被災地のゴミと落書き iRyota25 2015.04.24 3 8,817 1 岩手県大船渡市にある大津波資料館「潮目」が、何者かによって破壊された。ドアや窓ガラスが割られ、中に展示していた被災時計も壊された。 津波資料館「潮目」が何者かに破壊された件 津波で集落のほとんどが流されて、酷い被害を受けた場所で、それも小学校の斜向かいの場所
【遺構と記憶】気仙沼向洋高校に刻まれた津波の記憶 iRyota25 2016.03.17 7 8,807 0 気仙沼向洋高校は20世紀最初の年、1901年に開校した宮城県立の高等学校。水産教育を中心に、地元の産業を支える人材を輩出してきた伝統校だ。 校舎は気仙沼市南部、リアス式海岸や潮吹岩で知られる岩井崎やお伊勢浜海水浴場の近くにあった。海岸からは500メートルも離れていな
GWにおすすめ。東京から日帰りで行く久之浜(PLAN-2) iRyota25 2013.03.29 4 8,787 1 被災地に行きたいけど、電車と徒歩で簡単に行ける場所はどこかにないかな? そんなご要望にお応えしましょう。東京から電車で2時間半の近場で、駅から歩いて被災地を見学できて、仮設商店街でたくさんお話を聞くことができる場所。それは、いわき市久之浜(ひさのはま)。 レ
震災記録写真 ~旧警戒区域のいま~ sKenji 2013.09.24 3 8,771 0 第3回福島視察ツアー(※1)に参加する。 今回で3回目を数える福島視察ツアーは、震災直後と変わらない福島の旧警戒区域を中心に見て回り、現状を共有することを目的としているとのことだった。 旧警戒区域とは、原発事故後に立ち入りが制限されていた区域のことで、福島第一原子
あたらしい石巻・体感リポート「花の芽をつなぐ運動」 iRyota25 2012.12.25 4 8,682 0 「電気ケトルは置いていませんか?」 すべてはその一言から始まった。石巻駅から歩いて数分の場所に建てられた仮設の商店街「石巻立町ふれあい商店街」。約20店が入居する商店街の一番奥まった場所で電器店、「パナックけいてい」を経営する佐藤秀博さん(地元の人たち呼び方
【遺構と記憶】気仙沼に打ち上げた大型漁船 iRyota25 2014.12.26 4 8,496 0 その船を最初に見た時の衝撃を忘れない。気仙沼の港沿いから鹿折駅方面へのカーブを左に曲がってほどなく、その船が見えてきた。津波被害を受けた建物の片づけが進み、残されたコンクリートの基礎くらいしか町の痕跡が分からない荒涼とした風景。コスモスと、あとはたぶん塩害
あたらしい石巻・体感リポート「花の芽をつなぐ運動」から壁画を眺めて街歩き iRyota25 2012.12.26 3 8,277 0 「花の芽をつなぐ活動」から石巻の街なかへ。壁画をめぐる散歩旅 震災後の石巻は壁画であふれています。もともと石ノ森萬画館へのルート沿いに、石ノ森マンガの登場人物のオブジェがたくさん設置されていて、石巻を訪れる人たちを楽しませてくれてきましたが、いまでは石巻の
救命講習受講レポート ~後編・救命処置~ sKenji 2013.11.29 1 8,110 0 「救命講習受講レポート ~前編~」では、「応急手当」について書きました。後編は「救命処置」について書きます。 救命講習受講レポート ~前編・応急手当~ 救命処置とは 「救命処置」とは、心臓や呼吸が停止したり、気道に異物が詰まるなど、命を失う危険性が高い人を救う
浄土ヶ浜で聞いた津波の話 ~前編~ sKenji 2014.06.10 2 8,008 0 海底の砂地が見える美しい海に、小島のような大きな岩が連なる風光明媚な海岸がある。岩手県宮古市の浄土ヶ浜だ。江戸時代のお坊さんが、この地の景色を見て「さながら浄土のようである」と感嘆したことから名づけられたと言われている。この美しい浜も津波によって、大きな被
東松島市大曲浜で正月の獅子舞披露 iRyota25 2014.01.10 5 8,006 1 東日本大震災で町のほぼすべてを失った東松島市大曲浜。この浜で300年以上伝えられてきた獅子舞が2014年1月2日、市民たちの前で披露された。 鎮魂と未来への祈りを込めて獅子舞を舞ったのは、 もちろん、大曲浜獅子舞保存会の面々だ。 玉造神社 獅子舞を奉納し続けてきた玉造
戦争の足音の中にあった昭和三陸津波 iRyota25 2016.02.26 3 7,981 0 1933(昭和8)年3月3日午前2時31分――。 その時刻、三陸一帯はうっすら小雪に覆われ、氷点下10度前後の厳しい寒さのなかで寝静まっていた。そこに突如として襲ってきた震度5の強震であった。 「人々は夢もなかばに驚いて起き出て、あるいは陰惨の空を仰いで、あるいは海を臨ん
陸前高田のベルトコンベアは「希望のかけ橋」 iRyota25 2015.01.21 3 7,904 1 みんなの家から遠望した陸前高田の巨大ベルトコンベア。近くから見ると本当に巨大。 JR大船渡線のBRT「奇跡の一本松」バス停や、一本松への駐車場「一本松茶屋」のすぐ近く、迫ってくるようにそびえ、手足のように長い長いベルトコンベアを伸ばしている。 一本松茶屋は巨大な
「校庭」のない中学校 iRyota25 2017.02.11 3 7,876 0 以前このページで、陸前高田市立高田東中学校の新校舎のことをお伝えした。震災後に合併して誕生した東中が、今年の3学期から新校舎での授業を始めたこと、その竣工式で校長先生が、「この春入学する新中学1年生たちはこれまで校庭というものを知らない子どもたちなのです」と
2015年3月19日 今日の東電プレスリリース fnp1monitor 2015.03.20 0 7,688 0 1号機炉心に核燃料なし。メルトスルーが視覚的に確認される 3月19日(木曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている現状を考えます。 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成2
【熊本地震の風景】支援物資は足りているのか? iRyota25 2016.04.26 2 7,458 0 [熊本大地震]熊本市など、支援物資受け入れを中断 この度は、多くの企業や団体、個人の皆様方に、様々な救援物資をいただき、誠にありがとうございます。 本市では、皆様方からいただきました救援物資を必要とされているところにお届けするため、全力を挙げているところでご
東日本大震災からまもなく3年 ~前編~ sKenji 2014.03.10 2 7,451 0 国内観測史上最大規模となった東日本大震災から、明日で3年がたちます。 復興の遅れが指摘されるなか、同時に震災の風化も懸念されています。 3月11日をむかえる前に、もう一度震災があった、あの年を振り返りたいと思います。 平成23年3月11日14時46分、東日本大震災発生。
新沼暁之さんを推す(11月28日更新) iRyota25 2013.11.07 5 7,410 1 やっぱりグラウンドもソーラーだ! 大船渡にベースを置きながらも、東北沿岸部はもとより全国各地を駆けて、災害復旧や遺骨・遺品の捜索、そして街灯のない被災地でのソーラー照明設置といった活動を続ける熱い人、新沼暁之さん。 11月、震災でグラウンドには仮設住宅が建設さ
かさ上げされた盛土の上の別世界 iRyota25 2016.06.20 4 7,402 0 津波被害を受けた地域では、これから先の津波災害に対処するため、各地でかさ上げ工事が進められている。かさ上げとは、他の場所から土を持ってきて土地を高くすること。大げさな言い方をすれば、高い所から低い場所へという自然の摂理に抗って行われる、人類ならではの地球改
「復興が進んでいると言いたくても言えない」国道6号線の風景(2016年11月) iRyota25 2016.12.23 3 7,398 0 道は必ずどこかにつながっている。どこかに続いているからこそ道だともいえる。どこかとどこかを結ぶ道は別の道ともつながっているから、大げさな言い方をすれば、道をたどっていけば日本中どこへでも行けるということになる。海路や空路も考慮に入れれば、世界中が道でつなが
2015年9月9日 今日の東電プレスリリース fnp1monitor 2015.09.10 0 7,386 0 9月9日(水曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている現状を考えます。 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年9月9日 【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイ
永崎海岸で出会った5人の若者 sKenji 2013.09.02 12 7,325 4 福島県いわき市の永崎海岸。写真を撮るために車を降りる。 海岸では、バーベキューをしている若者もいれば、浜辺でくつろいでいる人もいる。 写真を数枚撮り、車に戻ろうとした時だった。 若い男女5人グループがスーパーの袋に、散らかっている花火の燃えカスや割れた瓶の破片
津波警報発令。その時わたしはどう行動したか iRyota25 2016.12.24 2 7,254 0 その朝、わたしは仙台市の隣の多賀城市にいた。前の日に鹿島神宮で「どうかこれ以上、地震や天災で人々が苦しみませんように」と願をかけた後、歌枕として有名な「末の松山」の写真を撮影するために、多賀城で夜明けを待っていた。 三十六歌仙の一人清原元輔が詠んだ「契りき
速報!石ノ森萬画館ReOPEN!(2012年11月17日) iRyota25 2012.11.17 3 7,173 1 震災から1年8カ月。石巻の町おこしの拠点が再オープン ついに“マンガの町・石巻”の象徴、石ノ森萬画館がリ・オープン。セレモニーには漫画家・石ノ森章太郎が生み出したヒーローたちも駆けつけた。一歩前に立つのは石巻のローカルヒーロー「シージェッター海斗」(石ノ森氏の
2016年2月3日 今日の東電プレスリリース fnp1monitor 2016.02.04 0 7,166 0 2月3日(水曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている状況を考えます。 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成28年2月3日 【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイ
【遺構と記憶】女川・江島共済会館がほぼ解体される iRyota25 2015.01.07 5 7,131 0 年末年始の休暇中、久しぶりに訪れた女川の町で驚いた。女川町立病院(現・地域医療センター)の駐車場から道を隔てた目の前にあった、津波で倒されたビルの姿が消えていたのだ。 12月11日から始まった解体工事は、年末の時点でこの進捗状況。すでにビルがあったとは思えない