【ベトナム旅行レポート】躍動するホーチミンシティ ~Vol.2~

sKenji

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統一会堂を見た後、サイゴン大教会 (聖母マリア教会)へ。

サイゴン大教会は統一会堂から歩いて10分ほどの位置にある。19世紀、フランス統治時代に建材を本国のマルセイユから取り寄せて造られたという。現在もカトリックの教会として使われており、観光客も中を見学することができる。

別名聖母マリア教会とも呼ばれているサイゴン大教会。建物の前には聖母マリア像が建てられている。真偽のほどは不明だが2005年にこのマリア像が涙を流したという噂が流れたのだとか。建物に入る扉の上には教会が完成した年である1880年という文字が刻まれている。

教会の内部
教会の内部
教会の中。ステンドグラスが美しい
教会の中。ステンドグラスが美しい

建物内部は教会特有の荘厳な雰囲気に包まれている。観光客が立ち入れる場所は一部に限定されているものの、美しい教会内部の造りやステンドグラスを見ることができる。

サイゴン中央郵便局

通りを挟んでサイゴン大教会のすぐ隣に中央郵便局がある。この郵便局を侮ることなかれ。建物はフランス統治時代の19世紀に作られたもので、パリのエッフェル塔を設計したことで知られるギュスターヴ・エッフェルが鉄骨の設計をしたと言われている歴史的建築物である。ホーチミンの人気観光スポットとして、郵便局の利用者よりも圧倒的に多い観光客が国内外から訪れている。以前は薄いピンク色の外壁だったようだが、近年黄色に塗り替えが行われたとのことである。

建物内部は天井が高く、窓口カウンターが広々としているなど全体的にゆったりとした造りになっている。壁にはベトナムを中心としたアンティークな地図が描かれており、建物だけを見ていると19世紀にタイムスリップしたような錯覚に陥る。

ホーチミンを後にするにあたり

ベトナム最大の都市、ホーチミン。この街の一番の見どころは通勤ラッシュ時の道路にあると思う。道を埋めつくすほどのたくさんのバイクが猛然と走る光景は、間違いなくホーチミンで一番心を揺さぶられた。

その他にも、紹介したフランス統治時代の建物や市民の憩いの場となっている市中心部の公園が、この巨大都市の魅力をより一層大きくしている。

もう少しゆっくりとこの街を見てみたかった。そう思いながらダナン行の列車に乗るためにサイゴン駅へと向かった。

<【ベトナム旅行レポート】ベトナムの長距離寝台列車 ~Vol.3~ へ続く>

 【ベトナム旅行レポート】ベトナムの長距離寝台列車 ~Vol.3~
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ホーチミン・統一会堂

Text & Photo:sKenji

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