福島県いわき市小名浜にある「いわき・ら・ら・ミュウ」に行ってきました。
いわき・ら・ら・ミュウは、魚屋、お土産物屋、飲食店などが入っている集合施設です。特徴的なのは、観光遊覧船がすぐ脇の岸壁から発着している点、子供用の屋内型あそび場「わんぱくひろば みゅう みゅう」や、いわきの観光・物産・歴史文化・都市交流などを紹介している「ライブいわきミュウじあむ」なども施設内にあることです。
中央口から入ってすぐ目に付くのが、美味しそうな魚介類を扱った魚屋です。全部で6軒あります。そのうち「バーベキュー 番屋」では、20品目以上ある魚貝・肉・野菜の中から好きなものを選び、備長炭で焼いて、その場で食べることもできるそうです。
一軒の魚屋のお兄さんに、おすすめの魚について聞いてみると、「目光(メヒカリ)」という魚を教えてくれました。
メヒカリは、正式名称が「アオメエソ」という魚で、天ぷらや唐揚げの他、新鮮なものは刺身でも食べることができるそうです。
お兄さんは、いつも唐揚げにして、頭から尻尾まで丸ごと食べるそうです。白身魚なのですが、微妙な内臓の苦みも加わりとても美味しいとのことでした。
とても爽やかで素敵な笑顔のお兄さんで、ついつい魚以外の話もしてしまいました。
お兄さんは、東京の専門学校に3年間通っていたそうですが、卒業後、ずっと住むにはやはり地元がいいと思い、小名浜に戻ってきたそうです。
震災当時は、小名浜港近くの魚屋さんで働いていたのですが、津波の影響で店を閉めたため、今はここで働いているとのことでした。
「いわき・ら・ら・ミュウ」も津波の被害をうけたらしく、津波到達ラインとして、建物の壁に貼られている小さな緑色のテープについて教えてくれました。
魚屋のお兄さんと話した後、建物の二階に上がってみました。
すると、「ライブいわきミュウじあむ」では、「3.11 いわきの東日本大震災展」をやっていました。中に入ってみると、震災当時の写真、子供たちの作文などを始めとした展示物がありました。
中でも、印象的だったのが避難生活をしていた際の段ボールで作られた間仕切りでした。とてもリアリティを感じるものでした。
小名浜の「いわき・ら・ら・ミュウ」。
すぐ近くに水族館「アクアマリンふくしま」もあるので、まず、水族館を楽しんでから「いわき・ら・ら・ミュウ」でお土産なんていうのもいいかもしれません。
いわき・ら・ら・ミュウ
Text & Photo:sKenji
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