争法案が可決・成立した後も、人から人へ手渡されて、すうっといろんなところへ浸透し続けている。 「戦争のつくりかた」アニメーションプロジェクト-What Happens
息子へ。東北からの手紙(2016年2月27日)「福島の知人が激怒した東京電力のキャッチフレーズ」 iRyota25 2016.03.07 3 2,758 0 私の知る限り福島の人たちは東京電力にやさしい。そりゃもちろんあんな原発事故を起こした当事者企業なのだから、事故を起こした福島第一だけではなく、危うかった第二原発も含めて、福島県では県内10基すべての廃炉を県議会でも決議している。再稼働してほしいなんていう人に
大震災から5年[NHKの紹介ビデオ] iRyota25 2016.03.07 3 3,370 0 東日本大震災からもうすぐ丸5年となります。多くのメディアが被災地の変化したこと、変わらぬこと、時間経過とともに顕在化してきた新たな問題などを伝えています。NHKのニュースウェブは、空撮などで撮影した南三陸町の5年間、震災遺構の第一号として保存が決まった宮古市田
手作りキャンドルの準備はいかがですか? iRyota25 2016.03.04 6 3,958 0 写真のキャンドルは全部ハンドメイドのキャンドル。以前にも紹介した紙コップやカップケーキの型、それにゴムボールを型に使った手作りキャンドルです。 手作りキャンドルを作るのはとても簡単。仏様用の白いロウソクを融かして、型に入れて冷やして型から外せば完成。蝋と一
津波実話・悲話・奇譚。繰り返される物語 iRyota25 2016.03.04 3 7,477 0 これからご紹介する物語がいつの出来事だったのか、読んで想像してみてほしい。 濁流の中に病身の兄を護る 下閉伊郡山田町の佐藤コツルさん(25)は、津浪だ!という声に驚いて、永らく病床にある兄を背負うてようやく家を出たが、その時はもう漫々たる水が前後に迫っていた。
東北に ふくらむ桜 春がくる iRyota25 2016.03.04 5 3,245 0 東北、久之浜に花の春が近づいている。(2月27日撮影の写真から) 朝の光を浴びて輝くように咲いた河津桜。2014年3月に植樹した直後から咲いてくれた桜の木に、今年も薄紅色の花びらが開き始めた。伊豆の地から東北に引っ越して3度目の開花だ。久之浜の人たちに可愛がられてい
言問橋の悲劇【3月10日東京大空襲】 iRyota25 2016.03.04 9 25,495 0 花曇りの隅田川、観光客であふれる浅草・吾妻橋の一本上流にかかる言問橋の2015年3月の景色。「春のうららの~♪」と口ずさむには少し肌寒かったが、ちらほら桜が咲き始めた隅田川沿いに集う人たちの間には春めいた雰囲気が広がっていた。 言問橋――。どこかロマンチックなその
【復興支援ツアー2015】カーナビは使えず、吹雪で視界は3メートル。「見えない」ということからsKenjiさんが実感した災害 iRyota25 2016.03.03 1 1,819 0 sKenjiさんのリポートはユニークです。「防災・減災」をテーマに地域の現状を見て回った結果、「見えなかったことで逆に見えてくるものがあった」という深い教訓を伝えてくれる旅行記になっています。 釜石では、明かりが見えない所が被災した場所だと教えてくれます。 ホテル
からすや食堂さんが「持ち込みOK」なワケ iRyota25 2016.03.02 7 1,918 0 いわき市久之浜に植樹の手伝いに行った帰り、いつものように浜風商店街のからすや食堂で食事を兼ねた軽い打ち上げをした。 生ビールを注文する人、しない人、「コーラ1本お願いね」と誰かが注文したら、こんな答えが返ってきた。 「うちは持ち込みOKだからね、コーラはお向か
第五福竜丸展示館に収められた「ものがたり」 iRyota25 2016.03.01 2 6,560 0 東京新木場駅から徒歩で約15分。スポーツ施設やマリーナ、植物園などが設置された夢の島公園の一角に第五福竜丸展示館はたっている。ミクロネシアの住居のようにも、あるいは船を逆さまにして伏せたようにも見える存在感のある建物だ。外壁は鋼板張りで、表面の赤錆の微妙な色
【復興支援ツアー2015】ツアーから帰ったleoleoさんの息子さんがみんなに語ったこと iRyota25 2016.03.01 0 1,627 0 小さなお子さんを連れての家族旅行です。復興支援のこころを胸に防災について学ぼうといったって、きっと大変だろうなと思ってしまいます。 岩沼市のホテルに積もった雪、閖上港の朝市での海鮮バーベキュー、まるで公園のような千年希望の丘でのAR体験、仙台空港での飛行機と
第五福竜丸から採取された「死の灰」 iRyota25 2016.03.01 0 3,883 0 1954(昭和29)年、現地時間午前6時45分、マーシャル諸島のビキニ環礁で「キャッスル作戦・ブラボー実験」と名付けられた水爆実験が行われた。核爆発で沸き上がったキノコ雲は高さ34.2kmに達し、約160km離れた場所で操業していたマグロ延縄漁船「第五福竜丸」をはじめ多くの漁
息子へ。東北からの手紙(2016年2月11日)何もないけど何かがある iRyota25 2016.03.01 0 2,408 0 2月11日、東京・湯島で開催されたロシナンテスのイベントで、じわんと響くことばを聞いた。念のために解説しておくと、ロシナンテスはアフリカのスーダンでの医療支援活動を行っているNGO/NPOで、東北でも仮設住宅の高齢者の健康を応援する活動などを続けてきた。いまロシナン
いわき市四倉港のあけぼの iRyota25 2016.03.01 0 2,273 0 いわき市北部の四倉港。夏になると海水浴客で賑わってきたこの場所は、日の出の名所でもある。まだ風は冷たいが、夜明けの空の色があたたかく染みてくる。 いわきの空はなぜかとても美しい。いつ行っても見事な日の出を見せてくれる。ピンク色の雲がかかる姿もいいけれど、雲