岩手県大船渡市で「三陸・大船渡 第17回つばきまつり」が開催されています。会場は、大船渡市総合交流ターミナル施設「世界の椿館・碁石」です。
「大船渡 つばきまつり」詳細情報
大船渡のつばきまつりは、2014年1月19日(日)~3月23日(日)の期間で開催されています。開催場所は「世界の椿館・碁石」です。「世界の椿館・碁石」は、椿を展示する屋内施設としては、国内最大規模の施設であり、世界13カ国600種700本のツバキをみることができます。
期間中、ツバキの展示のほかに、「椿染めウールで糸を紡ごう」、「椿油搾油体験・椿油等販売」、「大船渡東高校太鼓演奏」、「フラダンス」、「つばきスイーツ販売」など各種イベント等も行われます。
世界の椿館・碁石のツバキは、2月から3月が最盛期です。
■「世界の椿館・碁石」情報
【場所】岩手県大船渡市末崎町字大浜280-1
【開館時間】午前9時~午後5時
【休館日】月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
年末年始12/29~1/3
※つばき祭り期間中(平成26年1月19日~3月23日)は、休館日なし。
【お問い合わせ先】0192-29-4187
【展示椿の種類】原種椿:和種5種 洋種20種
園芸種:和種460種 洋種115種
【アクセス】JR大船渡線・盛駅、三陸鉄道南リアス線・盛駅
⇒ (岩手県交通バス)サンリアショッピングセンター前
⇒ 碁石海岸行き 約45分 ⇒ 碁石海岸下車 徒歩1分
【駐車場】碁石海岸大駐車場(収容台数:大型10台、普通車100台)
大船渡とツバキ
ツバキは日本原産の花木で常緑の広葉樹です。ヤブツバキなどの原種のほか、交配された園芸種も含めると、その品種は世界中で数千種類あるとも言われています。
大船渡は、太平洋沿岸のヤブツバキ実取りの北限として知られ、市内のいたる所にヤブツバキが自生しています。「椿の里」とも呼ばれ、ツバキが市の花になっています。ツバキの開花時期は1月下旬から4月下旬までで、もっとも盛んに咲くのは3月下旬から4月上旬頃だそうです。
大船渡市末崎町の熊野神社境内にある、日本で一番古いツバキと言われる樹齢1,400年の「三面椿(さんめんつばき)」は有名です。
伊豆大島とのつながり
「大船渡 つばきまつり」会場の「世界の椿館・碁石」と、ツバキの島と言われる東京都の伊豆大島は、少なからぬつながりがあります。「世界の椿館・碁石」の関係者は、伊豆大島でツバキの栽培技術を学んでおり、「全国椿サミット」を通じて交流があるそうです。
伊豆大島は、昨年10月に台風26号により大きな被害を受けました。そのため「世界の椿館・碁石」では、支援のために伊豆大島のツバキを使った、つばき油、ジャム、染物、ハンカチなどの物産を販売し、売り上げの一部を義援金として、伊豆大島に送るそうです。
伊豆大島の物産の販売は、つばきまつり期間中の3月23日まで、行われるそうです。
お得情報
「世界の椿館・碁石」では、つばきまつり期間中に、下記の割引サービスを実施しています。
○市内宿泊施設、周辺店舗利用者の入館料半額サービス
・つばきまつり期間中に、大船渡市内の宿泊施設に泊まった方、
「世界の椿館・碁石」周辺のお店を利用した方は、「世界の椿館・碁石」の
入館料半額券がもらえます。
詳細は、つばきまつり実行委員会事務局にお問い合わせください。
■問い合わせ先
つばきまつり実行委員会事務局(大船渡市農林水産部農林課)
電話番号:0192-27-3111
○三陸鉄道・南リアス線「つばきまつり号」利用者の入館料半額サービス
・三陸鉄道が運行する「つばきまつり号」を利用された方は、
「世界の椿館・碁石」の入館料半額券がもらえます。
詳細は、下記WEBサイトをご覧ください。
周辺の見どころ
大船渡の魅力は「つばきまつり」だけではありません。その他の見どころも、ご紹介します!
○三面椿(さんめんつばき)
大船渡市末崎町・熊野神社境内にある樹齢1,400年、地際の幹囲8メートル、
樹高10メートルのヤブツバキ。ツバキとしては、日本一の古木と言われています。
地際から数本の支幹にわかれ、枝張が大きく壮大な樹形をなして毎年多数の花を
つけます。神社の創建時、境内の東・西、南の三面にツバキを植えたことから
「三面椿」と呼ばれ、北緯39 度付近という高緯度地帯のヤブツバキの巨木として、
非常に価値が高いと言われています。
岩手県の天然記念物に指定されています。
■三面椿情報
【場所】 末崎町字中森 熊野神社境内
【アクセス】・鉄道:JR大船渡線細浦駅下車、タクシーまたは岩手県交通バス
碁石線に乗り換え約8分
・路線バス:岩手県交通バス碁石線泊里バス停下車~徒歩2分
・自家用車:国道45号丸森信号を碁石海岸方面へ約10分
三面椿(熊野神社境内)
○碁石海岸
「国の名勝・天然記念物」、「日本の渚・百選」に指定されている、
大船渡市末崎半島の東南端約6kmの海岸線です。
穴通磯(アナトオシイソ)とよばれる、波の侵食作用で造られた
3つの大きな洞門をはじめ、乱曝谷(ランボウヤ)、雷岩(カミナリイワ)など
の自然が作り出した迫力ある景観が特徴です。
また、碁石海岸には「美しい日本の歩きたくなる道推進会議」が認証した、
「海と椿の碁石海岸をめぐる道」があります。
三陸海岸を代表する景勝地である碁石海岸と大船渡市の花「椿」をめぐる、
1周約7.5kmのコースです。
■碁石海岸情報
【アクセス】・鉄道:JR大船渡線細浦駅下車、タクシーまたは岩手県交通バス
碁石線に乗り換えて約15分
・路線バス:岩手県交通バス碁石線碁石海岸バス停下車すぐ
・自家用車:三陸縦貫道大船渡碁石海岸I.Cから約10分
碁石海岸
椿の里は今・・・
大船渡には「大船渡 つばきまつり」のほかにも、樹齢1,400年の椿の古木「三面椿」、国の名勝「碁石海岸」などの見どころがあります。また、新鮮な海の幸、ご当地グルメ、三陸の美酒を造り続けている酒蔵・酔仙酒造の工場もあります。
古来から日本人に愛されてきたツバキ、そして、三陸の食とお酒を楽しみに大船渡観光はいかがでしょうか。
今、椿の里は、最盛期を迎えています。
大船渡 つばきまつり会場「世界の椿館・碁石」
参考WEBサイト
Text:sKenji
最終更新: