我が家でお母さん役をしてくれていた義父が急病で入院してから5週間が経ちました。
なんと、寝たきりだった義父は・・・10日ほど前に歩けるようになりました!リハビリもスタートしています。
非常に危険な状態だと言われ、救命できない、救命できたとしても急変で亡くなる可能性があると言われた義父。。
私も覚悟を決めて、最悪のシナリオも想像していました。
が・・・ある日お見舞いに行くと病室から歩いてトイレに向かう義父を発見!
私「(心の声) ぎょっっっ(驚)、幻覚??えっ?歩ってる?うそやろ?」
義父「歩けるようになった、トイレも行けるようになった(ドヤ顔)」
私「え~~~、すごい!」
私「(心の声) 献身的に毎日お見舞いに来るカワイイ嫁のトーキングぅ~治療が効いたな。。。」
私「(心の声) いや、冷蔵庫に貼った”ツキを呼ぶ魔法の言葉”が効いたのかも、さすが私ツイてる!」
驚異的な回復を見せたお義父さん。退院の日も近い?!
退院支援担当のソーシャルワーカーの説明
ある日病院からお電話がありました。退院支援担当のソーシャルワーカーさんからお電話があり、説明したいことがあるので病院に来てほしいとのこと。17時までの来院を指定されたので仕事を早退し病院に向かいます。
退院後どのような選択肢があるのか、説明内容は・・・
・歩けるのと階段の上り下りができるので介護認定されないだろう
・介護度がつかないので介護保険が使えない
・昔と違い政府の方針で特別医療の必要がなければ長期入院が難しくなった
・自宅に戻り療養or介護認定の必要のない施設に入居の選択肢がある
・介護認定がないと入居できる施設に限りがあり施設の選択肢が少ない
・退院後のことを親族で話し合って欲しい
私のニーズ
・親族で話し合うも医師からの現在の病状説明がないので話し合いができない
・医師から現在の病状説明を受けたい
医師による病状説明
義父と親族が集まり、病院のナースセンターで医師の説明を受けます。
・病院での治療と病院食による栄養補給でだいぶ良くなってきた
・当初は危険な状態であった、奇跡的に「命拾い」したような状況
・検査の数値は退院時よりだいぶ良くなっているが健常者の5倍の数値が出ている
・よくなっているが決して治ったわけではない、退院はギリギリ可能
・他にも治療が必要な所見があるが今は治療できる状態ではない
・通院し現状キープを医療として目指すところ
・それでも悪くなる可能性がある
・自宅療養中に急変する可能性もある
・悪くなるだけならいいが、次はもう助からない可能性もある
・自宅療養であると栄養管理や誘惑も多いので施設に入ることを進める
親族会議
主人にはお姉さまが2人います。私にとって義理の姉、つまり悪い言い方をすると「小姑」です。
小姑と言うと何だか、意地悪でめんどくさくて過干渉で。。。というイメージですが、うちの義姉たちは、とっても優しくて頼りになって、気が強いけど親切で人間的です。
話しやすいお義姉さまたちでよかった~~~
<決定事項>
・急変を考えると自宅療養は難しい
・急変した時に子どもたちのトラウマになってしまう事態になるかもしれない
・自宅療養は正社員で共働きしている私たち夫婦に負担がかかり過ぎるので難しい
・自立支援と栄養管理をしてくれるケアハウス(軽費老人ホーム)しか選択肢がないのでは
・ケアハウスは見守りもしてくれるので安心して預けられる
・病院の送迎付き添いは交代でやっていけばよい
・年金で賄えない出費はみなで支援していく
退院の宣告をされたあと1ヶ月は病院の病棟ではない別棟で入院はできるそうです。ただ1ヶ月の制限があるので、ゆっくりじっくり考えようとは言ってはいられません。
お義父さんの病状も自宅に戻ってしまえば、また命の危険と隣合わせになってしまう可能性もあります。(元板前だからか?元板前なのに?ほとんどごはんを食べません・・・栄養不足状態に陥る危険性大です)
ケアハウスの見学予約
ソーシャルワーカーさんが近隣のケアハウスの空室を探してくれました。
隣接市町村に1件だけ空きがあったため見学の予約を入れます。ケアハウスはほとんどの方がお亡くなりなるまで入居されるので、空きがほとんど出ないとのこと。
軽費老人ホームは昭和36年に無料または低額な料金で、家庭環境・住宅事情・経済状況などの理由により、居宅において生活することが困難な高齢者を入所させ、食事その他日常生活上必要な便宜を提供する施設として創設されました。
介護認定が必要のない施設で有料老人ホームも紹介されました。
大まかなコストはざっとですが下記です。
有料老人ホーム : 200,000円/1ヶ月 別途医療費
ケアハウス :100,000円~150,000円/1ヶ月 所得に応じて決定 別途医療費
義父の年金だけでは、やはり足りません。
お義父さんを説得するお義姉さま
お義父さん、退院したら自宅に戻れると思っていました。まさか施設に入ることになるなんて思っていなかった義父。
義父「自宅に戻ったらリハビリがてら部屋の掃除をするよ、そのうち料理も作れるようになるようにがんばる。」
私「そうだね!でも怪我が危ないから、焦らずゆっくりやりましょ、お義父さん。」
こんなやり取りをしていたので、すっかり自宅に戻る気でいた義父。。
ごめんなさい、また一緒に暮らしたかったけれど、私も何かあったときに動揺してパニックになりそうだし、そもそも私がちゃんとお義父さんの健康管理ができなかったからこんなことになったわけで・・・。
命の危険がある中一緒に生活するのが怖い・・・弱腰は性に合わないし、「できる方法だけ考えろ」と職場で散々言ってきたけれど、、、命の責任を負えない・・・こんな嫁でごめんなさい。。
義姉「お義父さん、先生も言っていたけれど、自宅に帰るとまた病気が悪化して命の危険もあるし、嫁(私)も仕事があって大変だから、退院したら自立支援と食事提供をしてくれる施設に入ってもらいたいけどいいかな?」
義父「・・・。」
義姉「急に環境が変化するのは大変だけど、この施設なら有料老人ホームより自由だし個室だよ。私たちも、すぐ行ける場所だし、金銭的な支援もみんなでしていくから安心してね。施設見学に行くことになったから施設を見てみよう。」
義父「・・・。」
私「(心の声) さすが長女!説得うまっ!お義父さん不安な顔でずっと私の顔を直視しているけど・・・どうしよう。。お義父さんゴメン。。」
リハビリの先生がお迎えにきました。これからリハビリです。
義父「見学に行ってみて考える。。がんばるから。。」
お義父さんがリハビリにでかけました。
義姉「ありゃ、納得してないな。」
義姉「納得してもらうしかないでしょ。」
義姉「がんこだからな、お父さん。」
私「なんとか説得します。。」
義姉「通帳とか印鑑とか生命保険の証券とか準備してくれる?」
私「お義父さん、3ヶ月前に大怪我してから一度もお風呂に入ってなかったみたいで・・・部屋が臭くて、ゴミ屋敷化しているので・・・お義父さんの部屋に入るのが怖いです。」
義姉「掃除は業者を入れるしかないよね、貴重品は悪いけどがんばって探して。」
私「わかりました!」
私「(心の声) ヤバイ・・・あの部屋に入れるかな。。私の右腕の娘どんに助けてもらうしかない・・・。」
大丈夫、きっと大丈夫
この冬でお義父さんと同居からもううぐ11年になるな。。
娘どんも次男坊マッチもおじいちゃんに育てられたようなもの。
二人とも退院したらまた元の生活に戻ると思っているみたい。なんて言おうかな。。寮生活をしている長男にもまだ伝えてないし。。
こんな形で別居になるとは思ってなかったけれど、一緒に住むか住まないかの話だけだ、おじいちゃんの命、私が守ります。
まだ70才だから残りの人生がキラキラ輝くようにサポートもしていけるはず!
トーキング治療は引き続き続けます!!
さあ、今日も病院に・・・お見舞いに行きます。
最終更新:
baikinman
トーキング治療で、きっとお義父さんも回復すると思います。
お見舞いや家事で大変だと思いますが、jinaさんも体に気をつけてください。
cha_chan
お義父さんのお身体が回復に向かっているようで、まずはほっとしました。
お義父さんに、トーキング治療を続けることで、きっとご自宅でお義父さんの手料理が食べられる日がまた来ると信じています。
我が家も両親が、ちょうど祖母と義祖母の介護問題の真っ只中です。いずれは実家の両親は自分たちが面倒を見ることになりそうです。この機会に将来の介護について、家族でしっかり話し合っておこうと思います。
akaheru
ひとまずはよかった!ですが、まだまだ余談を許さない状況なのですね・・・。みなさんの気持ちもわかりますし、お義父さんの気持ちも理解できます。
お義父さんを含め、みなさんが無理せず納得できるような形で進めていけるといいですね。
pamapama
「説得」に関してはわが家もちょっと似た状況がありまして、なかなかしんどい思いをしました。体のことはもちろん、人手のこと、お金のこと、苦労や心配が重なると思いますが、自分をいたわることを忘れないでくださいね。