旅の目的はイチゴでも畑でもなくて

akaheru

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今年のゴールデン・ウイーク、皆さんはお出かけされましたか?

私達の家族はといいますと、神奈川県からお隣(?)の千葉県に住むばあばのところへ行ってきました。

以前、他の記事でも千葉のばあば宅へ遊びに行った話を書いたのですが、その時と同様に道路は大渋滞・・・。今回はさらに激しくて、アクアライン入り口の数キロ手前から全く動かなくなりました・・・(汗)すぐに「日帰り」を諦めてばあば宅に一泊させてもらうことにしたところ、子どもたちは大喜び。

結局アクアラインで行くことを諦めて、東京湾をぐるりと回って有料道路と一般道を駆使しつつようやくお昼すぎに辿り着いたのでした。(もともとの到着予定時刻はAM9時・・・)

海を渡ってお米をもらいに行った話 by akaheru
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イベントよりも「ばあば」

今回の目的は(一応)いちご狩りと畑の手伝いでした。

ばあばの家の近所ではもともといちごを栽培している農家さんがいくつもあって、最近はいちご狩りのサービスも始めたということでわいわいと行ってきたわけです。そして、畑の手伝いもしちゃいましょう!と。

とは言え、それらのアクティビティーが一番の目的であったわけではありません。

いちご狩りは自宅近くでできるところがありますし(高いけど・・・)、野菜収穫体験ができるところだってあります。実際に子供のお友達家族とともに体験に行ったことも何回かあるのです。

それでもはるばる過酷の道のり(?)を経て千葉へ訪れたのは「ばあばとの体験」を子どもたちにしてほしかったからです。

同じことをしても当然「誰とやるか」でその感じ方も変わってきます。お友達と行けば誰が一番大きなお芋を収穫できるか、誰が一番たくさんいちごを食べられるかと争ったり、同じ保育園に通うお友達と我が子が女子トークに花を咲かせながらまったりしたり。

一方でばあばとの体験はガラリと変わります。畑でばあばから「大変だから手伝ってくれる?」と頼まれた子どもたちは「そうなんだ!わかった!」と言って一生懸命頑張りますし(とは言え今度は子どもたちが質問攻めをするので、ばあば一人でやったほうが早いかもと思いますが・・・)、いちご狩りでは遠くの列からばあばのために違う品種のいちごをとってきてあげたり・・・。同じイベントでも内容というか意識というか姿勢が全然違う感じ。

特にばあばとのイベントは、甘える一方でばあばを助けてあげたいという意識が見える気がして、もしかしたらそれを自分達(親)が見たい、というのが一番の目的となっているかもしれません。

あとは、私も知らないようなママの小さい時の話もばあばが子どもたちにしてくれるので、そういった小さなやり取りの一つ一つが子どもたちにとって「自分を知る」ということにもつながってくれそうな気がします。

とにかく2日間で自然を満喫した子どもたちでした。

非日常の体験をもっともっとさせてあげたい

それにしても、今考えるとコロナウイルスの問題関係なく、こうやって実家へ足を運んで作物に触れたり土にまみれたりする機会が年々減っているように思います。ここ2年はちょっと極端ですが、もしこういった状況になっていなくても、やっぱり年々減っていたのではないかと思います。

長男が小さいときはもっと頻繁に足を運んで畑を耕して土いじりを楽しみましたが、末っ子に関してはなかなかこういった機会を用意してあげられていません。週末が子どもたちの習い事等で忙しいからというのが大きな理由としてありますが、本当にそれらのほうが重要なのか?と考えると決してそうではないはずです。

日常生活を抜け出して彼らの脳を刺激する、畑仕事など一生懸命頑張らなくても、カエルの後を追いかけ白鷺を遠くから眺め、草木が風でなびく音を感じる。

そんな「忙しい体験」をもう少し増やしていってあげたいなと思います。

一生懸命眺めているので「何を見ているの?」と尋ねたところ「水が坂上から坂下へ流れているところ」との回答が。私たちが注目しないところに目をつけるのはさすがです。
一生懸命眺めているので「何を見ているの?」と尋ねたところ「水が坂上から坂下へ流れているところ」との回答が。私たちが注目しないところに目をつけるのはさすがです。

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