先日、娘が通っている放課後デイサービス(児童発達支援事業と放課後等デイサービスの多機能型事業所)の自閉っ子仲間有志みんなで「お茶摘み体験」をしてきました!
場所は世界遺産「韮山反射炉」を含む観光施設「蔵屋鳴沢」さん。みんなで「茶娘」の衣装に身を包んでお茶の新芽を摘む体験ができるんです。
きもの、帯、たすき、そして…
娘は温泉旅館慣れしているからなのか、和装を嫌がることはありません。今回も、絣(かすり)のきもの、前掛け、帯(実際はひもで縛ったあとに作り帯を差し込むだけ)まで、まるで当然のように着こなします。
「たすき」は初対面である係の女性につけてもらうこともあってちょっと嫌がるかなと思ったのですが、これも難なくクリア!「圧迫刺激」を好む傾向があるので、適度な締め付け具合がちょうど落ち着くのかも知れません。
ただし、帽子など頭や髪にものをつけることを嫌がるのがうちの娘。わたしが一瞬頭に乗せた手ぬぐいのほっかむりは、断固として拒否!
それでも、なかなか立派な茶娘ができあがりました♪
破壊・分断系はおまかせ
ふだんからリュックを背負ったままスクールバスに乗っているだけあって、背中に背負う竹籠もすんなり。本人に何の確信があるのかわかりませんが、自分ですたすたと茶畑へ向かいました。
「一芯二葉」といって、先端が「一つの芯と二枚の葉」になっている部分を摘んでいきます。
見るからに柔らかそうで色も鮮やかなこの部分、慣れてくると簡単に見つけることができるのですが、娘には何のことだかさっぱりわかりません。
それでもデイサービスの先生が「ほら、ここ!」と促すと、次から次へとお茶を摘んでいきます。
もともと破壊・分断系の動きが得意、ドSでもある娘にとって「若い芽を摘む」という作業は最高なようで(笑)、とても楽しそう。思ったよりも正確に摘むことができてびっくりしました。
暑かったこともあって作業は30分弱だったでしょうか。摘んだお茶は紙袋にふんわり詰めて持ちかえり、その日は天ぷらに。次の日はサクラエビとの「静岡コラボ」でパスタにして食べました。
お茶の香りも甘みも苦みも、ほんのり優しいだけでなく、ちゃんと美味しさとして実感できるのは、摘みたてならではのご褒美なのかもしれません。
娘が摘んだ茶葉はちょうど1袋ぶん。ぶっちぎりの知的障害&不器用さんにしては上出来でしょう。
それに対して他のお友達は丁寧かつ迅速に2袋3袋の茶葉を摘むことができました。すごいなあ、どこかで働けるね、と純粋に感心してしまいます。
障害を持った子供が中学生ともなると親は「将来何かしらの仕事に就くことができるか」「ほんの端っこでもいいから社会の一員として役に立てるか」「何もできなくてもいいから周囲にかける迷惑をどれだけ小さくして生きていくことができるか」など、数年後に迫った将来に関していろんなことを考え始めます。
そう「学校を卒業したあと、どうやって毎日を過ごすか」が、親にとっても子供本人にとっても大問題なわけです。わが家が一番大事にしたいのは「どうするのが子供にとって幸せか」。ウチの子はどうなんだろう??????
お茶摘みは機嫌よくこなした娘でしたが、この日も次の日も、次の週もクルマを降りてからのパニック、大好きな夜ご飯やお風呂のあとにもパニック(そんなことは滅多になかった)、そして最近また不安定になってきた睡眠。
父親としての対応も相変わらず場当たり的だったり失敗ばかりであまり書けるようなことがないのです…いつか良い知らせをお待ちください(汗)。
でもお茶摘みは本当に楽しかったです。「来年も行こう♪」と決めました。おすすめですよ!
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