【静岡県側・富士山山開き】一度は挑戦してみたいゼロからの登山!

sKenji

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明日7月10日は静岡県側・富士山の山開きです!

静岡と山梨の両県にまたがる富士山では、今月1日に山梨県側が開山しており、静岡県側も開かれたことにより、いよいよ本格的な夏山シーズンを迎えます。

山頂への登山ルートとして、5合目からの富士宮ルートなど、4本の登山道がよく知られています。しかし今年、新たに整備されたルートがあります。

「富士山登山ルート3776」です。名称にある数値が示すように標高差3776m、海抜0mから山頂を目指すというロマンあふれる登山道です!

静岡県側でも開山を迎えるにあたり、新たに整備された富士山の登山ルートについて、富士市が作成したガイドマップを元に見たいと思います。

富士山登山ルート3776について

「富士山登山ルート3776」は、静岡県富士市が中心になって整備を進めた登山ルートで、明日7月10日からオープンとなります。

 【広報ふじ平成27年】富士山登山ルート3776 | 静岡県富士市
www.city.fuji.shizuoka.jp  

ルートの全長はおよそ42km。富士市・「田子の浦」の海岸を起点として、最初の約32kmは道路や林道を歩き、残り約10kmは登山道を登って山頂を目指します。

ガイドマップでは往路のみを3泊4日かけて歩き、復路については5合目からバスで移動することを推奨しています。

<富士市作成の「富士山登山ルート3776」ガイドマップ>

 富士山登山ルート3776ガイドマップ表面(富士市公式WEBサイト)
www.city.fuji.shizuoka.jp  
 富士山登山ルート3776ガイドマップ中面(富士市公式WEBサイト)
www.city.fuji.shizuoka.jp  

「富士山登山ルート3776」ガイドマップを見る

■1日目
スタート地点は「ふじのくに田子の浦みなと公園」と「富士塚」の2ヶ所があります。

「田子の浦みなと公園」は、田子の浦港の港湾整備工事で発生した浚渫(しゅんせつ)土砂を利用して作れた公園で開園時間は8:00~17:00。

公園へのアクセスは車の場合、東名富士ICからおよそ20分。電車ではJR東海道線吉原駅から約4km、徒歩約1時間、東海道新幹線の新富士駅からは約3km、徒歩約45分ほどです。公園には普通車約140台を停められる駐車場があります。

ふじのくに田子の浦みなと公園

「富士塚」へはJR東海道線吉原駅から約1km、歩いて15分ほどです。

実は、海から富士山頂への登山道はかなり古くからあり、富士市が整備した「富士山登山ルート3776」と概ね同じようなコースをたどる村山古道という修験者の道が平安時代にもつくられています。

富士塚は山頂を目指す登山の前に身のけがれを払う場であったと考えられており、海岸で禊(みそぎ)をしたのちに浜の石を持ってきて積んだのが由来だそうです。

富士塚

どちらから出発するかについては、スタート地点まで車で行かれる方は広い駐車場がある「ふじのくに田子の浦みなと公園」、電車で行かれる方は駅から近い「富士塚」が良いかと思います。ただし、いずれの場所も厳密に言えば海抜ゼロメートルではないので、海にタッチしてから出発することをお忘れなく(笑)

初日のコースは、富士市が作成したガイドマップでは「薬草湯の宿 よもぎ湯」までの12.4kmとなっています。この日のルートは全て街中を歩くので太陽が落ちて暗くなっても比較的安心して行動することができます。

そのため、日差しが強い夏場の日中を歩くよりも、日差しが少し和らいだ夕方から歩いた方がいいのではないかと個人的には思います。

途中にコンビニなどの店もあるので、食料などの心配はなさそうです。よもぎ湯ではバーベキューもできるので、グループで登山される方はバーベキューパーティーを開催して景気づけするのも良さそうですね♪

国土地理院の電子国土WEBによると、よもぎ湯の標高はおよそ330mほど。4日間のうちでは最も体力的に余裕がある区間だと思います。

 よもぎ湯公式ホームページ
yomogiyu.net  

よもぎ湯

■2日目
よもぎ湯から2日目の宿泊地である表富士グリーンキャンプ場までは、道路及び林道を歩く約15kmのコースです。途中にコンビニはなく、トイレの場所も限られているようです。

ガイドマップによると、トイレは出発してすぐの場所にある大淵公園以降は、天照教社までないようです。その距離は約9km、歩いておよそ2時間半ほどなので注意が必要です。

2日目の宿泊地、表富士グリーンキャンプ場の標高は約1140mほどになります。よもぎの湯との標高差は800mほどありますが、距離もあるので緩やかな登り坂が続くコースとなっています。

表富士グリーンキャンプ場の宿泊施設は5種類のコテージ、2種類のキャビンの他にキャンプサイトがあります。

場内には、バーベキュー設備のほかにダッチオーブン用テーブルもあります。バーベキューコンロやダッチオーブンのレンタル及び、それ用の食材も数種類用意されているので、手ぶらでも楽しむことができます。

なお、食材をお願いする場合は3日前までに予約が必要です(※インターネット予約の場合は4日前まで)。仲間と共にダッチオーブンを囲み、富士山麓での夜を楽しむのも魅力的ですね。

キャンプをしたい方には4人用のテントの他、ガソリンランタンやストーブ(※調理用のバーナー)、鍋などの道具のレンタルもあるので、こちらも手ぶらで楽しめますよ。

 表富士グリーンキャンプ場
www.omotefujigreen.com  

表富士グリーンキャンプ場

■3日目
表富士グリーンキャンプ場を出発すると、旧料金所ゲートまで富士山スカイラインを約5km歩きます。標高差はおよそ310m。時間にしておよそ1時間半ほどの距離だと思います。

旧料金所ゲートからはいよいよ山道です。この日の宿泊地である6合目の山小屋の標高は約2500m。旧料金所との標高差は約1050mになります。このあたりから徐々に傾斜がきつく(※特に後半区間)なってきます。

宿泊地について、ガイドマップでは6合目となっていますが、体力や翌日のスケジュール等も考えて、より標高の高い山小屋に宿泊するのもいいと思います。

しかし、上に行けば行くほど高山病の危険性も増えるので注意は必要です。泊まるならば、標高約3000mほどの7合目位までにしておいた方がいいかもしれません。

ちなみにシーズンの山小屋は大変混みます。1畳ほどのスペースに2名で寝るのは当たり前です。また、就寝時間がとても早いので18、19時以降はお静かに。

富士山6合目

■4日目
山小屋から山頂までは急な上り坂になります。登山用の靴やレインウェア、そして、フリースやダウンジェケットなどの防寒着は必須です。

登っている最中は落石に要注意です。高山病になる危険性も標高があがるにつれて高くなります。強い頭痛や吐き気を感じるようでしたら、無理はせずに下山すべきです。重度な高山病になると命を失う危険性もあります。

山頂に到着して体力と時間に余裕があれば、火口を一周するお鉢巡りがおすすめです。荒々しい火口の縁を歩くと自然の驚異を実感することができますよ!

山頂からの眺望を堪能した後はひたすら下山。ただし、けがは下り坂の方がおきやすいのでご注意を。5合目まで降りれば路線バスが出ています☆

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