東北の友人たちが言うことには。その5「避難所運営のノウハウ」 iRyota25 2013.05.23 4 1,787 0 女川の石田さんの話に続いて、避難所生活について、避難所を管理した側の人からのメッセージをお伝えします。 話してくれたのは松本嘉次さん。2012年の春の甲子園で石巻工業高校を率いた監督さんは、学校では避難所運営を担当する立場でした。学校は海からかなり離れた場所に
笑顔で快走!ツール・ド・三陸2016 iRyota25 2016.10.05 4 1,580 0 カラフルなバイシクルスーツとヘルメットで身を固めた人たちが、奇跡の一本松を望む気仙大橋、かさ上げ工事が進む町を走っていく。 町全体が工事現場のような埃っぽい景色に見慣れた目には、ロードバイクの集団はかなりのインパクト。写真は秋晴れの9月25日、陸前高田市と大船
大川小学校―Angel of Hope―。2013年4月14日 iRyota25 2013.04.26 4 2,674 0 震災から2年を迎えた3月に設置された慰霊碑です。 2013年4月14日の大川小学校を写真アルバムでご紹介します。 今日も大川小学校にはたくさんの人が訪れています。 友人と、家族と、あるいは団体で。やってきた多くの人が、今日もこの場所で話す言葉を失ってしまいます。 大川
がんばろう!レイテ島の看板 iRyota25 2013.12.18 4 2,749 0 医療支援のためフィリピンのレイテ島に渡った友人から、Facebookの手紙を受け取った。日本ではまるで津波のような高潮被害のイメージが大きいが、彼が向かったのは山の中。巨大台風そのものによる被害が酷いのだそうだ。 メッセージに添えらた写真の中にこんな一枚があった。
日曜日も工事の日 iRyota25 2017.02.05 4 1,834 0 日曜日は工事は休みというのが建設業の常識なのだが、陸前高田の中心市街地付近では、日曜日にも重機の音が響く。 朝一番に道路から見ると、2台の重機で掘削を始めていた。場所は、3月の完成予定目指して複合商業施設の建築が進む、いわばいま一番ホットな現場。厳しい冷え込
毎年変わらない今日。 takayuki0311 2014.03.12 4 1,723 0 毎年変わらない今日。 . . . 今日は取材があったから 地元にいる。 当時を話し泣いた。。 . . . 忘れられない311 . . . それぞれの311。 俺は今 神奈川の海にいる。。 色々な場所、 団体、学校から 『その時』を一緒に過ごそうと ありがたい声を沢山頂いた。。 選べなかっ
インタビュー「おいしいと喜ばれる安全な米作り」いわき市 iRyota25 2013.09.10 4 2,454 0 福島県いわき市四倉地区に、「安全な米作り研究会」のメンバー白土武さんを尋ねました。一面に広がる緑の田んぼ。イネは尖った葉をピンと元気に伸ばしています。葉の間にはすでに稲穂も頭を垂れ始めています。モミの中の実(お米)もだんだん大きくなっているのでしょう。 緑
[空気の研究]福島を取り上げたドキュメンタリー映画が上映中止に Rinoue125R 2015.04.03 4 1,728 1 自分はこの映画をまだ見ていない。そのことをお断りした上で、今起きていることについて考えたい。3月14日、日本在住のアメリカ人ドキュメンタリー映像作家のブログにこんな書き込みがあった。 Censorship? Self-censorship? 検閲? 自己検閲? 配給会社都合により、急遽「A2-B-
小名浜のおすすめ施設 ~いわき・ら・ら・ミュウ~ sKenji 2013.08.25 4 2,415 0 福島県いわき市小名浜にある「いわき・ら・ら・ミュウ」に行ってきました。 いわき・ら・ら・ミュウは、魚屋、お土産物屋、飲食店などが入っている集合施設です。特徴的なのは、観光遊覧船がすぐ脇の岸壁から発着している点、子供用の屋内型あそび場「わんぱくひろば みゅう
【防災対策】水道水の保存について sKenji 2014.04.03 4 5,010 0 災害に備える上で、水の備蓄は欠かすことができないものです。私も、ミネラルウォーターのペットボトルを常備しています。また、そのほかにも、空いたペットボトルに水道水を入れて、手洗い用や非常食の即席めん調理用の水としています。 この水は、1、2ヶ月毎に交換するよう
女川町の災害公営住宅第1号に見た非日常 iRyota25 2014.05.09 4 3,488 0 エントランスにセラミカ工房のタイルプレートが飾られていると聞いて、女川町の災害公営住宅第1号として3月末に完成したばかりのピカピカの運動公園住宅を訪ねた。 ここは震災でたくさんの人が津波から逃れた運動公園の一角。陸上競技場だった場所が災害公営住宅として生まれ
つながっていく石巻。新台湾壁画隊とコラボ制作 iRyota25 2013.06.12 4 2,891 0 可愛いあんよが入っていく、ここはどこ? ここは石巻の中瀬。旧北上川に浮かぶ島。石ノ森萬画館のすぐ南。 「新台湾壁画隊」との額が掲げられた、壁じゅうがアートでできた屋根のない小屋。 晴れた空に映える、色鮮やかな台湾アート。 とにかく中に入ってみましょう。 立て看
東北の友人たちが言うことには。その6「本気で応援する米作り」 iRyota25 2013.05.23 4 1,571 0 初夏。全国で田植えが行われている。 収穫時期や台風の影響を逃れるためなど、いろいろな理由で地域によって田植えの時期は違うが、福島県いわき市北部では5月中旬の土日がピークだったらしい。 水が張られた田んぼに青々としたイネが植えられた光景は、まだ目にしていないが
あざむく高さ。津波の高さ iRyota25 2013.03.07 4 2,781 1 人は高さに欺かれる生き物です。残念ながら。 青森県の酸ヶ湯で積雪の国内記録が更新されたというニュースが流されていました。積雪量が毎日のように更新されて、ついに5メートル66センチに達したとか、ポールの先に設置された観測装置が雪に埋もれる恐れがあるから、観測機の
12月11日、今日は33回目の月命日です。 iRyota25 2013.12.11 4 1,932 0 33回目の11日。 祈るのは、その日のことを忘れないため。失われた仲間たちの思いを受けついで、明日への灯りをともし続けるため。しっかり生きてることを天国にいるたくさんのみなさんに報告するため。 そんな思いを込めて、今日12月11日、たくさんの場所で灯りがともされます
さよなら気仙沼の屋台村 hometown_of 2017.04.14 4 1,762 0 震災の年の11月から営業を始めた「復興屋台村 気仙沼横丁」が3月で閉村した。 「ハモニカ」と呼ばれるカジキマグロの希少な部位やサメの心臓「モウカノホシ」といった地元ならではの素材を使った料理店などが人気を集め、震災後の気仙沼を代表する観光スポットでもあった気仙
【道の駅たろう】オープン9カ月のいま hometown_of 2017.04.21 4 3,681 0 田老の町の新しい中核施設として期待を集めて、昨年(2016年)7月31日にオープンした道の駅たろう。なかなか行く機会がなかったのだが、9カ月目にしてようやく訪ねてみると。 キット、サクラサク野球場に隣接して建設されたはずなのだが、道の駅らしき施設が見当たらない。前
越喜来はきらいですか? いえ、大好きです! iRyota25 2014.04.11 4 3,335 0 岩手県大船渡市越喜来。知らなきゃ読めない地名ですが「おきらい」と読みます。 その越喜来でずっと気になっていた、まるでおもちゃ箱のようなこの施設。掲げられた手描き看板には――。 ここがオキライですか? いいえ地名はオキライでも、だ~い好きです! 場所は、道の駅三陸
東北、この一枚。(8)川開きの朝の「がんばろう! 石巻」 iRyota25 2013.08.02 4 1,925 0 石巻市門脇の「がんばろう! 石巻」の看板に、川開きを迎えて七夕飾りのディスプレイが加わった。工事用鉄パイプで手作りされたスタンドに飾られた5つの七夕飾りが、ひまわりの花といっしょに「がんばろう! 石巻」看板のまわりで風に揺れていた。 この七夕飾りは、石巻の仮設
[関東大震災の記憶]津波で船が町に打ち上げられ、山の斜面は崩壊。さらに温泉が噴出した伊豆地方 iRyota25 2014.11.12 4 6,230 0 前回の神奈川県西部に続いて、伊豆半島の静岡県側の関東大震災での被害状況を、当時の雑誌から紹介します。伊豆半島東沿岸部で発生したのは、集落がまるごと山津波で海岸線まで押し出されたところを海の津波に襲われるという、根府川で起こった想像を絶する悲惨な出来事と同様
つつじ野 第5回「震災体験-4」 onagawa986 2013.12.26 4 3,044 0 家族を助けに女川へ行くには車が必要でした。歩くのもやっとの祖父母と2歳の末っ子がいたからです。震災2日後の早朝、桃生の避難所から意を決してヒッチハイク。運良く停まってくれた1台目の車が、実家近くまで行くと快く乗せてくれました。 実家へ駈け込むと、驚いた父が「女
こころのつぶやき Vol.7 ~海と防潮堤~ sKenji 2014.04.22 4 1,599 0 昨日、東北で賛否両論ある防潮堤について、あれこれ考えていた。ただ、調べたり考えたりするものの、うまくまとまらない。帰宅しても試行錯誤は続いたのだが、さすがに疲れ果てて、風呂に入る。 すると、防潮堤とは直接関係のない、小学生のころの記憶が、ふとよみがえった。
竹駒第2トンネルのいまとむかし iRyota25 2017.02.13 4 1,960 0 道慶さんの祠のすぐ近くにトンネルがある。いまや草ぼうぼうで、遠目には分かりにくいが、道慶さんの祠の前にはJR大船渡線の線路が走っていた。こちらは道慶さんのように400年もむかしのことではない。わずか6年前のこと。 津波の被害が大きかった場所では、線路はおろか路盤
東北の友人たちが言うことには。その12「この鍵の意味」 iRyota25 2013.09.19 4 2,880 0 かつて警戒区域と呼ばれ、現在では居住制限区域や帰還困難区域の2つのエリアに新たに線引きされた土地へ、「はままつ東北交流館」佐藤大さんの案内で出かけてきた。 特別な許可がなければ入れない場所へ行き、 自分の目と耳、鼻、口など、 生身の五感でその土地を感じられた体
あたらしい石巻・体感リポート「花の芽をつなぐ運動」 iRyota25 2012.12.25 4 8,682 0 「電気ケトルは置いていませんか?」 すべてはその一言から始まった。石巻駅から歩いて数分の場所に建てられた仮設の商店街「石巻立町ふれあい商店街」。約20店が入居する商店街の一番奥まった場所で電器店、「パナックけいてい」を経営する佐藤秀博さん(地元の人たち呼び方