先日、住んでいるマンションの防災訓練に参加してまいりました。
過去に何度か開催自体はあったのですがいずれも参加できなかったので今回が初参加となります。
どんなプログラムなんだろうとドキドキしながら集合場所に行きました。
3班に分かれて訓練がスタート
参加者はだいたい60人ほどでした。
防災係の人が予想していたよりも多かったようです。
3班に分かれて、消火器使用、AED使用、防災に関するDVD鑑賞を順に行いました。
まずは消火器の訓練。
使用したのは訓練用の水が入った消火器です。
「火事だー!」と叫んでから火元に近づき目標めがけて放水します。
子供たちの声が最も大きかったと消防士さんに褒められて子供たちは得意顔。こういった経験は大切です。
また、参加者の一人が、「○○棟の○階が火事だー!」と叫んだほうがみんな火元が分かっていいのではないかとその場で提案してくれていました。住んでいる場所に合わせてみんなで決まり事を決めていく。素晴らしい姿勢です。
ちなみに、消火器の使用方法は下記をご参照下さい。
次はAEDの使用。
こちらも訓練用のものを利用して、写真のマネキンに装着していきます。
一人がマネキンに心臓マッサージをしている間、他の人がAEDの準備をする、という流れで協力して行います。子供たちと自分しかいない、というシチュエーションも本番ではあり得ますので、子供も大人と同じように訓練に臨みます。
心臓マッサージは1分間に100~120回。肘を伸ばして1回1回体重をかけておこなっていきます。終わるころにはみんな汗びっしょりになっていました。こんなに強く行う必要があるんだ、と少々驚きました。
ただ、よくよく考えてみたら何年か前に他のところで同じように訓練を受けたことがあり、すでに体験済みのはずなのですが、どれくらい大変だったかなどをすっかり忘れてしまっておりました。これではいけません。
防災のDVDでは、阪神大震災時の被害を改めて紹介し、自助/共助/公助についての考え方などを学びました。
(DVDは東日本大震災前に作られたもののようでした)
そのDVDの中に、実際に阪神大震災に遭われた方々へ「地震の1日前に戻れるなら何をする?」という質問を行うコーナーがあったのですが、「食べ物を用意する」「簡易トイレを用意する」「集合場所の共有をしておく」といった具合にみなさん異なる回答をしていたのが印象的でした。準備しておかなければいけないこと、やはり少なくはありません。
一通り体験した後、協力してくださった消防士の方からご挨拶をいただき終了となりました。皆さん最後までしっかりと耳を傾けて真剣な表情で聞き入っていました。
訓練を通じて感じたことは・・・
今回、防災訓練に参加して、得るものがたくさんありましたがその中で特に印象に残ったことは下記です。
1.過去に訓練したことを忘れている・・・
以前受けたAED訓練のことを忘れてしまっていました。これは大いに反省しなければいけません。人一倍忘れっぽいので、可能な限り色々な訓練に参加して体にしみこませていく必要があります。
2.参加することで交流が深まる
これは防災訓練だけではなくすべてのイベントに共通しますが、日ごろからマンション内の住民と顔を合わせておくことで、いつか大きな災害が来た場合にも協力しやすいのではないでしょうか。避難所に知っている人がたくさんいる、これもきっと心強いはずです。
3.子供たちにも同じ知識を共有することの大切さ
災害発生時、子供たちの周りに親や知り合いの大人がいるとは限りません。もしかするとその場で子供たちだけで判断をしなければならず、その判断が生死を分けるかもしれません。
小さいころから学校や住んでいる地域で行われている訓練に数多く参加することで、確実に知識は蓄えられていきます。それは子供たちにとってかけがえのない財産になります。そのためにも、大人は真剣に防災に取り組む姿勢を見せて訓練の大切さも教えていかなければいけません。
これまで参加できなかったことをしっかり反省して、次回以降も毎年訓練を行っていきたいと思います。
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