【岩泉・台風10号被害】積み上げられた被災物 hometown_of 2017.04.23 1 2,233 0 海沿いから国道455線を内陸に向かって走っていくと、三陸鉄道小本駅を過ぎたあたりから雰囲気が変わってきた。道は小本川に沿っている。何度かゆるやかなカーブを曲がると、目の前に被災物の山。 大変な被害だということは聞いていた。支援で岩泉に入って、そのまま居続けてい
みちのく見語り聞き語り百ばなし~2~ iRyota25 2017.03.02 1 2,484 0 5.ダルトン式(大迫2) 大迫の歴史的建造物で出会ったチャーミングな老婦人の「ダレトモシキ」という呪文のような言葉に引きつけられるように、古い建物の2階に上がっていくと、そこには彼女が「先生」と呼ぶ人物がいた。先生は古いおひな様を見学に来た人たちに、大迫(おお
【岩泉・台風10号被害】部分再開当時の道の駅いわいずみ hometown_of 2017.04.28 1 1,453 0 4月20日、待望久しかった道の駅いわいずみが全面営業再開したニュースは、岩手県内で大きく伝えられた。町再興の礎となる施設として期待されると。 その2週間前には、道の駅は限定的な営業だった。一部営業再開された後、国交省や県の広報誌には道の駅いわいずみが「元気に」
初めてのお茶会に咲いた笑顔の花 hometown_of 2017.04.15 1 1,669 0 3月30日は旧暦のひな祭り。この日、陸前高田の栃ヶ沢アパートの集会所では、手作りのおひな様を眺めながらのお茶会が開かれた。 おひな様は栃ヶ沢アパートに暮らすお茶の先生が作ったもの。先生のお宅は津波の被害を受け、おひな様もお茶道具もみんな流された。この日飾られた
【さあ、これからだ】アバッセは花の香りにあふれて hometown_of 2017.04.28 1 2,936 0 アバッセに一歩足を踏み入れると、そこには花の香りが溢れている。お菓子屋さんの店先でも、カフェの入口でも、フードコートでも花の匂いしかしないほど。 そんな様子を、気仙沼の知人がこう言った。 「ほんとうにたくさんのお花ね。いい匂いだわ。きっと6年間の思いが、この
【明治三陸津波120年】息子へ。東北からの手紙(2016年6月16日)中島みゆきと寺田寅彦 iRyota25 2016.06.17 1 2,096 0 今年の6月15日は明治三陸津波から120年となる記念日だった。全国版の報道はいざ知らず、東北では新聞やラジオでも、明治三陸津波についてのニュースが流されていた。といっても、ほんのわずかだったが。 今回東北に来て、最初に立ち寄った釜石の石応禅寺で明治三陸津波の年号
3月11日、朝の風景 hometown_of 2017.03.11 1 1,475 0 3月10日の次の日は11日。当たり前のことなのだが、気持ちがざわざわするのはなぜだろう。 式典会場の大きなテントの向かい側、コミュニティホールに掲げられる旗が半旗だった。毎朝9時に掲揚される3つの旗。今朝、その旗を掲げた人は何を思ったことだろう。 コミュニティホー
大船渡の時計台、この場所では最後の桜? hometown_of 2017.04.21 1 1,547 0 「朝起きたらいきなり満開。一度に咲いたのでびっくりしちゃった」 被災した時計台が仮置きされている大船渡公民館前の公園を歩いていたら、散歩中の地元の方から声をかけられた。 前日までぱらぱらっと咲いているばかりだったのが、一夜にして花盛り。まだ花びらを一枚も散ら
【オープン間近】キャッセン大船渡に登場したアート hometown_of 2017.04.14 1 2,181 0 4月29日にオープン予定の新しい町「キャッセン大船渡」。先日も人気バンドMONOEYESとBRAHMANが参加したプレオープンフェスティバルで話題を集めた。 新しい町の顔の誕生に向けて、子どもたちがキャッセンへの期待を込めて作成したアートがなかなかいい。 BRT大船渡駅前の交通
【明治三陸津波120年】120年前はほんの昨日 iRyota25 2016.06.17 1 10,189 0 明治29年6月15日午後7時32分、岩手県釜石市東方約200kmを震源とするマグニチュード8.5クラスの巨大地震が発生。この地震によって発生した津波は、海抜38.2mという当時の観測史上最大の遡上高を記録し、岩手県、宮城県、青森県の沿岸部を中心に甚大な被害をもたらした。 ——と
大船渡は海の町 hometown_of 2017.05.30 1 1,958 0 大船渡には古生代や中生代に形づくられた地層が多く残る。地球史的にも貴重な大地に、湾が深く切れ込んだ場所に大船渡は位置している。 水深が深い湾にのぞむ大船渡は古くから良港に恵まれて栄えてきた。 東北地方でも有数の国際港で、巨大な豪華客船もやってくる。観光ポスタ
あっという間の解体 hometown_of 2017.04.14 0 1,277 0 3月も末近くになって、お茶の小谷園さんの旧仮設店舗に解体用の仮囲いが設置されたと思ったら、31日には建物の解体が始まっていた。 用事を済ませて解体現場に戻ってみたら、もうほとんど跡形もない状態。 年度末ということが関係しているのかどうか分からないが、驚くほど急
【岩泉・台風10号被害】復活の龍泉洞 hometown_of 2017.04.28 0 1,735 0 以前より「青」が美しくなったと話題の岩泉・龍泉洞。3月19日に営業再開し、観光客が戻ってきつつあるが、洞の周辺では復旧工事が継続中。 それというのも、ゴールデンウィークにできるだけ多くの観光客に来てもらいたいからだ。岩泉町の台風10号被害は甚大だ。しかし、復旧工
【さあ、これからだ】されど、これも現実 hometown_of 2017.04.28 0 4,163 0 陸前高田市高田地区の複合商業施設アバッセたかた。オープニングの4月27日は、店舗やNPO関係スタッフを対象に駐車場規制があった。 もちろん来店するお客さんには舗装された駐車場をご利用いただく。レセプション出席の来賓には、店舗スタッフ用の駐車場を割り当てる。店員さ
アバッセたかたがオープン【写真集】 hometown_of 2017.04.28 0 2,330 0 2017年4月27日、陸前高田市高田地区に建設が進められてきた中心市街地の商業施設「アバッセたかた」がオープンした。 高田の人たちが待ちかねたこの日の模様を写真特集でどうぞ。 オープニングイベントは8時15分にスタート。オープニングには陸前高田の「たかたのゆめちゃん」
7年目の大学生ボランティア hometown_of 2017.04.14 0 1,366 0 3月下旬、朝のラジオ体操に若い顔がたくさんあった。ボランティアにやってきた神戸大学の学生たちだ。 春休みを利用してやってきた彼らのグループ名は、少し長いが「神戸大学東北ボランティアバスプロジェクト 陸前高田班 第39次派遣」。39回目というボランティア活動の回数に
「希望」という名の橋の解体工事 iRyota25 2016.07.23 0 2,530 0 高台の山を切り崩して宅地などの新しい町の基盤を造りつつ、切り出した土を津波被害にあった低地に運び出してかさ上げ工事を進める。10年かかる規模の工事を3年ほどに短縮することができた陸前高田の巨大ベルトコンベア。昨年その運行が終了して以来解体作業が進められてきた