息子へ。東北からの手紙(2015年12月20日)幸せになるために生まれてきた iRyota25 2015.12.22 6 2,243 0 いちばん海に近い蔭磯橋の架け替え工事が始まっている。 もともと蔭磯橋が架かる河口あたりは、山と海からの砂が堆積して天井川みたいになっていて、北町から橋へ向かう道はゆるやかな上り傾斜だった。つまり橋の方が町より高かった。だもんだから、蔭磯橋が津波に呑み込まれ
久之浜の小学生たちの稲刈り体験 in しずおか iRyota25 2013.11.12 2 2,007 0 自然の中で遊んでほしい 11月9日、いわき市久之浜の小学生たちが伊豆へやってきた。6月に田植え体験にきたこども達を含む約20人。到着早々、長旅の疲れもなんのその、たわわに実ったイネに飛びつくようにして、鎌で刈る、刈る。刈った束を2束+2束でまとめて稲わらでギュッと縛
3月11日、〈東北復興支援社内イベント2016〉を実施しました ~前編~ sKenji 2016.03.16 2 2,530 0 東日本大震災の発生から5年となる先日3月11日、犠牲になられた方々への追悼と震災の風化防止、次に来る災害への備えを目的として、勤務先の会社で社員全員参加のもと「東北復興支援社内イベント」を行いました。今日はその内容を共有させていただきます。 東北復興支援社内イ
久之浜の里山にて sKenji 2013.07.01 3 2,348 0 6月21日、福島県久之浜で放射能に負けない米作りをしている、稲作農家の佐藤さんを訪れて取材をした。 新幹線と特急を乗りつぎ、いわき駅で下車してレンタカーを借り、佐藤さんのご自宅に伺う。 居間で現在の米作りや田んぼの放射線の状況について話を聞き、その後、ご自宅裏
この人と語りたい。第2回「本柳真一さん@久之浜」 iRyota25 2013.07.09 4 2,452 0 まだ成長するのなら、火を吐くとか尻尾が生えるとか空飛べるとかしてくれねーかなぁ。人外で構わんから。 人外っていうのは、人間に似てるが人間とは違うキャラクター。 昔風に言うなら、こんな意味か。 たとえ鬼神と化そうとも、我、なすべきことをなすのみ。 車窓の向こうに
津波実話・悲話・奇譚。繰り返される物語 iRyota25 2016.03.04 3 7,477 0 これからご紹介する物語がいつの出来事だったのか、読んで想像してみてほしい。 濁流の中に病身の兄を護る 下閉伊郡山田町の佐藤コツルさん(25)は、津浪だ!という声に驚いて、永らく病床にある兄を背負うてようやく家を出たが、その時はもう漫々たる水が前後に迫っていた。
久之浜(いわき市)の試験操業、第2回目は「あの魚」も iRyota25 2013.11.08 1 2,816 0 久之浜にヤナギガレイが帰ってくる 第1回目の試験操業からおよそ2週間。なかなか次の出漁の知らせが入ってこなかったのは、台風の影響だったようだ。(ちょっと安心) 福島民報など複数の地元メディアが伝えた。 いわきで2回目の試験操業 1日市場で競り いわき市漁協と小名
麦踏みをお手伝いした麦ごはんを食す幸せ iRyota25 2016.01.06 1 3,259 0 今日は福島で育ったおいしい大麦のお話です。 「麦踏み、やってみないかい」と福島県いわき市で農業を営む佐藤三栄さんから誘われたのは2014年12月頃のこと。麦踏みという言葉は辛うじて知ってはいました。「麦は人に踏みつけられ、痛めつけられて、それでも立派に育つんだ」
久之浜で震災後初の試験操業(今日のニュースから) iRyota25 2013.10.18 1 3,648 0 いわき市沖の漁場で、東日本大震災後初めて試験的な漁が行われたとのニュースが各紙で伝えられました。 魚や貝などの放射線量を調べるサンプリング調査の測定値が低かった福島県北部の沖合では、昨年から試験操業が行われていますが、いわき市沖での漁は2年7カ月ぶりとのこと
震災記録写真・富岡町から南へ ~その2(久之浜)~ sKenji 2013.07.04 2 1,749 0 楢葉町から久之浜へ (2013.6.22) 楢葉町からいわき市久之浜地区に移動する。 車を降りて最初に目についたのは、家の基礎部分だった。今朝から見てきた震災の爪痕だった。薄曇りの天気がさらに圧し掛かってくるようだった。 海岸線を歩いてみた。女子学生が二人いた。 学校帰
夏が到来した浜風商店街の冷やし中華 iRyota25 2015.07.21 2 2,385 0 暑い夏祭りの夕べ、いわき市久之浜の浜風商店街、からす屋食堂にも夏の花が咲いた。 色とりどりの味と食感。からす屋食堂の冷やし中華、最高です。どんな美味しさだかを言葉で説明するのは野暮というもの。冷やし中華大好きな人たちの心の中にきっとある「これぞ夏!」そのも
今年もよい米ができますように♡小久の米作りの現場 iRyota25 2015.07.30 2 1,688 0 眩しいほどのイネの緑が広がります。ここは佐藤さんちの田んぼ。ほとんど定点観測状態になっていますね。 今年のイネはどんな感じですかと尋ねると、「いや~例年と変わんないよ」と佐藤さんは言うけれど、それは「今年もおいしいお米を作るよ」という自信のあらわれに他なり
GWにおすすめ。東京から日帰りで行く久之浜(PLAN-2) iRyota25 2013.03.29 4 8,787 1 被災地に行きたいけど、電車と徒歩で簡単に行ける場所はどこかにないかな? そんなご要望にお応えしましょう。東京から電車で2時間半の近場で、駅から歩いて被災地を見学できて、仮設商店街でたくさんお話を聞くことができる場所。それは、いわき市久之浜(ひさのはま)。 レ
息子へ。東北からの手紙(2016年1月17日)敢えて「風化は悪いことではない」 iRyota25 2016.01.17 1 2,176 0 年末に訪ねた女川の新しい商店街で、ダンボルギーニの今野さんと話している時に彼が語った言葉が刺さった。 「震災とか被災地という言葉がアピールできる力が低下してきている。これからは、もっと別な何かが必要だ」 これはつまり、震災の記憶とか教訓といったものが、域外の
息子へ。東北からの手紙(2015年3月11日)ここに故郷あり iRyota25 2015.03.11 5 2,384 0 いわき市久之浜の神社の宮司さんに、びっくりするようなジャンボシュークリームをふるまっていただいた後、原発事故で立ち入りが規制されている地域の神社の話を聞かせてもらった。地震で倒れたままの神社の写真も見せてもらった。避難区域に指定されている地域の神社では、震
息子へ。東北からの手紙(2015年4月16日)桜を植える iRyota25 2015.04.17 4 3,672 0 関東周辺ではすっかり葉桜が鮮やかな季節になって、街路樹のハナミズキが美しい季節になったけど、ここ1週間位の間に東北方面から桜の花のたよりが次々に舞い込んでいる。 いわきで咲いたって話を電話で聞いたのは10日くらい前だったか。いまではもう花盛りなんだって。その数
安倍総理のFB、久之浜での写真 Kazannonekko452 2013.07.03 1 1,043 0 久之浜大久地区まちづくりサポートチームのFacebookで、安倍首相の福島訪問記事が紹介されていた。 首相官邸 | Facebook 今日は福島県の被災地を訪問しました。 卒塔婆が立てられた慰霊の場所で、安倍首相が手を合わせる写真も載せられていた。 でも、その場所がどこなのか分
いわきの美味しいお米「食べくらべセット」登場♪ yumenoshippo01 2015.04.15 4 3,437 0 いわき市久之浜の浜風商店街で人気の、美味しいお米の2合パック。3種類のお米を食べ比べできるセット販売がスタートしました。 お米の種類は定番のコシヒカリ、もちもちっとした食感と味で人気急上昇のミルキークィーン、そして福島県が15年の時間をかけて開発した天のつぶ。
【北海道南西沖地震から22年】津波は矢のように早い iRyota25 2015.07.10 4 6,515 0 とにかくおばさんは、逃げろ!逃げろ!の一点張り 撮影のため、たまたま奥尻島に行っていてこの大津波に遭い、九死に一生を得た水中カメラマンの中村征夫さんは、その体験をつぎのように語っている。その夜、スタッフとともに全滅した青苗地区の岬から数軒目の民宿の別棟に泊
いわき市の漁協が海洋排出を拒否した報道に見る苦渋 fnp1monitor 2015.06.17 2 1,939 2 福島県を代表する2つの新聞でその扱いが大きく異なることになっている――。ここに福島の苦渋が表れている。東京電力福島第一原発の「増え続ける汚染水」問題で、昨年から東電側が地元の漁協に協力を要請してきた「サブドレン水」のことだ。 福島民報の13日付の記事は2面で、反
ライトアップされた白水阿弥陀堂の幽玄 iRyota25 2015.05.05 2 1,725 2 【そうだ福島に行こう! 白水阿弥陀堂(いわき市)】 古刹です。創建は平安時代後期です。かの平泉の金色堂をつくった奥州藤原氏の清衡の娘、徳姫が、夫の岩城則道の供養のために建てたとされます。中尊寺にならって設計されたとも言われています。 たしかに一目見ただけで、
震災4年の写真集 iRyota25 2015.04.03 2 6,241 0 この年末年始、宮城県と福島県の沿岸部を歩いた時の写真を紹介します。これは今年の3月11日、とある集会で発表する予定だったスライドショー用のものです。 大川小学校 石巻市の大川小学校です。撮影したのは2014年末。写真では見えませんが、緊急災害支援チーム新沼【311kara
明日を目指すお店リポート:久之浜「浜風商店街・はたや」 iRyota25 2013.01.23 3 2,706 1 浜風商店街の食品スーパー「はたや」遠藤利勝さんの603日 (2012年11月3日) 地震の前日、3月10日に妻がいわき市平の病院に入院していたんです。本当は行く予定はなかったんですが、珍しく診察券を忘れたというので届けに行って、その帰り道、平の町を車で走っているときに地
明日を目指すお店リポート:久之浜「からすや食堂のラーメン&餃子」 iRyota25 2013.01.18 3 5,698 0 「こだわりってことではないんだけどね。同じ味。昔ながらの味でやってます」 被災地にできた仮設商店街の第一号となった久之浜の「浜風商店街」。いつも笑顔で話しかけてきてくれる、からすや食堂さんは商店街のウェルカム担当。気さくで美人の奥さんとイケメンなご主人が、
東日本大震災・復興支援リポート 「久之浜の“一心太助”のねがい」 iRyota25 2012.12.11 5 5,024 0 [プロローグ]長年地元で商売してきた。久之浜漁港で水揚げされた新鮮なお魚を電話一本で配達。三枚おろしでもお刺身でも出前迅速。もうひとつ人気は名物の干物。丁寧な仕事ぶりが口コミで広がって、久之浜の味を全国各地にお届けしてきた。 石井魚店の石井良和さんは地元の人