新潟との県境に近い、長野県北安曇郡の小谷村(おたりむら)の山奥に素敵な温泉があります。「小谷温泉 奥の湯」です。
奥の湯には雨飾荘という温泉宿があるのですが、今日はその近くにある「雨飾高原露天風呂」についてご紹介します。
雨飾高原露天風呂は村営の温泉で、男女別々に露天風呂が1つずつあります。シャワーはもちろんのこと洗い場などはなく、岩で造られたお風呂と脱衣所があるだけのシンプルなものです。
脱衣所と言っても、私が利用した男性の方は衣類を置く棚がありその両脇についたてがあるだけの大変簡易なものです。女性の方は見えないようにはなっていますが、抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。入浴料は定まっておらず、寸志となっています。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、切り傷・やけど・慢性皮膚病・神経痛・慢性消化器病・痔疾などに効能があると言われています。
この温泉の一番の魅力はなんといってもワイルドさ。屋根も囲いもない岩風呂が森の中にぽつんとあり、お湯に浸かっていると自然との一体感を覚えて大変気持ちがいいものがあります。
抜群の開放感から、初めて会った見ず知らずの人とでも自然と会話が始り、話が弾みます。
私が訪れた時に話をしたのは兵庫住んでいる年配の方だったのですが、ここ数年、毎年のように関西から入りに来ているとのことでした。
雨飾高原露天風呂は訪れる多く方を満足させてくれる名湯ですが、日本百名山の雨飾山の登山口に近いので、特に登山をされた方におすすめです。
というのも、付近の日帰り温泉は営業時間が短く、山を登って降りてくるころには利用できない場所がほとんどです。その点、雨飾高原露天風呂は夜の21時まで入ることができ、登山後にゆっくりと浸かることができます。
温泉のお湯、炭酸水素塩泉は筋肉痛にも効能があるとされており、山登りの後に立ち寄れば登山の疲れを取ってくれると思いますよ☆
雨飾高原露天風呂情報
○営業時間: 午前10時~午後9時
○定休日: 期間中は無休
※冬季(11月下旬~4月中旬)は休業
○入浴料: 寸志
○アクセス:
【公共交通機関利用】
JR南小谷駅より村営バス(小谷線)に乗って「雨飾荘」で下車(所要時間約41分)。その後、徒歩1分。
【自家用車】
国道148号線の「小谷温泉口」の交差点を東へ。県道114号線を約30分ほど行くと雨飾高原露天風呂近くに無料駐車場(10台程度)あり。
○注意事項:
・洗い場はなし。
※情報は変更される可能性がありますので、ご利用される際には下記WEBサイトで確認をしてください。
小谷温泉 奥の湯「雨飾高原露天風呂」
参考WEBサイト
Text & Photo:sKenji
最終更新: