火災警報(誤報)から気づいたこと

akaheru

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ある日の夜のことです。

眠っていると、けたたましい音が家の中に響きました。

「火事です、火事です。○階で火災が発生しました」という警報でした。

慌てて飛び起きて玄関の外に出てみると、同じマンションに住む多くの人が外に出て様子を伺っていました。

警報で指定していた階がすぐ近く(1階下)だったので不安になりましたが、特に異常は見られません。

程なくしてマンション内放送で「ただいまの火災通報は誤報でした」みたいな放送が流れてホッと胸をなでおろしました。
ただ、火災警報がなぜか止まらず、その後もしばらくの間「火事です、火事です~」が大音量で流れ続けました。

早く止まらないかな・・・と思ってふと子どもたちの様子をみると、びくともしないで寝続けているではありませんか。

ええ・・・。これ実際に火事があったら担いで逃げないといけないじゃない・・・と不安になり、早速対策を考えました。

火災警報は家の中の一部の部屋と廊下のみで鳴るのですが、寝室にスピーカーはありません。「ドアを締めていたから子どもたちには聞こえなかったんだなきっと(それでも十分大音量でしたが・・・)」と考え、しばらくの間、ドアを開けておこうということにしました。

するとその数日後、またしても火災警報が鳴ったのです。次も前回と同じ階で再び外へ確認に出ます・・、がまたしても誤報だったようでみんなでほっとするとともに「これ、どうにかならないかな」という空気に。

そして、部屋に戻って子どもたちを確認してみると・・・、またしても寝続けているではありませんか!ここまでくるとむしろすごいと感心してしまいました。

これは新たな対策を考えないといけません。
(そもそも、警報が鳴った時点で子どもたちを担いで逃げなければいけなかったのですが・・・)

最後にマンションの避難訓練に出たのはいつだったか・・・。

今回のことで、改めて色々考えないといけないな、と思うと同時にまたマンション内の火災訓練に参加しなければ、と感じました。最近しばらく出ていないし。

ただ、よく考えてみると久しく防災訓練のお知らせが来た記憶がありません。どうやらコロナウイルスのせいで訓練自体を中止(もしくは参加者縮小)していたようです。

そしてそれは火災訓練に限らず、(花壇に花を植えるなどの)少人数参加のものを除いた全てのイベントが当てはまります。

コロナ禍のせいで地域の人と触れ合う機会のない生活にすっかり慣れてしまっていたようです。火災報知機で誤作動の際は、その場に居合わせた近所の人達と会話を交わしましたが、軽いあいさつ以外で話をするというのも実は久しぶりだったかもしれません。

なんだか、気づかないうちに周りの人達とのつながりが薄くなってきているように感じます。

災害を乗り切るには避難訓練だけではだめで、地域の人達との助け合いも必要になります。それには、普段から交流をしておくこともとても大事です。

もう報知器の誤報は起こってほしくはないですが、そんな強制的ではなくても地域の人達と話す機会をもう少し作っていかないと。コロナ禍だからで済ませてはいけませんね。

(そして、3人担いで逃げる練習も)

このスピーカー、寝室の部屋にもほしい・・・。
このスピーカー、寝室の部屋にもほしい・・・。

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