3月11日に灯すキャンドル作り-2020-

pamapama

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もうすぐ3月11日。東日本大震災から丸9年が経とうとしています。

ことしも、震災で亡くなった方や遺族の方、被害に遭われたすべての方に思いを重ねて灯すためのキャンドルを作りました。

新素材、登場。

今回新たに採用されたのは「ジェルキャンドル」。「湯せんにかけて溶かし、冷やして成形する」のはいつもと同じですが、いわゆる普通のロウと違って「ぷるぷる」なため「削る」という作業は不要。手でちぎれば簡単に細かくできます。

さっそく透明のかたまりのままの原料を手でちぎり、小鍋に入れて湯せんにかけます。最初からとてもやわらかいのですぐにでも液状になると思ったのですが…

意外に溶けない…

思いのほか、なかなか時間がかかります。「すぐ溶けそう」と甘く見てちぎり方が小さかったのと、小鍋(というかボウル)が深いからか、ボウルの表面に近い部分以外の温度が上がりにくかったのかも知れません。

ならばせめて表面積を大きくしようということでジェルをより細かくちぎってみたのですが、やはりボウル表面から遠い部分は溶けにくいです。次回はもっと平たい小鍋にしたほうが良さそうです。

ぜんぶ溶けるのを待っていられないので、溶けている部分から「型」に流し込みます。なるべく気泡がないようにしたかったのですが、うう、入っちゃってますね。速く溶かしたくて混ぜちゃったのが良くなかったようです(+_+)

流し込んだ直後に専用の着色料を数滴たらしてひと混ぜ。これで色や模様をつけることができます。ことし選んだ色はブルーです。

冷えたら型から取り出します。やわらかいのにキレイに型から剥がれてくれて、とても取り出しやすいです。

固まってもジェルジェルでぷるぷるなので、ハサミで角を切っていきます。

あとはお好みのままに。ライター等であぶればハサミで切った角が溶けて丸まってくるので、より優しいぷるぷる感を演出できます。「おいしそう!」という声があちこちから聞こえますが、もちろん食べれません。

ぷるぷるやわらかいことのメリットは見た目だけではありません。「芯を通すのが楽」なのです。固まってからでもつま楊枝などで簡単に穴をあけることができますから、そこに芯を通せばほら、可愛くて美しいジェルキャンドルたちのできあがりです。

溶かす段階で色を入れるという「ズル」もしてみました。
溶かす段階で色を入れるという「ズル」もしてみました。
原料をちぎってそのまま使うという「ズル」も(手前の無色透明なもの)。
原料をちぎってそのまま使うという「ズル」も(手前の無色透明なもの)。
できあがりました!
できあがりました!

3月11日、このキャンドルに火を灯します。

わたしたちJP21は、東北を想い続けます。

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