5年くらい前の話です。近所でもらってきたムカゴを、幼稚園児の長男が家の裏庭に埋めました。
2年前にムカゴを掘りだしてみたところ、立派な自然薯が育っていてビックリしました。その時から、いつか畑を借りることができたら自然薯栽培をやってみようと実ったムカゴを種用に保存していました。
昨年、ようやく念願の畑を借りられたこともあり、今年から本格的に自然薯栽培にチャレンジしてみることにしました。
種イモづくり
どうせやるなら種イモからではなく種から自然薯を育ててみようと、ムカゴからの自然薯づくりにチャレンジすることにしました。
予定では、種イモができるまでに約2年。自然薯の収穫までに約3年。かなり長期戦です。
こちらは裏庭で採れたムカゴたちです。
上のムカゴが新1年生。
一本だけおそらく今年3年生になる種イモが混ざっていましたが、新1年生たちと一緒に栽培してみます。
底が浅いとまっすぐ成長できないため、バケツ容器は底が深いものを使用しました。妻曰く、バケツの底は枯草を敷くことで水はけをよくできるそうです。
植え付け後にいつものDIYの先輩から、
「塩ビ管を使えば底が深くてまっすぐな容器が簡単に安く作れるね」
とアドバイスをいただきました。
これには、「なるほど!」と目からウロコが落ちてしまいました。
長男が、芽が出ていたムカゴを庭から採ってきてくれました。
こちらも一緒に畑で栽培します。
ムカゴからこんなに小っちゃい芽が出ていました。
芽が出ている方を上にしてムカゴたちをぎっしりセット。
土を被せたら植え付け完了!
自然農法ということで肥料などは使ってません。自然の力におまかせです。
「無事に種イモが実りますように」と、長男が4つ葉のクローバーを2つ見つけてきて飾ってくれました。
自然薯の思い出
最後に長男がツル誘引用の支柱を取り付けてくれました。
あとは、秋まで種イモが無事に実ることを祈るのみです。
自然薯というと、自分が子供のころ、父が山から掘ってきた自然薯で祖母がとろろ汁を作ってくれた記憶が蘇ります。母がサバの味噌汁を作り、祖母が自然薯をすりこぎで擦りおろし、自分がだし汁を入れるお手伝い。
このすりこぎには熟練の技術が必要で、祖母が不動のポジションを確立していました。懐かしい思い出です。
ところで、我が家の住んでいる地域ではとろろ汁は椎茸出汁が定番のようですが、実家はなぜかサバ出汁でした。山間部は椎茸、海辺はサバが多いんでしょうか。
とりあえず、3年後には自然薯が食べ放題の予定です!
そのころには、とろろ汁が大好きな長男も中学生になっています。
食欲旺盛で育ち盛りな長男のためにも、自然薯栽培を成功させたいと思います!
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