福島発のメッセージ灯ろうが広島で流されます iRyota25 2014.08.05 4 1,828 0 いい話です。ずっと伝えていきたい話です。 1945年8月6日午前8時15分、広島 1945年8月6日午前8時15分、広島の町におきた出来事はどれほど時間が経過しようとも決して忘れることはできません。人類が初めて経験した核攻撃によって、町の中心部では人も建物も一瞬にして姿を消し
新しく生まれかわったJR新地駅 iRyota25 2017.02.03 4 3,082 0 国道6号線を左折すると、そこにはこれから新しい町が造られていくことになる広々とした土地と、青い空が広がっていた。6年前の震災の頃とおそらくそれほど変わってはいないだろう国道沿いの風景とはまったく違った別世界だった。 新しい造成地の真ん中を走る道の先に福島県新
海から見た山田の町 iRyota25 2016.10.31 4 1,618 0 気仙沼で大島行きのフェリーに乗って、海からの気仙沼の景色を眺めて以来、虫眼鏡で何かをさがすように地上を歩くだけではなくて、別の場所から眺めることも大切なんだと思うようになった。 岩手県山田町に行った時にもそう思ったのだが、急に思い立ってのことだったので船に
東日本大震災・復興支援リポート「600年の歴史。雄勝硯の伝統を守り続けていくために」 iRyota25 2013.02.26 4 5,519 1 工房は意外な場所にあった。 津波で大きな被害を受けた後、解体に向けての片付け作業が進む石巻市雄勝総合支所1階の奥、ボイラー室と小さく表示された鉄のドアの先だ。 硯の工房として以外、常駐する人もない廃墟の一室で、ボイラーの代わりに大きなストーブと工作機械が唸り
大船渡の人たちの新しい町へのねがい iRyota25 2016.11.15 4 1,969 0 県が実施した復興工事の見学会に参加して、地元の人たちの声に真情を感じさせていただく機会があったのでご報告します。 約半日かけて大船渡市内各所の復興工事の現場を見て回った見学会、この日最後のプログラムは、JR大船渡駅があった周辺で工事が進めらている市街地の見学
冬だけ限定の活性原酒「雪っこ」 iRyota25 2014.01.24 4 2,420 0 陸前高田や大船渡で知り合った人に酒好きだとバレると、「雪っこ飲んだ?」と必ず聞かれる。雪っこは酔仙酒造が造り売りしている冬季限定の白い日本酒。酵素や酵母が活きたままの「活性原酒」だ。 こちらの缶入りは180ml。 地元スーパー「MAIYA」などで入手できる。 (でもお
東北の友人たちが言うことには。その2「このお金は使えない」 iRyota25 2013.05.17 4 1,518 0 陸前高田では、いろいろな意味で孤立無援に思える苦しい状況の中で戦っている人と知り合いになった。 彼女がいまどんな状況におかれているのか、ここで詳しく話すことはできない。約束だから。ただ、ほとんどすべてが破壊された陸前高田の町の、更地と化した最前線のすぐ近く
震災で背負ったもの ~大曲浜獅子舞保存会・伊藤会長~ sKenji 2013.08.08 4 2,457 0 大曲浜獅子舞保存会の伊藤会長とともに建てられたばかりの真新しい神社を訪れた。 宮城県東松島市大曲浜地区にある玉造神社。 大曲浜獅子舞保存会は、震災前、獅子頭や太鼓などの道具を玉造神社に保管していた。しかし、津波で流出。神社も被害を受けたために、現在の場所に建
こどもたちと未来を。「こども∞感ぱにー」田中雅子さん(ケロちゃん) iRyota25 2013.04.12 4 2,856 0 この場所に来て、ケロちゃんが石巻に残る決心をした理由がよくわかりました。 黄金浜ちびっこあそび場。 ここはこどもたちが自由にのびのびと遊ぶ場所。 保護者や地域の人たちやケロちゃんこと田中雅子さんたちスタッフが一緒になって楽しんでいる場所。 広場の入り口近くでは
いくらの季節。鮭がのぼる川 iRyota25 2013.10.31 4 3,199 0 フェイスブックを見ていると、やたらめったらイクラの写真が並ぶ。みんな東北の友人たちの書き込みだ。イベントに参加したこども達を送った帰りに南三陸にUターン。お目当ては…っていう記事に添えられていたり、晩御飯は特製イクラ丼!うまい!なんていうストレートな自慢話だ
陸前高田の復興住宅、陽光あふれるガラス戸の中で iRyota25 2017.02.17 4 3,269 0 陸前高田市役所近くの高台にある県営栃ヶ沢アパート。9階建て300戸以上という規模は、岩手県内で最大の災害公営住宅だ。 2月15日、ここ栃ヶ沢アパートの集会場に県知事がやってきて、住民と意見交換するという噂を聞いたので、自治会準備会の副代表(候補)の方、知り合いの住
北国の冬の朝 iRyota25 2017.01.30 4 2,147 0 沿岸部の陸前高田にも雪の季節がやってきた。被災した町の中心部から少し山の方に入った大隅の仮設商店街のモニュメントの前に小さなスノーマンが並ぶ。作っていたのは、陸前高田で活動している支援団体の顔見知りの人たちだった。 思わず駆けよって雪玉づくりに参加しようと
雪のさんぽ道で見つけた「冬の龍」 iRyota25 2017.02.03 4 1,552 0 最初の印象、びっくりした! ぎょっとしたとか、いろんな印象を言葉として思う前に、とっさに一歩後ろに飛び退いたと白状すべきか。 なにせ、雪の中に大きな龍のような物体がのたうっていたのだから。 頭を川沿いの薮に突っ込んで、龍は雪の上に横たわっていた。 「千と千尋の
スティンギティンギ…… iRyota25 2016.03.11 4 1,289 0 とあるきっかけでアルベルトと友達になった。20代後半の頃のことだった。アルベルトは中部地方にある大手電子機器メーカーの技術者として働いていたインドネシア人。ちょっと小柄で、澄み切った瞳をしたイケメンくんで、私より3つくらい年下だった。 初めてアルベルトと会った
お茶うけに「弁慶力餅」山歩きの行動食にもどうぞ iRyota25 2016.06.20 4 3,154 0 岩手県在住の知人を山歩きに誘ったら、その日は都合が悪いからゴメン。代わりにって訳じゃないが、山にこれ持ってけとお菓子を頂いた。 最近、各地で熊出没のニュースが相次いでいるので、ひとりでの山歩きは少しびくびくものだったのだが、最初の休憩でそういえば…と頂いたお
東日本大震災・復興支援リポート 「陸前高田の1年半」 iRyota25 2012.11.15 4 2,846 0 2012年10月25日の陸前高田市 陸前高田市、旧・市役所周辺を歩いた。むき出しになった鉄筋が、虚空を引っ掻いているように見える。 多くの職員や市民が犠牲となった旧庁舎は、2012年度内の解体が決定し、11月10日にはお別れ会が執り行われた。 市役所に隣接していた市民会館の
東北、この一枚。(7)ビルの壁面にかつての町の姿を映す映写会 iRyota25 2013.08.02 4 1,845 0 「観慶丸本店さんのビル壁面に、昔の石巻の景色が映し出されるんだって。町の人たちが昔8ミリで撮影したものらしいのよ。」 祭りの開催前から町の人たちの間で話題になっていた「市民が撮った8ミリフィルム 昭和の石巻」(ISHINOMAKI 2.0企画)。石巻川開きの初日(前夜祭)の
宮戸島の昼休み sKenji 2013.07.30 4 2,345 0 宮城県東松島市の宮戸島、本当に素敵な島だった。 何が素敵だって? 「素晴らしい景色!」 と普通なら答えるところだけど、今回はそれだけではなかった。もちろん、島の景色や島から見える松島の島々も魅力的だった。しかし、それ以上にこの島が素敵だと感じさせてくれたのは
【北海道南西沖地震から22年】津波は矢のように早い iRyota25 2015.07.10 4 6,515 0 とにかくおばさんは、逃げろ!逃げろ!の一点張り 撮影のため、たまたま奥尻島に行っていてこの大津波に遭い、九死に一生を得た水中カメラマンの中村征夫さんは、その体験をつぎのように語っている。その夜、スタッフとともに全滅した青苗地区の岬から数軒目の民宿の別棟に泊
放射能に負けないコメ作り「2013年・障壁」 iRyota25 2013.05.09 4 2,516 0 いわき市小久でお米づくりを中心とした農業を営んできた飯島助義さんは、原発事故の年からまる2年が経過した今年、所有する田んぼのうち大きな面積の場所でのお米づくりの再開を決意しました。 同じく小久地区の農家で放射能に負けないコメ作りを行ってきた佐藤三栄さんたちの
東日本大震災・復興支援リポート 「女川漁港の水揚げ風景」 iRyota25 2012.12.03 4 3,104 0 女川の浜に活気は戻ったか? 女川漁港の上空にびっくりするほどのウミネコの群れが飛び交っていた。もしやと思って市場脇の岸壁に行ってみると、まさに定置網で獲れた魚の水揚げ中。お昼近い時間だったのに水揚げを見られたのはラッキーだった。 クレーンに吊るされた大きなタ
「あの看板」の撤去話が進んでいるという不条理 iRyota25 2015.04.08 4 2,328 0 あの看板とはこの看板。立ち入りが厳しく制限されていた2013年、原発事故被災地のツアーバスからの撮影で切れ切れですが、まぎれもなくこの看板のこと。 原子力明るい未来のエネルギー 国道6号線から双葉駅への道に右折する車窓から、この看板が見えてきた時には強烈な皮肉め
海辺の地をゆく「気仙沼・波路上」 2013年4月17日 iRyota25 2013.05.29 4 2,142 0 2013年4月17日(768日目)の宮城県気仙沼市・波路上(はじかみ)の海岸 三陸海岸を南北に貫く国道45号線。 南から気仙沼に向かい、陸前階上駅(BRTとして運行中)の手前から東に少し走ると太平洋に突き当たる。 岩井崎はリアス海岸の景勝地。海辺の岩が潮を吹く眺めが人気の場所
渡辺謙さんのダボス会議スピーチを改めて読んでみる iRyota25 2014.01.23 4 1,705 0 2012年1月25日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会で、日本の俳優として初めてスピーチした渡辺謙さん。世界から寄せられた東日本大震災への支援への感謝と、価値観の再創造、原子力から再生エネルギーへの転換を訴えた。 国内では、東京新聞が全文を、デ
東北の友人たちが言うことには。その10「原発の地元の現実」 iRyota25 2013.06.25 4 1,906 0 被災地では、支援慣れという言葉や、自立をサポートすることが大切といった話を耳にすることが増えてきた。被災地から帰ってそんな話しをすると、「震災は終わった。あとは自助努力だけで十分だ」と勘違いする人がたくさんいる。 簡単に理解できることなどない 早朝のいわき市