除染から3年後、トン袋の中身はどうなっているか。 iRyota25 2013.07.11 3 5,129 0 暗闇の中から、大きな黒い塊の群れがヘッドライトに照らされて現れる。 それは道沿いに並べられたトン袋。 福島県双葉郡川内村、日没後の国道399号。集落の道路脇に、除染で出た廃棄物がずらりと並べられていた。おそらくは、搬出先が決まるまでとの条件で。 たくさん入る。ク
インタビュー「被災地の明暗」浪江町請戸地区 iRyota25 2013.09.10 2 1,767 0 静岡県浜松市で、被災地からの避難者同士の連携と情報発信、さらに東北と静岡をつなぐ活動を行っている「はままつ東北交流館」。館長の佐藤大(だい)さん自身、東京電力の第一発電所で勤務中に被災された方です。 震災から2年半近くが経過し、被災地の実情を伝えるメディアは
ガレキと呼ばないで(あの電柱との再会) iRyota25 2013.06.14 3 2,834 0 クローバーが咲き乱れる陸前高田の町なかで、あの電柱と再会した。 初めて会った4月には、周囲は寒々しい景色が広がっていたが、シロツメクサが白い花を咲かせているだけで印象が少し違って見える。 2カ月ほどの間で変化したことといえば、日中ならそろそろ半袖でも過ごせるか
時間が止まった町・富岡町 ~その1~ sKenji 2013.06.28 3 1,989 0 富岡町へ 6月22日朝、震災の復興支援を行っている団体、はままつ東北交流館館長の佐藤大さんと取材先でお会いした。 佐藤さんは双葉町出身で、現在は静岡県浜松市で避難生活をしながら震災復興支援活動をされている。 当初のスケジュールは、楢葉町などを中心に取材する予定だ
息子へ。被災地からの手紙(2013年6月23日) iRyota25 2013.07.02 3 2,816 0 2013年6月23日 福島県いわき市久之浜→静岡県伊豆の国市 震災で負った被害が、そのまま2年以上放置されていた富岡町から、楢葉町、いわき市の久之浜、薄磯海岸、豊浜とまわって帰った翌日の朝――。 父さんは、久之浜からやってきた小学生たちが乗るバスに手を振って、お見送りし
ガレキと呼ばないで(富岡町の町なかで見たもの) iRyota25 2013.07.10 2 2,773 0 がらんとした住宅造成地の真新しい道の先に、ガレキの仮置き場がありました。 富岡町は、今年の3月まで警戒区域として立入が厳しく制限されてきたため、被災した建物やクルマなどの撤去はまだほとんど手付かずです。 津波の被害を受けた建物が点在するだけの平面的な空間には
【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント」 iRyota25 2014.02.20 3 39,454 0 みんなで見つめ続けて、事故なき廃炉を実現したい このページでは、日々更新されている東京電力の「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」から、新規事項を抜粋します。たとえば「増設多核種除去設備」について直前に登場したのがいつだったか知りたければ、ブラウザ
息子へ。被災地からの手紙(2013年3月7日) iRyota25 2013.03.13 1 1,684 0 2013年3月7日の福島県双葉郡楢葉町 今回のいわき取材の宿泊場所は広野町。この2月オープンしたばかりの、復興特需対応型の簡易なホテル。広野町なんていうと、放射能は大丈夫なの?と心配かもしれないけれど、思った以上に低い。屋外で0.18μsv/hくらい。久之浜で0.14、いわき
東日本大震災・復興支援リポート 「哀しい黄金色に一縷の望み」 iRyota25 2012.11.09 3 1,999 0 2012年10月19日の楢葉町 いわき市から海岸沿いに国道6号線を北上すると、一見のどかな田園風景に思える光景が広がる。 しかし、ここは福島第一原子力発電所から20キロ圏のさらに内側だ。 写真:奥野真人(株式会社ジェーピーツーワン) かつて警戒区域のゲートがあった広野町J
「なんとかお店を!」の声に応えるため、被災地第1号となる仮設商店街オープンに奔走 iRyota25 2013.01.22 2 2,416 2 住民がいなければ商店は成り立ちませんが、お店がなければたとえ住宅だけが整備されても人々は戻ってきません。津波によって町の中心部が壊滅的に破壊された上、原発事故の影響で多くの住民がいまも町を離れている久之浜。しかし、この町の「浜風商店街」は、被災地で最初にオ
震災記録写真 ~旧警戒区域のいま~ sKenji 2013.09.24 3 8,771 0 第3回福島視察ツアー(※1)に参加する。 今回で3回目を数える福島視察ツアーは、震災直後と変わらない福島の旧警戒区域を中心に見て回り、現状を共有することを目的としているとのことだった。 旧警戒区域とは、原発事故後に立ち入りが制限されていた区域のことで、福島第一原子
東北、この一枚。(10)国道から見える福島第一原発 iRyota25 2013.09.26 3 5,917 0 福島第一原発の写真と言えば、爆発で破壊された各号機の凄惨な姿や、いまも構内に残る津波の瓦礫、さらには汚染水漏えいが大問題になっている仮設タンク群などを想像するかもしれないが、そういう光景は、ウルトラ特別な許可を得た極々一部の人にしか見ることが許されていない
震災記録写真・富岡町から南へ ~その2(久之浜)~ sKenji 2013.07.04 2 1,749 0 楢葉町から久之浜へ (2013.6.22) 楢葉町からいわき市久之浜地区に移動する。 車を降りて最初に目についたのは、家の基礎部分だった。今朝から見てきた震災の爪痕だった。薄曇りの天気がさらに圧し掛かってくるようだった。 海岸線を歩いてみた。女子学生が二人いた。 学校帰
東日本大震災・復興支援リポート 「草の生えた瓦礫の山」 iRyota25 2012.11.09 1 2,061 0 いわき市から太平洋沿いに国道6号線で北上すれば、南相馬市までは2時間ほど。それが原発事故で立ち入りできない部分があるせいで、大きく内陸部を迂回しなければならない。いわきから郡山へ。郡山から国道4号を本宮、二本松と北上して、福島市に入ったあたりから川俣町、飯舘
廃炉に向けて、モックアップ施設がオープン iRyota25 2015.11.02 0 1,805 0 日本原子力研究開発機構(JAEA)が楢葉町に建設していたモックアップ試験施設で、10月19日開所式が行われた。地元の福島民報1面には、バーチャルリアリティによる作業訓練施設の写真が大きく取り上げられた。 開所式には安倍晋三首相、高木毅復興相、馳浩文部科学相、内堀雅雄
カレイ、ヒラメ、エイ…福島第一原発20km圏で獲れた魚の放射能、この資料が意味しているのは? fnp1monitor 2015.09.11 0 2,099 0 東京電力は「魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>」という資料を発表している。測定に1カ月近い時間を要するストロンチウム-90の値も含む詳細なデータだ。発表されたデータではストロンチウム-90の値は意外なほど低いのだが、逆にセシウム-134と137
[21世紀 日本の風景]原寸大の原発模型 iRyota25 2015.09.10 0 2,156 0 ここは福島県双葉郡楢葉町の「道の駅ならは」。Jヴィレッジのほど近くにあり、なんと温泉まで併設されていた地元の人たち自慢の施設でした。現在の「道の駅ならは」についてのお話は別の機会に譲るとして、今回注目していただきたいのは、駐車場の南南西方向に見えるこれ。 駐
2014年11月7日 今日の東電プレスリリース iRyota25 2014.11.10 0 1,716 0 11月7日(金曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発の現状を読んでいきます。 福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年11月7日 【まとめ】今日の東電プレスリリース「ここがポイント
楢葉町のクレーン転倒現場写真が公開される iRyota25 2014.06.02 0 4,449 0 転倒した100tクレーンがどんなものなのか、われわれ一般人には想像がつかないと書いていたら、翌13日に現場写真が公開された。 かなりデカいクレーンです。クレーンが倒れたほかに、大きな被害がなくて良かったと思います。 原因や責任がどのように求められるのかは不明ですが
2014年5月12日 今日の東電プレスリリース iRyota25 2014.05.13 0 1,814 0 風速5メートル前後だった楢葉町の資材ヤードで100tクレーンが転倒。原子炉建屋1階の高所調査ロボットによる作業は予定変更か? 5月12日(月曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点を中心に読み解きます。 福島第一原子力発
夕方の地震について、東京電力の発表 iRyota25 2014.04.14 0 1,453 0 4月13日の18時16分、福島県沖を震源に発生したマグニチュード4.9の地震についての東京電力の対応です。 気象庁|地震情報「平成26年04月13日18時19分 気象庁発表」 報道関係各位一斉メールとして情報が発表されました。 本日(4月13日)午後6時16分頃、福島県沖を震源とする
息子へ。被災地からのメール(2012年10月19日) iRyota25 2012.11.05 0 1,735 0 2012年10月19日◆久之浜(福島県いわき市) 東日本大震災で被災した地域への出張は今回で8回目。父さんが留守の間、ちょっと寂しいかもしれないが、毎日がんばってることと思います。 これから出張する時には、会社への報告とは別に、きみにも被災地のことを書いて送ることにし