陸前高田では初開催「いわて復興住宅祭」 iRyota25 2016.07.15 5 1,874 0 被災した人たちの住宅再建を支援する岩手県の事業「いわて復興住宅祭」が陸前高田市では初めて開催された。 会場には県内のハウスメーカー(全国展開している企業も含む)や電力などエネルギー関連企業のブースが並び、個別の相談に応じていた。 林業に力を入れている岩手県な
中心市街地のかさ上げと並行して進む山の造成地 iRyota25 2016.07.15 3 2,519 0 ここは陸前高田市の高台、鳴石地区。津波以前からあった住宅団地の山側の土地を切り開く造成工事が進められている。 造成が進む土地は市役所などとほぼ同じ高さ。8月から入居開始の予定になっている県営栃ヶ沢アパートの姿も見える。 岩手県最大規模の災害公営住宅オープンへ
雲の上への集団移転 iRyota25 2016.07.15 2 1,905 0 陸前高田市の沿岸西部に位置する長部は漁業を中心とする集落だった。津波に大きな被害を受けた集落の背後の山の上に、長部の新しい町の建設が進んでいる。 山を切り開いて造成された土地はいま住宅の建築ラッシュ。新築工事が進められる各区画には色とりどりのハウスメーカー
遠野から東北の空へ昇る龍 yumenoshippo01 2016.07.21 3 3,410 0 民話のふるさと遠野には龍が住む神社がある。 遠野市の西、小友(おとも)集落の巌龍神社。赤い欄干の橋を渡った先にそびえる不動岩には、確かに龍の姿。伝承によると昇り龍と降り龍が住まうとされる。 岩の高さは54メートル。天を突く岩の岩肌の龍の姿は、まるで天と地を行き
【高校野球・岩手大会】高田高校、引き分け再試合でコールド勝ち iRyota25 2016.07.21 3 2,511 0 7月20日の全国高校野球選手権岩手大会は花巻球場での1試合のみ。なぜなら前日の19日、ベスト8進出をかけた4回戦、金ケ崎高校対高田高校の試合が延長15回でも決着がつかず、引き分け再試合になったからだ。 19日の試合では金ケ崎の及川竜樹、高田高校の千田雄大の両エースが、
【高校野球・岩手大会】高田高校、初戦でコールド勝ち iRyota25 2016.07.13 3 2,886 2 7月13日、花巻球場の第一試合で、高田高校(陸前高田市)は水沢農業高校(奥州市)を13対0、5回コールドで下し3回戦に駒を進めた。(試合時間1時間11分) シード校の高田に大量のリードを許しながら、水沢農は選手と応援席が一体となって5回表の攻撃で一矢を報いようと奮戦し
復興への砦「みんなの家」から見た陸前高田 iRyota25 2015.01.20 3 3,278 0 かさ上げ工事が進められる陸前高田。中心地近くの小さな高台に「みんなの家」がたっている。津波の塩害を受けた地元の材木を使ってつくられた、まるで林のような、あるいはまるで砦のようなその姿が印象的だ。 みんなの家は、建築家の伊東豊雄さんを筆頭に、乾久美子さん、藤
岩手県最大規模の災害公営住宅オープンへ iRyota25 2016.07.08 6 3,731 0 このごろ陸前高田では、「栃ヶ沢にできる新しい公営住宅に入居するのよ」という嬉しそうな言葉が仮設住宅などで時々聞かれる。近々入居が始まる予定の「災害公営住宅(陸前高田市栃ヶ沢地区)」は、9階建て2棟合計戸数301戸の大きな復興住宅。その建物は見上げるばかり。壮観
陸前高田「都市計画」住民説明会 iRyota25 2016.07.01 6 2,398 0 陸前高田市役が現在進めている都市計画について、変更事項の住民説明会が開催された。 説明会の主な内容は、沿岸部から高台を結ぶ避難道路でもある「シンボルロード」の規模縮小とかさ上げ工事現場での建物建設開始見込み、さらに湾岸部を走る国道45号線のかさ上げ工事につい
【津波避難】女将が生き延びた宝来館の避難路 iRyota25 2016.06.24 4 9,432 0 海岸から溢れた津波が旅館の駐車場に迫る。一度は避難したのに、近所の方を心配して山を下りた女将に、「逃げろー!」高台に避難した人たちの絶叫のような声が響く。津波到来時の動画で日本中の人に知られることになった釜石市根浜海岸の料理宿「宝来館」。再建なった旅館の裏
未来への伝言「越喜来の潮目」の2016年6月 iRyota25 2016.06.24 7 5,142 0 この日も越喜来の「潮目」は健在だ。潮目はまるで秘密基地のような場所。高い塔が空に向かって背伸びする。ジャバラパイプの滑り台がある。ボートを使ったブランコがある。建物の中には秘密のトンネルもある。 まるで子どもたちの夢を形にしたみたいな秘密基地のほぼすべてが
コンカツは三鉄で! 第2回「三鉄 列車コン」参加者募集中♪♪♪ yumenoshippo01 2016.06.24 4 2,204 0 いま三陸鉄道南リアス線沿線で話題沸騰! 第2回「三鉄 列車コン」。大好評だったNHK特集ドラマ「恋の三陸 列車コンで行こう!」の世界で繰り広げられる婚活列車の第二弾だ! 南リアス線沿線では、駅にもショッピングセンターにもお店にも、いたるところに真っ青な海のような列
【遺構と記憶】被災地を目指す人たち(3)北海道新幹線開通で iRyota25 2016.06.22 4 1,965 0 陸前高田の奇跡の一本松は、復興工事の工事現場の先にあるので、そこまでは歩いて行かなければならない。起点となるのは一本松茶屋のある「一本松駐車場」。 ここには乗用車だけでなく、被災地ツアーの観光バスもたくさんやってくる。 梅雨の合間のカンカン照りの日曜日、日陰
【遺構と記憶】被災地を目指す人たち(2)奇跡の一本松 iRyota25 2016.06.22 2 2,234 0 復興工事がおおむねお休みの日曜日でも、陸前高田の海沿いは砂埃が風に舞う。それでも今日もたくさんの人たちが、一本だけ残った奇跡の一本松目指して歩いていく。 団体の人も、家族連れも、仲好さそうなカップルも。むき出しの造成地に日差しが照りつけ、砂埃が舞う中を、あ
【遺構と記憶】被災地を目指す人たち(1)大槌町役場旧庁舎 iRyota25 2016.06.21 2 2,131 0 梅雨時に奇跡的に晴れた日曜日、岩手県大槌町で震災遺構として保存されている町役場の旧庁舎前には、たくさんの若者たちの姿があった。 ひとりひとり、あるいは2、3人のグループになって、パネルに囲まれた大槌町役場の遺構の周辺を歩き回りながら、写真を撮ったり、何かに見
陸前高田の月が見ている iRyota25 2016.06.21 4 1,375 0 国道45号線沿いの旧道の駅タピック45。14.5メートルの津波に襲われた場所を月が見ていた。14.5メートルの表示を斜めに照らすように。 あの日から月が2000回近くもめぐった夕べ。 月は陸前高田のこの場所だけでなく、日本中、そして世界中のどの場所でも等しく同じ数だけめぐり
お茶うけに「弁慶力餅」山歩きの行動食にもどうぞ iRyota25 2016.06.20 4 3,072 0 岩手県在住の知人を山歩きに誘ったら、その日は都合が悪いからゴメン。代わりにって訳じゃないが、山にこれ持ってけとお菓子を頂いた。 最近、各地で熊出没のニュースが相次いでいるので、ひとりでの山歩きは少しびくびくものだったのだが、最初の休憩でそういえば…と頂いたお
【遺構と記憶】東日本大震災で再び姿を現した吉浜の津波石 iRyota25 2016.06.13 1 3,215 0 その日、数時間前に堤防で 震災当時82歳だった柧木澤(はぬきざわ)正雄さんは、同年代の男性3人で、午後2時頃から3時頃まで海岸の防波堤を散歩するのが日課だった。2011年3月11日、その日に限って午前中に出かけると、2人のメンバーもその時間に来ていた。言い合わせた訳で
【壊されゆくもの・つくられるもの】幽玄の矢作駅 iRyota25 2016.06.20 4 2,396 0 大船渡市の盛駅から岩手県内陸の一関を結ぶJR線は、盛駅を出発すると陸前高田駅付近まで内湾や半島部を縫うように走った後、海辺を離れ山あいの路線になる。JR矢作(やはぎ)駅は陸前高田から2つ目の駅。 矢作は、仙台藩の時代から陸前高田と一関を結んでいた今泉街道沿いの集
【壊されゆくもの・つくられるもの】大船渡プラザホテル iRyota25 2016.06.19 1 5,131 0 解体が始まるとあっという間だ。1週間ほど前にはまだかつての面影が残されていたが、もはや外壁も一面を残すばかり。 復興の象徴でもあった明るい茶色のホテル 解体が進められている建物の名は、大船渡プラザホテル。震災前から大船渡市民に親しまれてきたが、2011年3月11日の
かさ上げされた盛土の上の別世界 iRyota25 2016.06.20 4 7,048 0 津波被害を受けた地域では、これから先の津波災害に対処するため、各地でかさ上げ工事が進められている。かさ上げとは、他の場所から土を持ってきて土地を高くすること。大げさな言い方をすれば、高い所から低い場所へという自然の摂理に抗って行われる、人類ならではの地球改
【遺構と記憶】季節のめぐりの中で。陸前高田の米沢商会 iRyota25 2013.06.19 2 2,263 0 旧市役所庁舎も体育館もマイヤも見えなくなって、ランドマークがなくなった陸前高田の町中に立つのは、米沢商会さんのビルです。 町のほぼ中心部、市役所のすぐ近くの東浜街道沿いにあって、パッケージプラザという包装用品のフランチャイズ店として、町並みのなかで営業して
海辺の地をゆく「陸前高田市・脇之沢」2016年6月12日 iRyota25 2016.06.20 4 2,321 0 陸前高田といえば「奇跡の一本松」のイメージが定着している。一本松の背後には現在、巨大な防潮堤の工事が進められている。気仙川から浜田川に至る約1.9kmの第二線堤と呼ばれる防潮堤の工事はすでに最終盤だ。 一本松を西側、気仙川の対岸から眺めると、一本松の海沿いに高い
「奇跡の集落」吉浜に建てられたいくつもの記念碑 iRyota25 2016.06.13 3 5,274 0 岩手県気仙郡吉浜村。現在の大船渡市三陸町吉浜は「奇跡の集落」と呼ばれている。奇跡と称される理由は2つある。ひとつは東日本大震災の巨大津波の被害を受けながら、地域の人的被害は行方不明者1人にとどまったこと(隣の越喜来集落の老人ホームに入居していた11名が亡くなっ
息子へ。東北からの手紙(2016年6月10日)吉浜のおじさんとの5分間 iRyota25 2016.06.13 3 1,860 0 「お兄さん、どこから来たの?」岩手県大船渡市三陸町吉浜で碑文の写真を撮っていたら、軽トラックに乗ったおじさんから声を掛けられた。 静岡の伊豆と応えると、「伊豆かあ、なつかしいなあ。昔からの友達が伊東に住んでてな、何回か行ったことがあるよ。百メートルくらい走