釜石市の山林火災、消火活動がつづく hometown_of 2017.05.09 6 2,234 0 2017年5月8日昼ごろに発生した釜石市平田(へいた)地区の山林火災がなかなか鎮火できずにいる。9日14時現在、釜石市内にはヘリコプターの音が鳴り響き、時折、木が焦げる臭いが流れ込む。町なかが煙でかすんでいるように見えることもある。防災無線が山林火災について情報を
空に向かって語りかける「みんな元気にしているよ」 hometown_of 2017.03.13 11 6,964 0 凧が空を舞う。まるで空を行く鳥たちのように。空と大地をつなぐかのように。 3月12日、気仙天旗仙風会による「気仙天旗祈願祭」が陸前高田の海辺のかさ上げ地で行われた。 「震災で亡くなられた人の数だけ凧を揚げるんだけど、来ない?」 災害公営住宅に暮らすYさんからお誘
【さあ、これからだ】まちなか広場にうずまく歓声 hometown_of 2017.05.02 6 3,054 0 ワー、キャー、ワー… 子どもたちの歓声が混ざり合って聞こえてくる。遊園地の近くで聞こえる、まるでうずまくような独特のあの音そのもの。4月27日にオープンしたアバッセたかた。すぐ近くの高台、本丸公園にもその音は響き渡っていた。 本丸公園は、新しい市街地の建設工事の
さくらを植える。花は咲く hometown_of 2017.03.30 10 2,551 0 いわき市久之浜の河津桜が見事に咲いた。諏訪神社境内の桜は3月18日にはすでに満開。同じ頃、川沿いや高台の桜にはまだ固いツボミのものもあったから、ちょうど今頃、久之浜は花盛りかも。 久之浜に桜を植える活動を行っているのは、静岡県三島市と富士市の有志による「Team
WILDLIFE in TOHOKU「白魚の風物詩」 hometown_of 2017.05.04 5 2,441 0 桜の花びらが水面に浮かぶ花筏。そんな季節の風物詩が陸前高田・気仙川の白魚。 白魚といえば福岡市の室見川の踊り食いが有名だが、気仙川の白魚は室見川に引けを取らない。日没直後に獲って生かしておいたものをそのまま食べるのだから、何しろイキがいい。酢醤油に入れた瞬
親子、いや孫子ほどの歳の差を超えた友情【復興支援ツアー】 hometown_of 2017.03.30 9 2,064 0 3月17日、株式会社ジェーピーツーワンの被災地支援ツアーに参加させていただいた。待ち合わせは宮城・女川の新名所「おかせい」。まるで竜宮城みたいな海鮮丼で全国的にも有名な鮮魚店が経営する海鮮食堂。 お店の前にたくさんの人たちが列を連ねる中に、昨年まで同僚だったな
釜石の山林火災で目撃した自衛隊ヘリのヘビーローテーション hometown_of 2017.05.10 4 2,228 0 釜石市尾崎白浜地区で発生した山火事がなかなか鎮火できないでいる。山火事が発見されてた翌5月9日の夕方、釜石市の町なかから徒歩数分の魚市場の岸壁に行ってみた。ここは毎年10月に開催される釜石祭りで、尾崎神社の御神体が船に乗って還御されるのを町じゅうの人たちがお見
陸前高田の人が言った「住田は桜がいっぱい」という言葉 hometown_of 2017.05.02 4 2,207 0 大船渡や陸前高田の桜はほとんど散ってしまったが、20kmほど内陸の住田ではまだ満開の桜を楽しめる。さらに内陸の遠野では満開はまだこれから。東北は少し移動するだけで何度も桜を愛でることができる。 住田町の仮設住宅の通路でMさんにばったり出会った。閉校になった小学校
コンサバな町の危うさ hometown_of 2017.03.17 8 1,839 0 シーパルピア女川で仲間たちとの待ち合わせまでに少し時間があったので、女川みらい創造株式会社の事務所を覗いてみたら、近江さんの姿がちらっと見えたので立ち寄ると、「おう久しぶり」と迎え入れてくれた。 近江弘一さん。株式会社石巻日日新聞社代表取締役社長で、有限会
【アバッセたかた】餅まきの申し子 hometown_of 2017.05.02 4 1,713 0 東北では何かというと餅をまく。お祝いとかお祭りとなると、餅まき抜きでは始まらない。 4月29日、アバッセたかたの前で開催された餅まきでの珍事! こんなことってあるんだね。 餅まきには、陸前高田のマスコットキャラクターたかたのゆめちゃんも登場。会場となった駐車場の
線香花火ナイト hometown_of 2017.03.12 8 2,104 0 陸前高田の小友町、市営住宅西下団地では、ボランティアと地元の人たちによる線香花火ナイトが行われた。 キャンドルでつくられた「偲ぶ」との文字が照らし出す中、参加した人たちの線香花火が光の花をつくり出していく。 何度も何度も線香花火に火をつける子どもの笑顔が、キ
どうして山に逃げなかった?【復興支援ツアー】 hometown_of 2017.03.30 6 1,816 0 大川小学校の裏山に登ってみた。途中に白い表示があったのが津波到達点なのかと思ったが、それより少し高いところまで津波は襲っていたきたのかもしれない。縦長の小さな窪地のような獣道に沿って、ゴミが点在していた。それが津波の時のものなのか、その後誰かが捨てたものな
今日はツバメも低く飛ぶ hometown_of 2017.05.10 3 2,100 0 雨の前日にはツバメが低く飛ぶという。餌になる羽虫が湿気を帯びて重たくなって低く飛ぶから、それを狙ってツバメも低く飛ぶという話だが、5月10日は久しぶりの雨。 朝からの霧雨のせいで自身の羽根も重たくなったのか、今日は巣の近くで待機しているツバメの姿が多い。たまに
砂の降るまち iRyota25 2017.03.03 6 4,768 0 ザザザザッと信じられないような音を立てて砂が吹き付けてくる。 陸前高田。復興工事の真っ最中。 ここは4月27日オープン予定の中心市街地。左手には店舗ビルが見えるはずなのだが、見えない。 風が吹けば、かさ上げ現場から砂埃が容赦なく吹き付けてくる。ふだんでも、日常的
はまってかだって高田のプチツアー hometown_of 2017.04.19 4 1,738 0 出発地点の陸前高田市コミュニティホール前には20人近い人が集まっていた。今日は町歩きのプチウォーク。晴れているのにぱらっと小雨がぱらつく、変化しやすい春らしい空模様だったが、「大丈夫だぁべ」といざ出発。 「もし歩けなくなったら、キクチさんが背負ってくれるって
絆の「つるし雛」バスツアー iRyota25 2017.02.28 7 2,711 0 「2月26日午前9時、陸前高田市役所前で待ち合わせね」と、遠野のつるし雛を観に行くツアーに誘ってもらった。やってきたマイクロバスに乗り込むと、以前に仮設住宅でのイベントで会った懐かしい顔がたくさんだった。 バスに乗り込んで、皆さんのおしゃべりを聞きながらようや
「なんかええわ〜」と言わしめるバイク軍団 hometown_of 2017.03.29 5 1,913 0 神戸からのお客さんの到着は朝の6時過ぎ。夜行バスで陸前高田までやってきたからだ。そんな早朝にやってる店もなく、イベントが始まるまでの間、被災した町の様子を見て回ることに。 震災遺構として残される道の駅タピック45の駐車場に入ると、ずらりとバイクが並んでいた。そ
タコ焼き2800個! hometown_of 2017.03.30 5 1,682 0 焼きに焼いたものだ。びっくりだ。 2016年8月に入居が始まっていたのに、2017年の3月も末になってようやく住民主体の利用ができるようになった県営栃ヶ沢アパート集会所。 3月28日、この集会所でタコ焼きパーティが開かれ、たくさんの住民でにぎわった。 タコ焼きパーティは3
マルカン大食堂の「ナポリカツ」 iRyota25 2017.02.20 7 3,808 0 「ナポリカツ」って聞いてどんな料理を思い浮かべます? ってもう写真で紹介しちゃっているんだけど。 昨年の夏、市民のたくさんの人たちに惜しまれながら閉店した岩手県花巻市のマルカン百貨店。その6階にはフロア全体を使った大食堂があった。日食なつこの「あのデパート」
6年を経て、ようやく動き始めた町 hometown_of 2017.03.30 5 1,669 0 ほんの数カ月の間に町の姿は一変する。とくに被災地では。 いわき市久之浜を訪れたのはほぼ3カ月ぶりなのに、まるで別世界に思えるほど景色は変わっていた。旧浜街道沿いにお店や民家が建ち並んでいたのは、震災前の景色として見せてもらった写真の中にある記憶。実体験をとお
気仙沼の床屋さん「鹿折軒」で聞いた意外な話 hometown_of 2017.04.21 3 3,916 0 不屈の床屋さん。鹿折軒さんはそんな形容が似合う床屋さんだ。震災当日は家族全員が命からがらで生き延びた。店はもとより商売道具もすべて失ってしまったが、理容業界の仲間からの支援を受けて、避難所でいち早く理容のボランティアを始めた。店があった場所は津波浸水域で、
3月30日は旧暦のひな祭り hometown_of 2017.03.30 5 1,619 0 自治会の運営で利用ができるようになったばかりの県営栃ヶ沢アパート(岩手県陸前高田市)。その事務室のホワイトボードに、「3月30日、ひな祭りお茶会」と予定が書き込まれていた。朝のラジオ体操の後には、お茶道具を運ぶから手伝ってねという呼びかけもあった。 お茶会の先
【さあ、これからだ】高校球児たちが咲かせる花 hometown_of 2017.05.04 3 1,752 0 写真を一目見て、「この子たち、野球部員じゃん」と思った方、あなたは鋭い! でも、彼らが何をしているのかまで分かる人はいないだろう。写真だけ見て分かっちゃう人がいたら、それはもう神と言うべきかも。 時間を少しだけ巻き戻そう。陸前高田に新しい複合商業施設アバッセ
陽光が差し込む教室 hometown_of 2017.03.17 6 1,474 0 午後の大川小学校、彼岸の入りの日、教室の壁を春の日差しが照らしている。 この時間帯ならまだ小学生たちは教室や校庭にいるかもしれない。走り回ったり、笑い合ったり、けんかしたり、また走り回ったり、笑い合ったり、歌ったり。 そんな声が聞こえてくるような気がする。壁
縁というもの【復興支援ツアー】 hometown_of 2017.03.30 5 1,416 0 その日、大川小学校ではカメラがずっと回されていた。この山道を逃げればよかったのにと、悲しさ悔しさ申し訳なさでいっぱいになった坂道の上からも、カメラの前で話し続ける人たちの姿があった。 大川小学校。冷たい風にさらされるこの場所に「いる」ということだけが、かろ