12月26日という日

Rinoue125R

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この日亡くなった人たち

・1205年 相馬師常
福島県浜通り地方を所領とした武将・相馬氏の初代当主。千葉氏の一族として生まれ源頼朝の挙兵に参加し全国を転戦。家督を嫡男義胤に譲った後は、法然に弟子入りし熱心な信者になったと伝えられる。
いまも浜通り地方に浄土宗の寺院や祭りが伝えられることとの関わりも考えられる。そういえば沖縄のエイサーも、浜通り出身の僧・袋中上人が沖縄に伝えたじゃんがら念仏踊りが原形だった。関東、伊豆、東北、そして沖縄。さまざまな土地の人々のつながりをある意味象徴する存在のようにも感じられる。

・1890年 ハインリッヒ・シュリーマン
トロイの木馬の神話に魅せられ、トロイア遺跡を発見・発掘したドイツの考古学者。

・1960年 和辻哲郎
日本の哲学者。モンスーンと砂漠、牧場といった風土によって、そこに生まれる宗教や文化に違いがあることを論じた「風土」、奈良を旅した印象を記した「古寺巡礼」などは、日本文化論の基となった。

・1972年 ハリー・S・トルーマン
第33代アメリカ合衆国大統領。フランクリン・ルーズベルトが1945年4月12日に急死したのを受けて、副大統領だったトルーマンが大統領に就任した。原爆投下の承認、第二次世界大戦終結後の国際的な枠組みの構築、冷戦、朝鮮戦争などに深く関与した大統領となった。ミドルネームの「S」は具体的な名前ではなくイニシャルのみを示すという。

・1998年 白洲正子
薩摩閥の伯爵樺山家に生まれ、後に吉田茂の側近として活動する白洲次郎と結婚。日本の古典美に関する著書を多数世に出した。

・2003年 白井義男
プロボクサー。元世界フライ級王者。1952年、日本人として初めて世界王者の栄冠をつかみ、敗戦後の暗い世相の中で「希望の光」と呼ばれた。

・2004年 石垣りん
「くらし」「表札」「旅情」などで知られる詩人。

「くらし」

食わずには生きてゆけない。

メシを

野菜を

肉を

空気を

光を

水を

親を

きょうだいを

師を

金もこころも

食わずには生きてこれなかつた。

ふくれた腹をかかえ

口をぬぐえば

台所に散らばつている

にんじんのしつぽ

鳥の骨

父のはらわた

四十の日暮れ

私の目にはじめてあるれる獣の涙。

石垣りん「くらし」

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