四季咲きナデシコの花言葉 hometown_of 2018.06.09 3 2,193 0 彼女と彼女たちの物語 ☆★☆ 彼女たちは今日も咲く。昨日も一昨日も、去年も一昨年も、七年前にも咲いたように、明日も明後日も十年後にも。 ☆★☆ デジタルカメラの彩度調整が効かないくらいのコントラストで、色としてはピンクなのに、ルビーのように鮮やかで、まるでアンディ・
シロツメクサのお花畑 hometown_of 2018.05.25 2 3,088 0 陸前高田の復興住宅に暮らしているお母さんと話をしていて、ふとシロツメクサのことで盛り上がった。 盛り上がった話の前にふたつほど注釈をつけておく必要がある。「お母さん」とは呼ぶものの、お孫さんもいらっしゃるくらいだから、実は「おばあちゃん」と呼んでもいいくら
WILDLIFE in TOHOKU「タケノコ食べたのだ~れだ?」 hometown_of 2018.05.12 2 5,782 0 春はタケノコ、ようよう草木萌え初めし山路、先っぽ緑にて、しゅんしゅん伸びゆきたる、いとおかし 早咲きと遅咲きの桜の花が、ほとんどタイムラグなく次々に咲いて目を楽しませてくれる東北の春。タケノコの世界でも同様で、早春の孟宗竹、晩春の真竹、さらにはネマガリタケ
花の付け文 hometown_of 2018.05.14 2 2,772 0 山菜を探しに復興住宅の裏山に入ってうろうろしていたら、茂みの中に見たことのない美しい紫色の花。何なんだろうと近づいてよくよく見て気がついた。上の方から落ちてきた花びらなのだと。 見上げてみたらすぐそこに藤の花。山菜を見つけようと足許ばかり気にしていたから、
ツクシの花言葉知ってますか? hometown_of 2018.05.11 2 1,772 0 春の東北は山菜の宝庫。バッケ(フキノトウ)とかシドケ(モミジガサ)、ミズ(ウワバミソウ)、ウルイ(オオバギボウシ)、それからワラビやゼンマイなどなど、早春から晩春にかけての季節の進みに合わせて次々に山菜の食べごろがやってくる。 おばあちゃんたちやお母さんた
八重桜の花言葉 hometown_of 2018.06.09 1 2,365 0 背中の言葉 「そんなに愛でるようにして写真を撮ってくれてありがとう」 背後からの声に少なからず驚いた。気仙川の上流部、住田町の谷戸で見つけた見事な八重桜。ぽつりぽつりと小さな雨粒が落ちてくるような天気だったので、華やかな美しさや季節の移り変わりの勢いといった
枝垂れ桜の花言葉 hometown_of 2018.06.08 1 2,018 0 春に流れた松日橋 陸前高田市から太平洋に注ぐ気仙川を20kmほどさかのぼると住田町に入る。気仙川の中流から、そろそろ上流になるかなという辺りに、古くから伝わる木造の橋がかけられている。松日橋(まつびばし)という。 松日橋は「流されるように」つくられた橋。大雨で川
被災地だからこその新しい花言葉をつくろう hometown_of 2018.05.25 1 1,926 0 花言葉ってどのようにでき上がったのか? 誰かが決めたことなのか? 決まったのだとしたらどのようにして? 誕生花と花言葉を組み合わせることもすっかり定着した。何月何日の誕生花は何それ。で、その花の花言葉はうんぬんかんぬん。だからあなたの性格は。なんて真っすぐ見
リラの咲く丘 hometown_of 2018.05.15 1 2,469 0 この丘の上の公園ができたのはもう1年半も前のことだ。陸前高田市の高台移転場所として最初に整備が進められた「高台2」。公園はその造成地の北西の端にあたる。 高台2の宅地からさらに一段高く、頂上には携帯電話の基地局のアンテナがそびえ、その隣には気持ち好さそうな東屋