毎週通っている地域の温水プール。これまで近隣の市町でも何度か利用してきましたが、その中でも個人的にこちらの施設がベストだと思っています。

・徒歩で通える。
・近隣の施設と比べて新しい。
・スポーツメーカー（民間）が運営・管理していることもあり、設備の細かい部分まで手入れが行き届いている。

1回の利用につき300円（大人）という他よりも少し高い金額設定ですが、以上のことから全く不満がないです。

更衣室のロッカーは清掃が定期的に行われていて清潔。（ここは特に重要）民間のスポーツジムのプールと遜色ありません。水泳を終えてから戻ってくる際、体が多少濡れているのですが、なるべく「汚さないように」と気を使いながら着替えを済ませます。（そのくらいきれいです）

コースは地域の水泳施設として一般的なサイズだと思います。25メートルを5レーン取れ、水中ウォーキングのコーナー、ジャグジーがあるといった構成です。(近隣地域ではウォータースライダーが設置されているプールもあります)

強いて挙げるのであれば、土日に発生する混雑でしょうか。休憩なしでひたすら泳げるのであれば、上級者コースで一定の間隔を保ちながら続けることができるのですが、そうでなければレーンのスタート地点で休憩（足を着く）するたびに多少の待ち時間（先に泳いでいる人との間隔を空ける）が発生するといった程度です。

広さやレーン数で考えると、一度行ってみたいのが静岡県立の富士水泳場。大会で使用される施設ということもあり、25メートルを10レーン×2面とれる程の大規模プール。日によっては、50メートルのレーンにすることもあるそうで、ここで無理なく泳ぎ続けられる体力をつけることがひとまずの目標になりそうです。

学生時代、それほど好きではなかった水泳。もともと始めたきっかけは効率的に痩せるためでした。同じ時間をかけて走るよりも泳ぐ方がより多くのエネルギーを消費できるとされています。

当初は自分が楽な泳ぎ方で400メートルを目標に泳ぎ切ることから始めました。それから少しずつ距離を延ばしたり(1往復ずつ増やし)、泳法の独自ルール(4往復はクロール、もう4往復は背泳ぎといった具合)を課したりしながら、現在に至ります。

ここまでは真面目なスイマーぶった内容ですが、なぜ続けられているのかにはワケがあります。

その理由の一部（というか今は大部分を占めている）になっているのが、サウナです。（正確に言うと採暖室）

入った後の爽快感が魅力（俗に言う“整う”までの境地に達しているのかどうかわかりませんが…）。といっても、一般的に認識されているサウナと比べて室内温度は低めに設定されています。プールに入った後の体を温めることが目的なので、息苦しくなるような室温に設定する必要はないからです。

こちらの施設では60℃に設定。80℃～100℃ほどあるサウナに慣れている方は物足りなさを感じますが、体に負担をかけすぎず、それでいてしっかり汗をかくことができる適正温度とされているそうです。5分入れば汗をかき、そこから10分。だいたい15分ぐらい入っています。

当然、採暖室から直行できる水風呂はないので、「ぬるめのシャワー」→「外で休憩」で1セット。

本来であれば2セット行きたいところですが、ここは「サウナ」ではありません。有料エリア内に休憩する場所はありませんし、一度外に出ると追加料金がかかりますので、だいたい1セットで終了としています。

流行中のサウナですが、体への負担が大きく健康リスクが懸念されています。低温でじっくり温まり、緩やかに体を冷やす温水プールの採暖室はもしかするとサウナ入門に最適な環境なのかもしれません。

そんな環境ですが、セットの後は体がぽかぽかした状態が2～3時間は持続します。その時間帯がまさに至福のとき。休日の朝に行った後の昼寝は最高です。

健康上、運動が大事と思っていても習慣になる手前で続かなくなってしまうこともあります。そんな時に運動そのものとは別のところで何らかの楽しみをつくれると習慣化につながりやすいのかもしれません。

できる限り、続けていきたいと思います。