地震や津波などの自然災害は人間の力で防ぐことはできません。また地震を予知することもできません。しかし、自然災害が発生した時に、どうやって身を守るのかを、事前に考え準備しておくことで、被害を食い止めることは不可能ではないはずです。
考えられる危険
・目的地の空港が被災して着陸できなくなる
東日本大震災では、津波の被害を受けた仙台空港のみならず、羽田・成田などの空港も閉鎖され、多くの飛行機が新たな着陸先を探すことを余儀なくされました。震災発生時に飛行中で、羽田・成田の両空港に向かっていたものだけで86機あったといわれます。
空中にあった飛行機は、中部国際空港や関西国際空港、新千歳、福岡などのほか、横田基地、百里基地など米軍や自衛隊の飛行場まで利用して、全機無事に着陸することができました。
航空法では目的地までの燃料のほかに、5%~10%以上の燃料の余裕を持つこと、代替空港の上空で30分待機できること、など燃料の基準が定められていますが、14機が「緊急事態宣言」を出して優先的に着陸を行っています。
南海トラフなどで巨大地震が起きると、さらに多くの空港が閉鎖され厳しい状況になることも懸念されています。
地震の揺れから生き延びるポイント
・目的地以外に着陸することがありうることを理解しておく
・念のため、緊急着陸時の安全姿勢などをしっかり頭にいれておく
屋内にいるとき
マンション・アパート
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鉄骨造のビルも傾きました。とくに1階が駐車場になっているピロティ構造の鉄骨ビルの被害は甚大でした。大地震では頑丈そうに見える建物でも大きな被害が発生します。
学校
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揺れを感じたり、緊急地震速報が流された時には、すぐに机の下にもぐりこみ、防災頭巾をかぶって身を守る。小学校に通っている人たちはそんな訓練を何度も繰り返していることでしょう。
屋外にいるとき
乗り物に乗っているとき
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