相変わらず気圧による頭痛、空腹、時に原因不明のパニックは毎日のように起きており、特に夕方は要注意です。
先日も夕方クルマを降りてさあ家に向かって歩き出そうという時に突然パニックが始まってしまい、わたしとママの服を引っ張るようにして駐車場にそのまま寝転がってしまいました。
仰向けになると後頭部を地面にガンガンやろうとするので地面との間にわたしの腕を入れ、ママは娘が好きな曲をスマホのYouTubeで見せるなどして娘の気分が変わるのを待ちます。
ヒーロー登場
すると、柵をはさんで隣にある病院の駐車場から「こんにちは~♪」という声が。
見上げると、同じマンションの同じ階に住んでいて、娘と同い年のMくんとそのママがいました。
駐車場に寝転んでワーワー騒いでいる娘としゃがみ込む両親の奇妙な姿を見て、まずMくんのママが声をかけくれたのです。そしてそのあと、Mくんが手を振りながら娘の名前を読んでくれた時でした。
娘の表情がパッと我に返り、すっくと立ちあがって歩き始めたのです。
あたしの世間体(?)
Mくんと娘は同い年ではありますが、保育園は別でした。会うのはマンションのエレベーター、そして小学校時代にあった居住地校交流のとき、地域のお祭りぐらいで、何年も同じ保育園で過ごして娘の自閉っ子ぶりを見てきた子たちとは娘との関係性がちょっと違います。
逆にそれが良かったのか、保育園時代のお友達ほど「油断できない」(笑)、でも確実に知っているMくんに声をかけてもらって「あ、こんなところを見られた」とでも思っていそうな娘の軌道修正ぶりに、わたしもママも驚きました。
そう言えば娘はものごとに失敗したり、できそうもないときは「本気出してない」みたいな感じで笑ってごまかすことがよくあります。
わたしたちの「世間体」とか「体裁」などと同じものかどうかはわかりませんが、そんな「場を取り繕う」ような顔が見られて面白かったです。
中学生という難しいお年頃なのに、娘に手を振って声をかけてくれたMくん。助かったよ、ありがとう♪
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