【世界一周の旅・アフリカ編 Vol.22】ド迫力!びしょ濡れになったヴィクトリアフォールズ

sKenji

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後ろ髪をひかれながらナミビアを後にして向かったのがザンビアです。この国を訪れた一番の目的はなんと言っても世界三大瀑布のひとつ、ヴィクトリアフォールズです!

ナミビアからのバスがザンビアのリビングストンに到着すると1軒の安宿にチェックイン。宿には通常の部屋泊まりのほかに敷地内でキャンプもできました。料金が安い上にせっかくテントを持って旅行をしているのだからこれを使わない手はないと思い、リビングストンではキャンピングです♪

街からヴィクトリアフォールズまではおよそ10キロ。車で向かいます。

滝はザンビアとジンバブエの国境にまたがっています。ジンバブエから見るためには一度同国へ入国しなくてはならずビザが必要。そのためザンビア側からのみ見学することにしました。

ヴィクトリアの滝の特徴はなんといってもそのスケールの大きさです。同じ三大瀑布のひとつ、イグアスフォールズが大小様々な滝が集まっているのに対して、ヴィクトリアフォールズは巨大な滝がまるで1本落ちるようにあります(※季節にもよります)。その規模はなんと滝幅約1.7キロ、落差最大約110メートルというから驚きです。

ヴィクトリアフォールズと同じ直瀑の日本一は那智の滝で、落差およそ130メートル、滝幅13メートル。単純に考えて日本一の滝が130本も横に連なっていることになります。

水の量は季節によって大きく変わます。雨季の水量は凄まじく、その水煙は時に800メートルから1,000メートルも立ち上り、50キロ離れた場所からも確認できるといいます。

私が訪れたのは雨季の2月下旬。おかげで迫力あるヴィクトリアフォールズの姿を見ることができました。

滝の勢いは想像していた以上でした。場所によっては水しぶきが強風とともに襲いかかってきて、頭のてっぺんからつま先まで全身びしょ濡れになってしまいました。

水しぶきは迫力があるだけでなく、ときに虹も作りだします。流れ落ちる膨大な水とそこに架かる七色の橋はまさに幻想的です。

滝を一通り見た後に向かったのが、写真のビクトリアフォールズ橋です。高さ約130メートル、長さ約250メートルの鋼鉄製の橋で、1905年に造られた歴史的なものです。

橋はザンビアとジンバブエの国境にまたがっており、橋の上から川にめがけてバンジージャンプができます。

バンジーは橋の中間付近、欄干の外側にテラスのような台が造られており、ここから飛びます。橋の上から川を覗き込むとあまりの高さに足がすくみます。たしか当時、世界で2番目か3番目の高さを誇るものでした。

「飛んでみたい!」

そう思いました。しかし、ここはアフリカ。いったいどのような安全基準にもとづいてこのアトラクションが実施されているのかわからず不安もあります。ロープが切れやしないだろうかと最悪のケースも想像してしまいます。

そんな迷いを抱きながら料金を聞いてみるとびっくり。とても高額なのです。世界有数の大ジャンプを諦めることにしました。

バンジーを断念した後、少ししてリビングストンの街に戻ったのでした。

ちなみにそれから6、7年後。この歴史的な橋から飛んだ女性のロープが切れて川に落ちたことをニュースが報じていました。女性は奇跡的に一命を取り留めたものの、海外での危険なアトラクションには特に注意が必要です。

 <「【世界一周の旅・アフリカ編 Vol.23】アフリカの大地にそびえる憧れの山への挑戦!」へ続く>
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ヴィクトリアフォールズ

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