地震や津波などの自然災害は人間の力で防ぐことはできません。また地震を予知することもできません。しかし、自然災害が発生した時に、どうやって身を守るのかを、事前に考え準備しておくことで、被害を食い止めることは不可能ではないはずです。
考えられる危険
・照明・音響設備・ステージの緞帳などの落下
・天井が崩壊する。ホールの高い場所からの落下物は小さなものでも大きな衝撃になる
・非常灯だけの暗い屋内で足を踏み外す。倒れた人につまづいて将棋倒しになる
・限られた避難経路に人が殺到して将棋倒しになる。圧死のおそれもある
天井が高いため、落下物に当たると、たとえ小さな物でも大けがをする危険があります。映画館や劇場などで地震に襲われたら、頭や首を中心に身を守ることを考えましょう。
また、停電によってパニック状態になったり、少ない避難経路に人が集中することで将棋倒しなどの危険もあります。暗い中を逃げなければならないというのは大変な状況ですが、何人かの人の冷静な声かけで、パニック状態に陥らずにすむケースもあります。揺れが収まってからの避難は、落ち着いて、まわりとできるだけ協調して行うように心がけてください。
地震の揺れから生き延びるポイント
・大きな揺れが発生した際には、座席で身を守ることを考える
・落ち着いて避難する。スタッフの誘導などがあれば、それに従う
・まわりに注意して、冷静に声を掛け合って避難する
・ペンライトなど小型の懐中電灯があれば役立つ。なければ携帯電話をライトにする
屋内にいるとき
鉄骨造のビルも傾きました。とくに1階が駐車場になっているピロティ構造の鉄骨ビルの被害は甚大でした。大地震では頑丈そうに見える建物でも大きな被害が発生します。
揺れを感じたり、緊急地震速報が流された時には、すぐに机の下にもぐりこみ、防災頭巾をかぶって身を守る。小学校に通っている人たちはそんな訓練を何度も繰り返していることでしょう。
屋外にいるとき
乗り物に乗っているとき
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