歴史の中の11月19日
▼1493年 コロンブスが2回目の航海でプエルトリコに上陸
プエルトリコでの滞在は短く、11月中にはドミニカへ移動したと考えられるが、2回目の航海以降、コロンブスらの現地での残虐行為はエスカレートしていく。
▼1863年 リンカーンがゲティスバーグ演説
南北戦争の激戦地ゲティスバーグに国立墓地を奉献する式典で行われた、約2分間の短い演説だが、歴史的スピーチとして名高い。演説の文言は日本国憲法にも影響を与えたとされる。
▼1965年 佐藤栄作内閣が戦後封印されてきた赤字国債の発行を閣議決定
戦後のハイパーインフレで実質的に国家経済が破綻した反省に立って、赤字国債の発行を禁じ手としてきた日本政府が、敗戦から20年で禁を破った日。
赤字国債が財政法で禁じられているため、その発行のために「特例公債法」が制定されている。従来1年限りの特例として定められてきたが、2012年11月には2015年度まで自動的に赤字国債が発行できるような法律に改変された上で可決された。
発行すること自体が異常事態である赤字国債は、この国をどこへ連れて行くのだろう。
▼1985年 レーガンとゴルバチョフがジュネーヴで初めて会談
冷戦後初の米ソ最高首脳の会談が実現。アメリカ大統領ロナルド・レーガンと、ソ連最高指導者ミハイル・ゴルバチョフがスイスのジュネーブで会談し、核軍縮交渉、相互訪問などの共同声明を発表。ゴルバチョフは最高指導者に就任して8カ月。ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)を牽引していた。
▼1993年 環境基本法が公布される
この日が誕生日
◆1600年 チャールズ1世
イングランド、スコットランド、アイルランドの王。清教徒革命で斬首された。
◆1909年 ピーター・ドラッカー
オーストリア・ウィーンで生まれた経営学者。
◆1951年 松任谷正隆
長崎県佐世保市出身の作曲家、アレンジャー、自動車評論家。
この日亡くなった人たち
・1665年 ニコラ・プッサン
ローマで活躍したフランス人画家。ルーブル美術館の「アルカディアの牧人たち」「サビニの女の略奪」などが有名。
・2012年 宮史郎
兵庫県生まれの演歌歌手。音曲漫才ぴんからトリオとして自主制作した「女のみち」が420万枚の大ヒット。その後、デュオ、ソロとして活動を続けた。
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