加茂神社の津波警報塔 iRyota25 2016.11.08 2 1,903 0 大船渡駅前の時計塔が仮置きされた公民館前の公園から数100メートルしか離れていない加茂神社の境内からは、新しくつくられていく町がよく見える。津波に襲われた平地に突き出す半島のような高台にあるから、かさ上げされた新しい市街地や、先行してオープンしたショッピング
大船渡の人たちの新しい町へのねがい iRyota25 2016.11.15 4 1,893 0 県が実施した復興工事の見学会に参加して、地元の人たちの声に真情を感じさせていただく機会があったのでご報告します。 約半日かけて大船渡市内各所の復興工事の現場を見て回った見学会、この日最後のプログラムは、JR大船渡駅があった周辺で工事が進めらている市街地の見学
大阪タカシマヤで「大東北展」開催中! yumenoshippo01 2016.03.09 3 1,882 0 女川の名店「おかせい」さんがこんなコメントをFBに。 まいどありがとうございます‼ 精一杯がんばってまいりますので 応援の程よろしくお願いいたします‼ お近くにお越しの際は是非 お立ち寄りくださいませ。 精一杯がんばるってどこで? とよく見てみたら大阪タカシマヤで「
【岩泉・台風10号被害】見たこともない謎の物体 hometown_of 2017.04.24 3 1,881 0 被災物が集積されていた場所から橋を渡って中里の集落に入って、ふたたび言葉を失った。橋を渡るとそこは広々とした土地。明らかに農地だった場所なのだが、荒涼たる不毛の平面。そして、その広がりの片隅に、見たこともない巨大な物体が目に入った。これは何なのか? 一体こ
陸前高田では初開催「いわて復興住宅祭」 iRyota25 2016.07.15 5 1,878 0 被災した人たちの住宅再建を支援する岩手県の事業「いわて復興住宅祭」が陸前高田市では初めて開催された。 会場には県内のハウスメーカー(全国展開している企業も含む)や電力などエネルギー関連企業のブースが並び、個別の相談に応じていた。 林業に力を入れている岩手県な
【岩泉・台風10号被害】土砂に埋まった野球場 hometown_of 2017.04.26 2 1,877 0 岩泉球場は、4月20日に全面営業再開した道の駅いわいずみの隣にある。楽天球団による「フィールドサポート・プログラム」(地域との交流を深め野球の普及促進を行うプログラム)により、楽天イーグルス岩泉球場と呼ばれる野球場だ。しかし、いまは、昨年台風10号の被害で大量
息子へ。東北からの手紙(2016年6月10日)吉浜のおじさんとの5分間 iRyota25 2016.06.13 3 1,866 0 「お兄さん、どこから来たの?」岩手県大船渡市三陸町吉浜で碑文の写真を撮っていたら、軽トラックに乗ったおじさんから声を掛けられた。 静岡の伊豆と応えると、「伊豆かあ、なつかしいなあ。昔からの友達が伊東に住んでてな、何回か行ったことがあるよ。百メートルくらい走
3年後にワールドカップを迎える釜石の2016年 iRyota25 2016.12.31 6 1,861 0 この道路案内標識が示すところに道はまだない。 標識が示す場所へ、被災した町をぐるっと回っていくと、その場所には広大な造成工事現場が広がっている。ここは 中学生や高学年の子どもたちが小さな子どもたちを引率して、避難場所に指定されていた場所へ、そしてさらに高台へ
3月11日に流れていった時間 hometown_of 2017.03.12 3 1,858 0 3月11日、たくさんの人が陸前高田を訪れていた。一本松茶屋の駐車場はほとんど満車だった。ふだんは工事車両か土埃で汚れた地元の車がほとんどなのに、この日の国道はきれいな車が目立つ。 市内にはこの日も工事を行った現場も少なくなかったようだが、一本松の周辺の重機は眠
竹駒第2トンネルのいまとむかし iRyota25 2017.02.13 4 1,846 0 道慶さんの祠のすぐ近くにトンネルがある。いまや草ぼうぼうで、遠目には分かりにくいが、道慶さんの祠の前にはJR大船渡線の線路が走っていた。こちらは道慶さんのように400年もむかしのことではない。わずか6年前のこと。 津波の被害が大きかった場所では、線路はおろか路盤
人の都合と自然の都合 iRyota25 2017.02.06 5 1,846 0 猫くんがぶーたれた顔して座っているのは線路の敷地内。 振り返ると、線路の反対側にはキジの姿があった。シャッター音に気づいてバサバサと近くの山に飛び去っていってしまったが。 キジを狙っていたところに、とんだ珍客(つまりわたし)が間に割り込んできたので、猫くん、
2016年7月11日の一本松 iRyota25 2016.07.11 4 1,835 0 東日本大震災から5年4カ月となる今日。平日にも関わらず多くの人が奇跡の一本松を訪れている。 下の写真で黄色い傘をさしているのは、栃木県からのお客さんを乗せてきた観光バスのバスガイドさん。巨大なベルトコンベアでかさ上げ工事を進めていたこと、その施設もすでに解体
「なんかええわ〜」と言わしめるバイク軍団 hometown_of 2017.03.29 5 1,832 0 神戸からのお客さんの到着は朝の6時過ぎ。夜行バスで陸前高田までやってきたからだ。そんな早朝にやってる店もなく、イベントが始まるまでの間、被災した町の様子を見て回ることに。 震災遺構として残される道の駅タピック45の駐車場に入ると、ずらりとバイクが並んでいた。そ
大船渡は漁業と水産業の町 hometown_of 2017.05.30 1 1,831 0 大船渡の町中を歩いていると、こんなカラフルなペイントが施されたトラックに出会うこともある。海の町大船渡は漁業と水産業の町。 しかし、あの災禍をもたらしたのは海だった。町の人たちが愛してきた海だった。 地元デュオ LAWBLOW の「家に帰ろう」に綴られた言葉は、大船
仮設がなくなる前にもう一度… iRyota25 2016.11.09 6 1,792 0 「交通整理の人を出した方がいいんじゃない?」仮設住宅の支援員さんが冗談とも本気ともとれないことを言う。 仮設にたくさんの人が帰ってきた日 大船渡市のある仮設団地の自治会長さんから「イベントの手伝いに来ない?」と誘われて行ってみたら、それは仮設団地のお別れ会を
『ハドソン川の奇跡』と震災を経験した自治会長さんの願い iRyota25 2016.09.29 3 1,787 0 写真はハドソン川の奇跡とは関係ない。ニューヨークの街が「奇跡」を経験することになる約3年前のウェストサイドの冬の風景。ストレットリムジンが写っているのはご愛嬌。僥倖あって、高級ワイン付きのリムジンに15分ほど乗せてもらった記念写真みたいなもの。 ハドソン川の奇
輝(ひかり)あふれる場所 hometown_of 2017.03.12 3 1,786 0 陸前高田市内で最初に完成した復興住宅、市営住宅下和野団地では、第4回「高田に輝(ひかり)の花を咲かせよう」が開催された。 7階建ての公共住宅の南側、いずれかさ上げ工事で中心市街地とつながることになる場所に、手作りの光のページェントが繰り広げられた。 北側の駐車
お茶の小谷園からのメッセージ iRyota25 2016.12.18 3 1,781 0 かさ上げ工事が進む陸前高田の町なかの、まさに工事現場のすぐ近く、そして本丸公園に向かう神社への入口近くで、こんなメッセージを見つけた。 今年もあとわずか 健康で笑って 新年を迎えられますように メッセージが貼り出されているのは、創業80年以上、高田の町で唯一のお
【さあ、これからだ】ミュージシャン斉藤選手の叫びに泣いた hometown_of 2017.05.03 2 1,779 0 陸前高田、大船渡、住田の気仙三市町を中心に活動するミュージシャン「斉藤選手」に偶然会った。斉藤選手はスピッツが慰問ライブに来た時に前座としてステージに上がり、メインを半分くらい喰っちゃったんじゃないかとまで言わしめたミュージシャン。陸前高田愛を歌わせたら右
「お隣」のコミュニティホールで毎朝行われるラジオ体操 iRyota25 2016.12.10 3 1,779 0 この夏から入居が始まった陸前高田の県営栃ケ沢アパート。県内最大の災害公営住宅だ。先日、入居している男性宅を初めて訪ねた。 男の一人住まいとは思えぬほど広々とした室内は、考えてみれば「物がない」ということの裏返しだったのかもしれない。それがその人の人となりに
台風一過、午前九時 iRyota25 2016.08.23 4 1,774 0 台風9号が通り過ぎた早朝の陸前高田。まとまった雨が降ると必ず水浸しになる交差点付近で、10人近くの現場作業員が働いていた。 交差点を左折すると、かさ上げされた土地に作られた道路に通じる。しかし、作業員たちは脇目も振らず一心にスコップで道路の土を掻いている。豪雨
日曜日も工事の日 iRyota25 2017.02.05 4 1,758 0 日曜日は工事は休みというのが建設業の常識なのだが、陸前高田の中心市街地付近では、日曜日にも重機の音が響く。 朝一番に道路から見ると、2台の重機で掘削を始めていた。場所は、3月の完成予定目指して複合商業施設の建築が進む、いわばいま一番ホットな現場。厳しい冷え込
小さい町のあったかいクリスマス会から iRyota25 2016.12.26 3 1,755 0 12月24日、25日のクリスマス本番の2週間前の日曜日、陸前高田や大船渡に接する内陸の町、住田町で開催されたクリスマス会。イベントに町の名前を入れこんだ「メリークリスミタ!」は熱気にあふれていた。 町民や町に関わりのある人たちによる音蔵(こちらも蔵の町住田にちなむ
コンサバな町の危うさ hometown_of 2017.03.17 8 1,753 0 シーパルピア女川で仲間たちとの待ち合わせまでに少し時間があったので、女川みらい創造株式会社の事務所を覗いてみたら、近江さんの姿がちらっと見えたので立ち寄ると、「おう久しぶり」と迎え入れてくれた。 近江弘一さん。株式会社石巻日日新聞社代表取締役社長で、有限会
三陸鉄道盛駅の駅の業務が… hometown_of 2017.04.14 1 1,746 0 盛駅の「ふれあい待合室」は三陸鉄道の名物のひとつだった。震災で大打撃を被った三陸鉄道に代わって駅の業務を行ってきたのは、NPO法人夢ネット大船渡。まだ列車の全線運行が再開される前から、駅舎を利用した街の賑わいと交流の場づくり、平成25年4月からは乗車券の販売など