夏休みは海へ行くことができず、ことしはちょっと時期を外して西伊豆の松崎町雲見(くもみ)へ行ってきました。
お世話になったのは民宿(といっても立派で大きい)「浜道楽」さん。玄関にはさかなクンやジローラモ、渋いところでは谷隼人・松岡きっこ夫妻など、芸能人の写真もいっぱい貼ってありましたよ。
海はすぐ目の前です。ということでさっそく津波に備えて近くの高台の場所を調べてみました。
青い○印が今いる浜道楽さん。防災アプリ「高台サーチ」が探してくれた一番近い標高20m以上の高台がこの赤く大きな○印です。
先ほどの写真で娘の上に写っている橋脚が国道136号線です。3階の部屋のさらに上にある136号線の陸側はかなり急な山の斜面ですから、そこに避難できる高台があるということになります。
さっきクルマで通ってきた景色を思い出しながら何気なく宿のテーブルにあるガイドの冊子を見ていると、こちらにしっかり津波避難場所の案内がありました。
こちらも北を向いた地図になっていますから、アプリが教えてくれた高台とは違い、宿を出て海を向いたら左。つまり西へ向かうように案内されています。
雲見海水浴場を背にしてすぐの斜面に階段があります。これが津波避難場所に指定されている「雲見浅間神社」に昇る階段です。
このシリーズで何度もご紹介しているように、伊豆の海は背中がすぐ急な山だったりすることが多いので「あそこへ逃げればいい」となんとなくイメージはできますが、肝心なのは「登りやすい道や階段があるかどうか」ということ(そういうところが津波避難場所になっているわけです)。
その点、こうして写真まで載った丁寧な案内はとても安心しますね。
さて、男女に分かれてひとっ風呂浴びた後、さっそく避難場所の確認を兼ねて散歩しました。
こちらは太田川。西伊豆の港町(砂浜)の近くにはこういういい感じの川が流れていることが多い気がします。
こちらが宿の案内図にあった浅間神社への階段です。オレンジ色で囲った○は津波避難場所の表示です。
すごく蒸し暑いので階段は確認だけにして、娘のご機嫌取りのため海を見ながら散歩を続けます。
そのすぐ先にも浅間神社への階段がありました。
台風の影響による肌色の波が、もともとのエメラルドグリーンとコバルトブルーの引き立て役になっています。この3色のグラデーションもかなり美しかったです。
もうひとつ鳥居がありました。ゴリゴリした崖の地肌がグッときますね。さすが伊豆半島ジオパーク。
この先が展望台のある「想い出岬」。雲さえなければ富士山がとてもキレイだそうです。あ、だから浅間神社(富士山信仰の神社)があるんですね。
帰り道にも津波避難場所の表示がたくさんありました。
宿を通り過ぎて東側へ。こちらには昭和52年にこの砂浜へ打ち上げられ、助けようとした住民の努力も空しく亡くなってしまったセミクジラの骨格標本が展示されているそうです。
自閉症&最重度知的障害の娘と泳げない両親の3人だけ。そして初めての浜。毎年の教訓からことしは万全の体制を整えて臨んだのに、台風の影響で海には入れませんでした。
でも西伊豆のいいところをコンパクトにまとめたような雲見は、散歩するだけでもじゅうぶん楽しい街でした。そして!
さらにとてもうれしいことがあって、忘れられない小旅行になったのです。その理由は次回レポートします(^^)/
最終更新:
baikinman
「雲見くじら館」と「足湯」が以前からめちゃくちゃ気になってました(笑)
車を止める場所が近くに見当たらなくて、諦めていたんですよね。。。
キャンプでしか雲見へ行ったことがないのですが、宿もいいですね~♪
pamapama
小さいエリアですけど他にも宿がけっこうありますね。伊豆はいいところだなあとつくづく思います。
akaheru
雲見、いいところですね~。
場所がどのあたりなのか地図で見ましたが結構半島の下の方なのですね。
伊豆半島の西側はあまり行ったことがないので行ってみたいです!
Go toの出番かも・・!
※津波避難場所の表示が多いのもやさしい感じで好きです。
pamapama
いいところですよ~ってわたしも全くの初心者ですが、伊豆半島の東側も西側もそれぞれの良さがあるので、何年もかけて気長に1周してみてください(^^)/