こどもたちと未来を。石巻・女川⇒伊豆ツアー iRyota25 2013.04.05 5 1,975 1 「冷てー!」 「でも、おもしろーい!」 桜は満開だけど、曇り空でちょっと肌寒かった3月30日の静岡県・伊豆。狩野川の水の中にこどもたちの声が響いた。 カヤックに乗って川の中州へ上陸したり、ライフジャケットを着て急流の中を流されたり、水を掛け合ったりして楽しんだの
明日を目指すお店リポート「それでいいんです」人が集まる場所、てんぐやさん iRyota25 2013.04.04 2 2,266 0 配達から戻ってくる途中、店の近くまで来たところでカミさんが「津波が来てる」って騒ぎ出してて。店に飛び込むなり、家族を車に乗せて急いで逃げました。 高台にある中学校へ向かったんですが、踏切の遮断機が下りてて通れない。自分は消防団員なんで、交通整理して遮断機を
明日を目指すお店リポート「商店街には駄菓子屋さんがなければね」あかもの屋さん iRyota25 2013.04.04 4 3,584 2 久之浜第一小学校の校庭に、震災の後いち早くオープンした仮設商店街「浜風商店街」があります。小学校の南、グラウンド側の入り口を入って左手、プレハブ店舗の一番手前に位置するのが「あかもの屋」さん。久之浜の町でずっと昔から人気を集めてきた駄菓子屋さんです。 小学
地震や津波の被害を忘れないために「津波高の謎」 iRyota25 2013.04.03 3 2,014 1 津波石の記事で紹介した八重山地震の津波の高さ85.4mについてのおぼえ書きです。 80mを超える津波高の信憑性 津波高の根拠となっているのは琉球政庁に残された「大波之時各村之形行書」(おおなみのときのかくそんのなりゆきしょ)という文書です。 明和大津波遭難者慰霊之塔
震災遺物・震災遺構(しんさいいこう)津波石 iRyota25 2013.04.02 3 2,407 3 津波石をご存知ですか。 莫大な津波のエネルギーで海から陸地に打ち上げられたり、元あった場所から移動したりした岩のことです。あり得ない場所に運ばれた岩やコンクリート製品などの重量物は東北の被災地でもたくさん見られました。たとえば――、 福島県いわき市久之浜の海で
GWにおすすめ。東京から日帰りで行く久之浜(PLAN-2) iRyota25 2013.03.29 4 8,787 1 被災地に行きたいけど、電車と徒歩で簡単に行ける場所はどこかにないかな? そんなご要望にお応えしましょう。東京から電車で2時間半の近場で、駅から歩いて被災地を見学できて、仮設商店街でたくさんお話を聞くことができる場所。それは、いわき市久之浜(ひさのはま)。 レ
東北の声をあなたの言葉で日本中に! iRyota25 2013.03.28 21 12,332 0 伝えましょう!被災地の声を こんにちは、東北担当の井上です。これまでたくさんの方々と東北でお会いして、お茶っこしたり、ご飯を食べたり遊んだり、たまには真面目なインタビューでお話しを聞かせていただいたりしてまいりました。本当にありがとうございます。 たくさんの
GWにおすすめ。2泊3日で被災地へ(PLAN-1) iRyota25 2013.03.28 3 6,850 1 「まだ被災地に行ったことがない。いまさらちょっと行きづらいなあ」 なんて、そんなご心配は無用です。 被災地に行って、お買い物をして、美味しいものを食べるのがいま一番求められていること。行けばきっと多くの出会いが待っています。たくさんの物語に接する機会もあるで
海辺の地をゆく「楢葉町・山田浜周辺」2013年3月7日 iRyota25 2013.03.27 2 3,220 1 2013年3月7日(震災から728日目)の福島県双葉郡楢葉町。山田浜から山田岡の周辺 かつてゲートがあった場所、Jヴィレッジ。サッカーの聖地は原発事故から日本を守る最前線になりました。警戒区域が縮小された今も、Jヴィレッジ周辺には緊張感が張りつめています。(警察車両や
こどもたちと未来を。「ひたかみ水の里」新井偉夫(ひでお)さん iRyota25 2013.03.19 2 4,663 1 大河・北上川のほとりで、カヌーによる自然体験活動を続ける新井偉夫(ひでお)さんに偶然出会った。 新井さんは震災の後も、こどもたちを中心に、水辺に親しむ活動を続けているという。偶然お会いできたのはラッキーと言うほかない。カッコよさは噂どおり。明日の石巻に光を
3月11日の光景。蛤浜に誕生した一番素敵なカフェ iRyota25 2013.03.18 4 4,974 0 「いつかこの場所をカフェにしたいね」。 東日本大震災で亡くされた奥さまと語り合われてきた夢。宮城県水産高校教諭の亀山貴一(たかかず)さんの「やくそく」が、たくさんの仲間たちの協力もあって、かたちになりました。 2013年3月11日。この日にオープンした世界で一番素
3月11日の光景。雪化粧した朝の石巻 iRyota25 2013.03.18 1 1,258 0 前日から夜明けまで吹き荒れた暴風がようやく鎮まりかけた早朝、窓の外にはうっすらと雪化粧した石巻の町がありました。 あたたかいおもてなしが魅力のカフェ「YUUGEN」さんも、いまは雪に包まれています。 雪は積もったというより、強い風によって敷石の隙間やアスファルトの
3月11日の光景。「がんばろう!石巻」追悼の集い iRyota25 2013.03.18 2 4,991 1 東日本大震災から2年。 3月11日。 あの日から731日。 見渡す限り建物が消えた門脇の町を、冷たい風が吹き抜けていきます。震災で亡くなられた方は、震災関連死も含めると1万8185人。いまもなお2668人が行方不明のままです。 いまから731日前のあの日。ここは、押し寄せる津波
3月11日の光景。女川町とAKB48 iRyota25 2013.03.18 0 4,030 0 「寒そうね。早く帰らせてあげたらいいのに」 3月11日、午後4時過ぎ。女川町立医療センター駐車場に設置された東日本大震災慰霊碑の周りにできた人垣のあちこちで、そんな言葉が聞かれました。 20メートルもの大津波がこの場所に襲いかかり、高台に避難してきた人までも呑み込
「がんばろう!石巻」に込められた思い iRyota25 2013.03.11 5 3,959 0 石巻の知人のFacebookにこんな記事が書き込まれていました。 「震災後 ヤレルことは全てやろうとガムシャラに頑張りましたが、これからは、ヤルベキことをしっかりやろうと思います」 彼は津波でたいへんな被害を受けた石巻市門脇(かどのわき)地区に「がんばろう!石巻」と
小さな浜に3月11日にオープンしたカフェでのキャンドルナイト iRyota25 2013.03.11 6 2,765 1 牡鹿半島のつけ根、石巻市蛤浜。9軒の人々が肩を寄せ合って暮らしてきた、牡鹿半島の浜(漁業を中心にしたコミュニティ)の中でも一番ちいさな浜。浜の神社には江戸時代の年号が刻まれた碑石が、まるで当たり前のように置かれていた、暮らしが連綿と受け継がれてきた浜。その
津波から生還したキヨ子さんが、生きる力を取り戻した理由 iRyota25 2013.03.08 4 2,160 2 福島県いわき市久之浜町・シューズショップさいとうの斉藤キヨ子さん まずは、じっくりお顔を見てください。震災の後、少し足が弱くなったんだけど、杖をついた姿なんて見られたくないから、キヨ子さんは娘さんが運転してくれる車から、しっかり歩いてお店に向かうそうです。
海辺の地をゆく「楢葉町・木戸」2013年3月7日 iRyota25 2013.03.08 4 3,461 7 2013年3月7日(震災から728日目)の福島県楢葉町・木戸 福島第一原発の爆発事故の後、長く警戒区域として町全域の立ち入りが禁止されてきた福島県楢葉町。警戒区域が解除されたのは2012年8月10日。東日本大震災から518日目のことでした。それからさらに200日以上が経過した現
あざむく高さ。津波の高さ iRyota25 2013.03.07 4 2,781 1 人は高さに欺かれる生き物です。残念ながら。 青森県の酸ヶ湯で積雪の国内記録が更新されたというニュースが流されていました。積雪量が毎日のように更新されて、ついに5メートル66センチに達したとか、ポールの先に設置された観測装置が雪に埋もれる恐れがあるから、観測機の
東日本大震災・復興支援リポート 「雄勝硯の伝統を継承していく若い力」 iRyota25 2013.03.01 2 3,381 1 雄勝硯の伝統を受け継ぎ、町の再生を目指す、雄勝硯生産販売協同組合のお二人に話を聞きました。 1人目は小木曽誠さん。硯づくりの工人を目指す若手です。2人目は高橋頼雄さん。雄勝石の工芸アーティストであり、かつ組合の事業を引っ張るスタッフであり、さらに町の復活を目
平成25年3月7日、 津波警報が変わります! iRyota25 2013.02.28 2 1,967 0 気象庁の発表「津波警報の改善について」 NHKの発表「津波警報が変わります!」をもとに、2013年3月7日から変更される津波警報について、ポイントを解説します。 ポイント1 津波規模の予想方法が根本的に変わります。 これまで津波警報は、発生した地震の規模から算出されて
放射能に負けないコメ作り 2013「始動」 iRyota25 2013.02.28 1 3,135 2 おいしいお米はどうやって作られるか? 答えは八十八の手間をかけること。(なぜなら「米」という字を分解すると「八」と「十」と「八」になるから)たとえば、まだ寒い冬の田んぼ。昨年の稲刈り後の稲わらや稲の株が残された田んぼでは、すでに来年の準備が始まっています。
明日を目指すお店リポート「雄勝硯の伝統継承を応援しよう!」 iRyota25 2013.02.26 3 2,347 1 雄勝石(玄昌石)を使った食器が人気です! 600年の伝統を誇り、世界的にも評価の高い雄勝硯。震災前には国内生産の約9割を占める産地でした。伝統工芸品として指定されているのみならず、グッドデザイン賞受賞歴もある雄勝硯の漆黒の風合いが、食器としても人気を集めていま
東日本大震災・復興支援リポート「600年の歴史。雄勝硯の伝統を守り続けていくために」 iRyota25 2013.02.26 4 5,519 1 工房は意外な場所にあった。 津波で大きな被害を受けた後、解体に向けての片付け作業が進む石巻市雄勝総合支所1階の奥、ボイラー室と小さく表示された鉄のドアの先だ。 硯の工房として以外、常駐する人もない廃墟の一室で、ボイラーの代わりに大きなストーブと工作機械が唸り
海辺の地をゆく「石巻市・鮎川」2012年11月21日 iRyota25 2013.02.25 3 2,939 2 2012年11月21日(震災から622日目)の宮城県石巻市・鮎川漁港 宮城県の沿岸部で、太平洋に向かって突き出している半島が牡鹿半島です。その先端には奈良時代の昔から人々の信仰を集めてきた金華山が浮かんでいます。リアス式海岸の豊かな海はカキやホタテ、ホヤなどの養殖場は